『ハンコック』 HANCOCK 配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント オフィシャルサイト: http://www.sonypictures.jp/movies/hancock/ 公開日:2008年8月30日 丸の内ピカデリー1ほか全国ロードショー
ウィル・スミス シャーリーズ・セロン ジェイソン・ベイトマン エディ・マーサン ジェイ・ヘッド デヴィッド・マッティ
2008/アメリカ/シネマスコープ/SDDS、SRD、SR/92分
ヒーロー映画といえば、アメコミが原作か、シリーズものばかりだった近年のハリウッド映画界に、まったくオリジナルの新キャラクターが登場した。その名は「ハンコック」。そして演じるのは、ウィル・スミス。 超人的&破壊的なハードアクションを披露しながらも、そのキャラは妙にだらしなくて人間的。スーパーヒーローらしからぬファッションも含め、ハンコックを形成するすべての要素がウィル本人の魅力とシンクロしている。 監督は「キングダム/見えざる敵」のピーター・バーグ
ロサンゼルスで武装強盗が発生ー。道端のベンチで寝ていたジョン・ハンコックが通りがかりの少年に起こされる。ハンコックはハイスピードで空を飛び、犯人たちの車に追いつくと、その車をロサンゼルスでも有名なビルのてっぺんに串刺しにしてしまう。こうして凶悪事件を解決しても、街には大損害を与えてしまうのが、ハンコックの日常だ。スーパーヒーローの過激な行動には、市民の評判もガタ落ちの一方。 そんなとき、ハンコックに命を助けられた、PR会社で働くレイは、ハンコックのイメージアップのためのPRを買って出る。これまで街に与えた損害を謝罪し、一度刑務所に入って罪を償った後に社会復帰すれば、正義のヒーローとして尊敬されるという計画を発案。ハンコックは、渋々刑務所に服役する。かつてハンコックに捕らえられた服役囚にも囲まれながら、彼はスーパーヒーローとしての模範的な言動を学ぶ意欲をみせ始める。 一方、ロサンゼルスの街では、ハンコックが現れないのをいいことに、凶悪犯罪が急増していた。人質とともに立てこもった銀行強盗事件が勃発したことで、ついに警察署長はハンコックに協力を要請する。刑務所を飛び出し、たちまち事件を解決するハンコック。そこには、まだぎこちないものの、礼儀正しさを身につけた彼の姿があった。 スーパーヒーローとしての名誉を回復し始めたハンコックは、レイと彼の妻メアリーに自分の過去を語り始める...。