(c)2008 Warner Bros. Entertainment Inc.
BODY OF LIES 配給:ワーナー・ブラザース映画 公式サイト: http://wwws.warnerbros.co.jp/bodyoflies/ 公開日:2008年12月20日 丸の内ピカデリー1ほか全国ロードショー
レオナルド・ディカプリオ ラッセル・クロウ マーク・ストロング ゴルシフテ・ファラハニ オスカー・アイザック サイモン・マクバーニー
アラン・アブトゥブール アリ・スリマン
監督:リドリー・スコット 脚本:ウィリアム・モナハン 原作:デヴィッド・イグネイシャス 撮影:アレクサンダー・ウィット 編集:ピエトロ・スカリア 音楽:マルク・ストレイテンフェルト
2008/アメリカ/シネマスコープ/ドルビーデジタル、DTS、SDDS/128分/PG-12
自分がついた嘘で、誰かが救われることもある。 ここに、誰かを救うどころか、その嘘で、世界を救おうとしているとんでもない男たちがいる。 彼らの目的は、地球規模の破壊を企む爆破テロ組織のリーダーを捕まえること。 正体不明のその男を罠にかけるには、敵だけでなく、味方をも欺き通す、最高の「嘘」をつかなければならない。 そのとき嘘は、正義すら超えた、希望になる。何の役にも立たないモラルを破り捨て、嘘に命を賭ける男たちが、熱き頭脳戦を繰り広げる世界─、 それが、ワールド・オブ・ライズ(嘘の世界)だ! 本作は、ベテラン・ジャーナリストのデイヴィッド・イグネイシアスの小説「Body of Lies」に基づいている。「ウォール・ストリート・ジャーナル」紙で10年にわたり、CIAと中東問題を取材し、その後、「ワシントン・ポスト」紙に移籍したイグネイシアスは、現在は同紙でアソーシエイト・エディターとコラムニストを務めている。
CIA本部に勤めるエリート局員、エド・ホフマン。彼の指令で、どんな危険な現場にも潜入する工作員、ロジャー・フェリス。 彼らの任務は、爆破テロ組織のリーダー、アル・サリームを捕まえること。イラクで活動中のフェリスと助手のバッサームに、自爆テロを命じられたニザールという組織の男が、情報提供を申し出る。同志に向けて犯行計画を語るサリームの最新映像だ。フェリスはニザールの保護を要請するが、ホフマンはあっさり却下。ニザールを泳がして誰に殺されるか確認しろと命じる。拉致されかけたニザールから自分の身元が漏れるのを阻止するため、結局はフェリスが彼を殺す。 アジトに乗り込んだフェリスを待っていたのは、激しい銃撃戦だった。資料を奪ってバッサームの車に飛び乗るフェリス、猛スピードで追いかける組織のジープ、空から応援に急ぐ軍用ヘリ、容赦なく発射されるミサイル砲...。 数日後、病院で瀕死の状態から目覚めたフェリスの皮膚にめり込んでいたのは、バラバラに砕け散った相棒、バッサームの骨だった。彼の遺族への補償を、ホフマンは冷たく却下。そして、フェリスにヨルダン行きを命じる。彼が奪った資料から、アンマンにあるサリームの隠れ家が発覚したのだ。 フェリスはヨルダン情報局(GID)の責任者、ハニ・サラームに協力を仰ぐ。ハニは油断のならない超一流の工作員だが、アラビア語に堪能で頭が切れるフェリスをひと目で気に入る。フェリスもまた、ハニに最上級の敬意を表し、ホフマンの命令に背いて情報を提供する。 だが、ハニとフェリスの信頼関係をブチ壊したのは、ホフマンだった。ハニのスパイになった組織の戦士カラーミをアメリカ側で利用したいと考えたホフマンは、フェリスに黙ってカラーミ誘拐を企てたのだ。裏工作は失敗し、せっかく掴んだ隠れ家は組織によって燃やされ、フェリスはハニから国外退去を宣告される。 フェリスは、激怒した。これ以上、部下をコマのひとつとしか考えない勝手な上司に従うのはゴメンだ。現場を知らない上司の、頭だけで考えた作戦にもウンザリだ。フェリスは自らの豊富な経験から、前代未聞の危険かつ大胆な作戦を思いつく。それは敵を罠にかけるために、味方はもちろん、世界中の人々さえも欺く完璧な嘘だった...。