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1990年春、ボストンのガードナー美術館から美術品13点、アメリカ史上最高額5億ドルが盗まれた。盗まれたのはドガ、マネ、レンブラント、そして遺されている作品がたった35作しかない光の魔術師フェルメールの1作、『合奏』...。
17世紀オランダの画家ヨハネス・フェルメールの作品のうち『合奏』のみ、この18年間世界で誰も目にすることができずにいる。犯人はコレクターか、テロリストか、IRAか?500万ドルの懸賞金がかけられたが、情報は得られるのか?本作はフェルメールの盗まれた名画『合奏』を追う絵画探偵ハロルド・スミスのドキュメンタリーである。
【絵画探偵ハロルド・スミス】
50年以上にわたって、ロンドンのロイズ、アメリカ他各国の保険会社の代理人を務めてきた。フェドーラ帽にアイパッチという出で立ちで、世界の個人コレクターともかかわり、アメリカ史上最大の金塊盗難事件、レンブラントの贋作事件や美術館の名作盗難事件とかかわっている、世界でも有名な絵画探偵である。
☆2008年12月14日まで東京都美術館(上野)において[フェルメール展]開催中
出展作品:『マルタとマリアの家のキリスト』、『ディアナとニンフたち』、『小路』、『ワイングラスを持つ娘』、『リュートを調弦する女』、『ヴァージナルの前に座る若い女』、『手紙を書く婦人と召使』
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