「ひとりの男性を愛し、その愛に生きようとした3世代の女性が繋ぐ物語」
舞台は1930年代の上海。母が経営する写真館に暮らすひとり娘の茉は時代の花形職業である女優に憧れていた。ある日、ひとりの男がこの写真館に現れ、彼女をスカウトする。母親は反対するが、彼女は女優としてデビューし、その映画会社の社長と恋に落ちていく。
舞台は1950年代の文革の炎が燃え盛る上海。茉の娘である莉は学校で労働者階級の青年に一目ぼれし、母親の反対を押し切り、結婚する。しかし、彼の家で暮らすことになった彼女はその生活の差、妊娠への期待に耐えられなくなり、実家へと戻る。青年は彼女を追いかけ、彼女の実家で暮らすことになるが、次第に彼女の心には大きな変化が生じてくる。
舞台は1980年代の改革開放路線の最中の上海。莉の娘である花は一緒に暮らす祖母の反対を押し切り、ある青年と学生結婚をする。青年は地方の大学への入学が決定し、離れ離れの生活となるが、彼女は彼を信頼し、一緒に暮らせる日を待っていた。しかし、その信頼はあっさりと裏切られてしまう。 |