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『サイレントヒル』

配給:松竹
オフィシャルサイト:
http://www.silenthill.jp/
この映画の予告編はこちらから


キャスト スタッフ データ
ラダ・ミッチェル
ショーン・ビーン
ローリー・ホールデン
デボラ・カーラ・アンガー
キム・コーツ
タニヤ・アレン
アリス・クリーグ
ジョデル・フェルランド
監督:クリストフ・ガンズ
製作:サミュエル・ハディダ
    ドン・カーモディ
原案:コナミ「サイレントヒル」
脚本:ロジャー・エイヴァリー
撮影:ダン・ローストセン
編集:セバスチャン・プランジェレ
プロダクションデザイナー:キャロル・スピアー
衣装:ウェンディ・パートリッジ
音楽:ジェフ・ダナ

2006/カナダ、フランス/カラー/
シネマスコープ/SR、SRD、SDDS
/2時間6分


イントロダクション
「世界中で530万本以上を売り上げている大人気ゲームの世界を『ジェヴォーダンの獣』のクリストフ・ガンズがその世界観を崩さず、最高のビジュアルで映像化したホラー・テイストのミステリー作品」
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(c) Silent Hill DCP Inc. / Davis Production SH S.A.R.L
 TVゲームの映画化はひとつのジャンルとして定着した感がある。全米で大ヒットを記録している『バイオハザード』シリーズ、『トゥームレイダー』シリーズ、『DOOM』、古くは『ファイナルファンタジー』、『スーパーマリオ』や『ストリートファイター』など、あげていけばきりがなく、今後も続々と映画化が予定されている。これほどまでにゲームが映画の素材となる理由には潜在的なファンがすでに存在していること(故にヒットを見込める)、ゲーム自体の持つキャラクター、ストーリーなどの魅力があげられるだろう。今回紹介する『サイレントヒル』も世界中で大ヒットしたTVゲームの映画化作品である。
 TVゲームの「サイレントヒル」は1999年に日本のゲーム・メーカーであるコナミから発売され、世界中で爆発的なヒットを記録した。現在(2006/6)、このゲームはシリーズ第4弾までが製作され、累計で530万本以上の売り上げを記録している。日本はもちろんだが、それ以上に欧米では熱狂的に迎え入れられ、TV、雑誌などでも特集記事が再三に渡って組まれてきたという。そうした部分がこのゲームの映画化に繋がっていることは間違いないだろう。
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(c) Silent Hill DCP Inc. / Davis Production SH S.A.R.L
 ゲームでは4作目まで製作されているが、この作品は1作目の「サイレントヒル」をベースに物語が形作られている。発売当初、ゲームは物語性と共にそのビジュアル面で大きな注目を浴びたのだが、この作品もそうしたビジュアル、美術面に大きな力が注ぎ込まれている。その肝となったのが、映像面でも圧倒的な評価を受けた『ジェヴォーダンの獣』のクリストフ・ガンズ監督の起用だろう。この作品のタイトルであり、舞台ともなるゴースト・タウン サイレントヒルの町並みにリアルな肌触りを求めたガンズ監督はカナダの田舎町に巨大なオープンセットの街並みを作り上げ、撮影に望んだ。そのビジュアルは事故後のチェルノブイリ原発、ニューヨーク北部にある閉鎖された精神病院などを参考に構築されたというが、雪のように舞い散る灰の中、その町並みは荒廃した西部、50年代のアメリカの楽天さを閉じ込めているかのように圧倒的なインパクトを持って作品に登場してくる。そのシーンは美しく、幻想的だ。
 物語は両親が滝に落ちる寸前のひとり娘を助け出すシーンから始まる。娘には「サイレントヒル・・・・」という戯言を繰り返すという原因不明の夢遊病の気があった。母親はこのサイレントヒルがアメリカのゴーストタウンであり、娘の戯言の原因もそこにあるのではと考え、道路も閉鎖された町サイレントヒルへと向かっていくのだった。
 作品は製作総指揮にこのゲームの生みの親である山岡晃が関わっていることもあり、ゲームを忠実に再現したものになっているという。これは従来のゲームの映画化作品との最も大きな違いだろう。ちなみに、ゲームでは母親が不在で父親が娘をサイレントヒルに連れて行くが、この作品では母親が連れて行くという設定になっている。ただし、父親の存在もゲームとは違い、物語の大きなキーとなってくる(これは映画的な展開だ)。
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(c) Silent Hill DCP Inc. / Davis Production SH S.A.R.L
 実は僕自身はこのゲームをやったことがない。そのため「作品はゲームを忠実に再現したものになっているという」という表現を使ったのだが、純粋に映画としても存分に楽しめる内容となっている。ゲームは“ホラー・アドヴェンチャー”というプレイヤーがドキドキとしながら進んでいく(クリアしていく)スタイルとなっているのだが、映画ではホラー的要素以上にミステリーとしての要素が強くなっている。クリーチャー、体中を這い回る虫の大群が登場したり、突然の恐怖が襲ってきたりというホラー的なテイストはあるのだが、それ以上に「このゴースト・タウン サイレントヒルとは何なのか」、「この町で突然いなくなってしまった娘はどこにいるのか」、「娘がサイレントヒルとうわごとのように繰り返した理由は何なのか」というミステリーの部分に引き寄せられていくのだ(その事実には現実とのリンクを感じ取ってしまうほどだ)。映画化に際し、内容を単なるホラーやシューティーング的にしなかったことがこの作品の面白みに繋がっており、ゲームに忠実である部分はそのファンも満足するのではないだろうか。
 圧倒的な映像、カメラワーク、それにマッチしたインダストリアルな音楽、そしてミステリー的なストリー展開とこの作品は独自の世界を有している。それがゲームに忠実であるとなると、一時的に言われていた「映画に来るべき才能がゲームに流出している」というのも確かに納得すべきものがある気がする(流出ではなく、間口が広がり、狭間がなくなってきているのは確かだろう)。ホラー映画的な捉え方をされているが、映画ファンにとってはミステリー小説という大枠の中にホラーが存在するような、ホラー・テイストのミステリーになっているので、ゲームを知らずとも十二分に楽しめると思う(ゲーム好きの友人と行けば、更に違った楽しみ方も出来るだろう)。ぜひ、劇場に脚を運んでください。

ストーリー
「愛する娘が呟く「サイレントヒル」という言葉、その真相を知るべく母と娘はゴーストタウン サイレントヒルへと向かう」
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(c) Silent Hill DCP Inc. / Davis Production SH S.A.R.L
 ローズとクリストファーの娘シャロンは「サイレントヒル・・・・」という意味不明のうわ言を呟き、夢遊病のように歩き回るという気を持っていた。何度も医者に診てもらったが原因は不明。娘もその記憶すらない。この日もキャンプにやって来た土地で娘はいなくなり、滝つぼに落ちる寸前を救われていた。実はシャロンは養子であり、ローズは彼女が生まれた地に近いサイレントヒルというゴーストタウンに何らかの原因があるのではないかと考えていた。そして、彼女は娘と共にその真実を探るべく、閉鎖された道路の門を破り、サイレントヒルへと入っていく。そして、町に入ってすぐ、彼女は人影を避けようとし、事故を起こしてしまう。翌朝、彼女が目覚めた時、助手席の娘hどこかに消えていた。
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