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『ミュージック・クバーナ』
配給:ファントム・フィルム
    ハピネット・ピクチャーズ
オフィシャルサイト:
http://www.music-cubana.com/
この映画の予告編はこちらから


キャスト スタッフ データ
ピオ・レイバ
バルバロ・マリン
マリオ・“マジート”・リベーラ
ペドロ・“エル・ネネ”・ルーゴ・マルティーネス
テルマリー・ディアス
オスダルヒア・レスメス
ルイス・フランク・アリアス
ティルソ・ドゥアルテ
ロベルト・カルカセース
サムエル・フォルメル
フェリシアーノ・アランゴ
フリオ・パドロン
フアン・“コト”・アントマルチ・パディージャ
チキチャカ・ガールズ Feat. カリビアン・ストーム
監督、脚本:ヘルマン・クラル
製作:ジョン・G・フェラン
    クラウス・クラウセン
脚本:ステファン・プチナー
撮影:ヨルグ・ワイドマー
編集:ペーター・プルツィゴダ
   ウォルフガング・ウエイグル
   アンドレ・ベンドッチーアルベス
音楽:アドリアーナ・オレフエラ

2004/ドイツ/ビスタサイズ/
ドルビーSRD/1時間28分


イントロダクション
「キューバで最高の音楽を奏でている若手ミュージシャンたちと『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』のマエストロとの融合。繋がっていく音楽、敬意を捉えた心から幸せになる音楽映画」
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(C)2004 Copyright VICTORY 21. Film Production GmbH & VICTORY Film Production &Distribution GmbH
  『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』を憶えている方は多いだろう。半ば引退をしていた往年のミュージシャンたちが集り、“ソン”と呼ばれるキューバ音楽を奏でていく様を捉えたこのドキュメンタリー作品は世界中で熱狂的に迎え入れられた。もちろん、作品は日本でも大ヒットし、来日公演も行われ、社会現象的な盛り上がりも生じた。このキューバを舞台にした音楽映画がまたひとつ公開される。それが今回紹介する『ミュージック・クバーナ』である。
  『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』は音楽的にも豊饒な土地であるキューバへの注目を高める大きなきっかけとなった。この『ミュージック・クバーナ』はその『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』から繋がるキューバ音楽を捉えた作品といっても過言ではないと思う。理由は幾つかある。そのひとつは製作総指揮を『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』の監督であるヴィム・ヴェンダースが手掛けていることだ。製作総指揮だけでなく、そもそもの作品のアイデアもヴェンダース自身からもたらされたものである。そのきっかけは『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』の撮影時に彼が多くの若手ミュージシャンからアプローチを受けたことだった。この作品では今では多くが亡くなってしまった『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』の遺産が若手ミュージシャンにもきちんと受け継がれていること、両者が繋がっていること、こうした音楽的な繋がりがきちんと描かれているのだ。これは大きな理由である。そして、この作品を手掛けた監督であるヘルマン・クラルはヴェンダースの愛弟子であり、彼は『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』を観て、ヴェンダースに憧れ、監督を目指し始めてたのだ。これも大きな理由だ。キューバの音楽を愛し、その素晴らしさを伝えようとヴェンダース自身が作り上げた『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』という作品は多くのキューバ音楽、それ以外の部分にも遺産を残している。そうした部分が結集したひとつの結果がこの作品となっているのだ。
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(C)2004 Copyright VICTORY 21. Film Production GmbH & VICTORY Film Production &Distribution GmbH
  今回の作品はドキュメンタリーではなく、あくまでドラマという形式で展開していく。物語の主人公は『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』にも出演していたボーカリストのピオ・レイバである。ピオ・レイバはミュージシャンのマネージャーも兼ねるタクシー運転手の男に声をかけられ、若手ミュージシャンたちを見てまわる。タクシー運転手の夢はピオ・レイバを中心に選りすぐられた若手とのコラボレーション・バンドを作ること。ピオ・レイバは若手ミュージシャンの音楽に心を打たれ、バンドが結成されていく。
  『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』が多くの観客に受け入れられたのは年老いたミュージシャンたちの生き方と彼らが奏でる音楽の素晴らしさにあった。“音楽こそ人生”という言葉がこれほどまでに醸し出された作品も稀であるし、だからこそ、音楽も最高の楽しさに満ちていた。『ミュージック・クバーナ』にはこのエッセンスがきっちりと受け継がれている。ヴェンダースはキューバで活躍している若手スターを世界的にプロモーションし、知ってもらう必要があるということから、この作品を計画したということだが、キューバといえばラテン的な音楽しか思いつかないかもしれない観客の前に最初に現れるのはゴリゴリのファンクバンドと最高に格好いいライムを奏でる女性ラッパーである。その後、サルサ、ソン、ルンバ、ボレロなど様々なラテン音楽のスタイルが登場してくる。彼らはヘルマン・クラル監督が何度もキューバに渡り、リサーチを重ねた上で出演を依頼したミュージシャンたちである。要するに最高のキューバの若手ミュージシャンたちなのだ。ピオ・レイバが若いミュージシャンの演奏を見て、気に入り、マネージャーがひとつのバンドへと束ねていくという単純な物語、その中でそれぞれのミュージシャンは人生と音楽への深い愛情を語る(これは『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』と同様である)。その音楽への滲み出た愛情と生き方、彼らが生み出す音楽に僕たちはやはり胸を打たれてしまう。そこには明らかに『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』と同じものが存在するのだ。
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(C)2004 Copyright VICTORY 21. Film Production GmbH & VICTORY Film Production &Distribution GmbH
  この作品のエンディングは世界ツアーへの足掛かりとしての日本公演である。彼らを日本へと呼ぶ変な日本人はご愛嬌だが、このライブは本当に日本で観客を前に開催されたものだ。このライブを目の当たりに出来たファンは本当に幸せだと思う。
  あくまで映画のためのバンドではあったが、この“ザ・サンズ・オブ・キューバ”と名づけられたバンドの雄姿を見ることはすでに叶わぬ夢となっている。それはピオ・レイバが亡くなったからだ(2006年3月)。でも、“キューバの息子、娘たち”の音楽は今でも鳴り続けている。それがこの作品の大きな意義でもある。
  とにかく楽しい気分になること間違いなしの音楽映画である。『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』を愛してやまない方、音楽好きの方はぜひ、劇場に脚を運んでください。

ストーリー
「キューバ音楽界を代表するマエストロ ピオ・レイバと若者たちのコラボレーションが始まっていく」
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(C)2004 Copyright VICTORY 21. Film Production GmbH & VICTORY Film Production &Distribution GmbH
  キューバ音楽界を代表するマエストロ ピオ・レイバ。この日、彼はコンサートがあったのだが、その事実をすっかり忘れて、行きつけの床屋のラジオでそれを知る始末。でも、あわてることなくタクシーで会場へと向かうピオ・レイバはその運転手に「ピオ・レイバさんですよね。あなたを乗せることが出来るなんて光栄です。」と声をかけられる。運転手の名はバルバロ。実は彼はタクシーの運転手をしながら、多くの若手バンドのマネージメントも行っていた。彼はピオ・レイバと若手バンドのコラボレーションを考え、ピオ・レイバに選りすぐった素晴らしいバンドたちの演奏を直接観てもらうことにする。最初は乗り気でなかったピオ・レイバは彼らの才能に打ちのめされていく。
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