『紀元前1万年』 10,000 B.C. 配給:ワーナー・ブラザース映画 オフィシャルサイト: http://wwws.warnerbros.co.jp/10000bc/ 公開日:2008年4月26日 丸の内ピカデリー1ほか全国ロードショー
カミーラ・ベル スティーブン・ストレイト クリフ・カーティフ ジョエル・ヴァーゲル オマー・シャリフ (ナレーター)
監督:ローランド・エメリッヒ 脚本:ローランド・エメリッヒ ハラルド・クローサー 撮影:ウエリ・スタイガー 編集:アレクサンダー・バーナー 美術:ジャン=バンサン・ピュゾ 音楽:ハラルド・クローサー トマス・ワンダー
2008/アメリカ/シネマスコープ/SR, SRD, DTS, SDDS/109分
(c) 2008 Warner Bros. Entertainment Inc.
ローランド・エメリッヒ監督が今度は紀元前1万年の過去に照準を合わせた。『インデペンデンス・デイ』ではホワイトハウスを爆破させ、『デイ・アフター・トゥモロー』では巨大な波を創るなど、これまでつねに視覚効果の可能性を広げてきた。そしてテクノロジーは日々進化を続け、本作でも彼は望みどおりに想像力を解き放つことができた。 本作でもっとも大がかりな作業のひとつに、マンモス、サーベルタイガー、恐鳥など、古代の生物たちを創るということがあった。エメリッヒ監督はこれらの生物に実際に近い動きを出したかったため、現代におけるそれらの“親戚”を調べた。「象、トラ、ダチョウの資料映像から多くのヒントを得た」と彼は言う。
(c)2008 Warner Bors. Entertainment Inc.
それは遥か遠い昔、予言と神々の時代。精霊が幅を利かせ、巨大なマンモスが大地を揺るがすなか、山奥に住む若いハンター、デレー(スティーブン・ストレイト)と美しいエバレット(カミーラ・ベル)は子供のころから惹かれ合い、将来を誓う。だが、あるとき、正体不明の男たちが彼の村を襲い、エバレットたち大勢の民をさらってしまう。デレーは彼女を救うため、3人の仲間とともに彼らを最果ての地まで追っていく。未知の土地に足を踏み入れるたび、彼らは自分たちよりも進んだ文明の存在を発見し、人類には果てしない可能性があることに気づく。旅の途中で出会うさまざまな民族を仲間に加え、いつしかデレーは大勢の戦士たちを率いることになる。 そして、獰猛な肉食動物に遭遇する過酷な旅の最後に彼らを待っていたのは、天まで届くような壮大なピラミッドが並ぶ想像を絶する文明の地。そこでは絶大な力をもつ“大神(おおかみ)”が、さらってきた人々を奴隷として酷使していた。そのとき初めて、デレーは自分の使命を遅まきながら理解する。それは、愛する女性だけでなく、すべての民を救うことだったのだ……。