ホーム ライブラリー コラム プレゼント トレイラー ショップ 掲示板 会社概要
写真をクリックすると拡大写真が表示されます
公開劇場一覧を別ブラウザで開きます。 前のページに戻ります

『1.0〈ワン・ポイント・オー〉』

配給:アルバトロス・フィルム
オフィシャルサイト:http://www.onepointo.jp/

この映画の予告編はこちらから


キャスト スタッフ データ
ジェレミー・シスト
デボラ・カーラ・アンガー
ウド・ギア
ランス・ヘリクセン
ユージン・バード
ブルース・ペイン
アナ・マリア・ポパ
監督:ジェフ・レンフロー
    マーテン・トーソン
製作:R.D.ロブ
    カイル・ゲイツ
    トーマス・マイ
撮影監督:
  クリストファー・スース
編集:トロイ・タカキ
    ダニエル・サドラー
美術:エガート・ケティルソン
衣装デザイン:マリア・ヴァレス
音楽:テリー・マイケル・ハッド
2004/アメリカ、ルーマニア、
アイスランド/ドルビーSRD/
1時間32分

イントロダクション
「サンダンス映画祭が熱狂!先が読めない、現実にありえるかもしれない恐怖を描いた素晴らしいデビュー作」
写真をクリックすると拡大写真が表示されます
>>拡大写真  
  以前に比べて商業主義に毒されているなど批判も相次いでいるサンダンス映画祭だが、それでもインディペンデント作品の登竜門として数々の話題作や新たな才能を発掘し続けている。最近では日本でもヒットした先の読めない様々な要素の入ったサスペンス作品『ソウ』も2004年に開催されたこの映画祭で注目を浴びた作品である。その2004年の映画祭で『ソウ』とともに話題騒然となっていた先の読めない作品が、今回紹介する『1.0〈ワン・ポイント・オー〉』である。
  物語の主人公はコンピューター・プログラマーの男性。老朽化したアパートにある自宅で仕事をしている彼はあるコードの解読に追われていた。その最中に彼は差出人不明の箱が部屋に届いているのに気づき、開封するが中身には何も入っていない。コンビニエンス・ストアに買い物に出かけ戻ってくると、また同じ差出人不明の箱が部屋に置かれている。中身はやはり空。湧き起こる不安と恐怖から部屋のセキュリティーを厳重にするが部屋に戻るとまた同じ箱が・・・・。彼は仕事どころではなく、見えない恐怖に囚われていくようになる。
  舞台は老朽化したアパートメント、時代は遠くない未来なのだろうか。主人公のプログラマーの青年はコンビニエンス・ストアに主食である(?)牛乳を買いに出かける以外、部屋を出ることはない。そこで手に入らないものがあれば、なじみのバイク便の男に連絡し、特急で届けてもらう。それが時間に追われながら仕事をする敏腕コンピューター・プログラマーである彼にとっての当たり前の日常なのだ。しかし、誰も入ることの出来ないはずの部屋に届く空の箱、そして彼の暮らすアパートで起こり始める不可解な出来事、これにより彼の正常な心理状態は傾いていく。よくあるパターンと言われればそうかもしれないが、これがそうした轍からは完全に軌道を外した先が読めないSF、スリラー、サスペンス、ホラーとも想像できる展開を持って進んでいく。
写真をクリックすると拡大写真が表示されます
>>拡大写真  
  監督はアメリカ出身のジェフォ・レンフローとアイスランド出身のマーテン・トーソン。お互いに母国でCMやミュージック・クリップの監督として活躍してきた後、1999年に共同で会社を立ち上げ、シガー・ロスなどのミュージック・クリップを共同監督し、高い評価を獲得してきた。もちろん、この作品『1.0〈ワン・ポイント・オー〉』が初めての長編映画である。冒頭にも書いたようにサンダンス映画祭で大きな反響を巻き起こしたこの作品はその映画祭だけでトータル約1万人が上映に駆けつけ、その後も各国の映画祭に招聘され、絶賛を受けている(ありがちな表現だが、彼らを次世代のウォシャウスキー兄弟と評する声もあったという)。
  出演は『MAY-メイ』、『クライモリ』のジェレミー・シスト、『クラッシュ』、『太陽の雫』、『サーティーン』のデボラ・カーラ・アンガー、『ダンサー・インザ・ダーク』のウド・ギア、『エイリアン』シリーズのランス・ヘンリクセンという個性的な面々。
  誰がこんな無意味ないたずらめいたことをするのか、彼は仕事であるコードの解読ではなく、そこの部分に集中し、隣人たちに疑いの目を向けていく。隣の男はポルノ映画を撮っているという話だし、割と話をする方である初老の男は人工知能などの開発をしている。大家はパソコンでアパートメントの様子を日がな一日観察しているようだ。唯一、まともに思えるのは初老の管理人だが、彼の素顔も知れない。その他の住人もいる。大家のパソコンの修理の際に盗んだ監視カメラの映像をチェックし、めぼしをつけようとしていくうちに、大家同様に彼のパソコンも暴走し、アパートメント全体にも不可解な出来事が起こり始める。もちろん、彼の恐怖心、猜疑心は頂点へと達していく。
写真をクリックすると拡大写真が表示されます
>>拡大写真  
  ゴシック的な暗い中のオレンジ色の色彩に覆われたアパートメント。カメラは広角(ワイド)のレンズでその様子を捉え続ける。その映像の圧迫感、不安を増長するように効果的に使用される音楽。圧迫された世界の話の先を読もうとしながら、物語を追っていくと、その空気の重さを更に増長するような現実にリンクする恐怖が表出する。これは近未来の話だが、手に届く隣にある話ではないだろうか。タイトルの意味や作品の持つテーマ、もちろん物語などの解説は不要(しただけで話の面白さがなくなっていく)。身が縮むような恐怖、物語の面白さを感じたいなら観るべき作品。後々に“カルト”として崇められるかもしれない素晴らしいデビュー作だ。ぜひ、劇場に足を運んでください。   

ストーリー
「誰も侵入できないはずの部屋に繰り返し届けられる差出人不明の空の箱」
写真をクリックすると拡大写真が表示されます
>>拡大写真  
  コンピューター・プログラマーのサイモン。老朽化したアパートの自宅を仕事場にしている彼はこの日も依頼されたコードの解読に追われていた。そうした中、彼は部屋の中に差出人不明の箱が置かれているのに気付く。何かと思い、それを開封してみるが、中身は空だった。身に覚えのない退去命令の貼られた玄関を出て、そのままコンビニエンス・ストアに出掛け、買い物をし、再び部屋に戻るとまた差出人不明の箱が置かれていた。開封してみると、中身はやはり空。サイモンは不安に襲われ始める。そして部屋をノックする音。それはこのアパートメントの大家でウイルスにやられたらしいパソコンを直してくれということだった。直さなければ、家賃未納で退去だという。大家のパソコンはこのアパートメントの監視カメラに繋がっていた。そのデータを盗み、部屋で侵入者を調べ始めるサイモンだったが、また同じ事態が起こる。
movilog
ピックアップムービー
サーチ
DVD比較はベストプライス


リンク
メールマガジン登録
神雕侠侶オフィシャルウェブサイト
ベクター・メディカルテック・ジャパン
*giggle
本サイトをご覧になりるにはFlashPlayerが必要です。 IE5.0以上推奨 画面サイズ推奨800×600以上 お問い合わせ先