「勧善懲悪の謎のヒロイン
シルバーホーク。警察にも追いかけられ始めた彼女は最大の敵に立ち向かう」
時代は近未来のポラリス・シティー。ここにバイクで万里の長城を飛び越え、パンダを盗み出した窃盗団を懲らしめるひとりの女性がいる。シルバーのスーツとマスクに身を包み、正義の味方として熱狂的な支持を受けている彼女はシルバーホークと呼ばれている。そのシルバーホークの正体はセレブリティーとして名高い女性ルル・ウォンだった。
シルバーホークの存在を邪魔に思っていた警察は彼女を逮捕するために敏腕で知られるリッチマン刑事を送り込んできた。ルルとリッチマンは飛行機の中で偶然出会う。実は彼女と彼は幼い頃に少林寺で学んだ兄と妹ともいうべき関係だったのだが、それをすぐに思い出したルルに対し、リッチマンが思い出すのはそれから数日後。もちろん、そこに気付いても彼女とシルバーホークは結びつくことがない。
ある日、人の意識を自由に操れるチップを開発した学者がその発表会の席で誘拐される。その後、ルルの叔父である画期的な通信機器を開発した会社の社長シライシの娘も誘拐される。警察とシルバーホークは同時に動き始めるが、その裏には巨大な影が存在していた。 |