パーカー・ポージー メルヴィル・プポー ジーナ・ローランズ ドレア・ド・マッテオ ジャスティン・セロー ピーター・ボグダノヴィッチ
監督・脚本:ゾエ・カサヴェテス 撮影:ジョン・ピロッツイ 編集:アンドリュー・ワイスブラム 音楽:スクラッチ・マッシヴ
2007/アメリカ・日本・フランス/ヴィスタビジョン/ドルビーSRD/98分
父にジョン・カサヴェテス、母は大女優ジーナ・ローランズ、兄が映画監督ニック・カサヴェテスといった映画界のサラブレッド、ゾエ・カサヴェテスの監督デビュー作。 主演はインディペンデント映画界に欠かせない女優、パーカー・ポージーと、フランソワ・オゾンの「僕を葬る」に主演したメルヴィル・プポー。二人が大人の男女の距離感を自然体でリアルに演じる。ジーナ・ローランズも、主人公の母親役で出演。 ニューヨークとパリの街並みが随所に彩りを添えた、等身大のラブストーリー。
ノラ・ワイルダー、ホテルで働く30代独身女性。親友は結婚し、母親はことあるごとに彼女を心配する。そして男性と付き合おうとすれば失敗ばかり。そのままの自分を愛してくれる人に出会いたい、でももう本当に愛し愛されるパートナーには出会えないかもしれない...。そんな揺れ動く気持ちさえ、日常にかき消されてしまう。 ある日、フランス人のジュリアンに出会う。情熱的で積極的な彼に惹かれながらも、失敗して傷つくことを恐れ、距離を置こうとするノラ。そしてやっと自分の気持ちに気づき始めたとき、ジュリアンはパリへ帰ることに。一緒に来ないかと誘われたものの、ノラには今のすべてを捨てる決心がつかなかった。 ジュリアンが去り、心にぽっかりと穴が開いてしまったノラは...。