ホーム ライブラリー コラム プレゼント トレイラー ショップ 掲示板 会社概要
写真をクリックすると拡大写真が表示されます
公開劇場一覧を別ブラウザで開きます。 前のページに戻ります

『おまけつき新婚生活』

配給:ギャガ・コミュニケーションズ
オフィシャルサイト:
http://www.omaketuki-movie.jp/
この映画の予告編はこちらから


キャスト スタッフ データ
ベン・スティラー
ドリュー・バリモア
アイリーン・エッセル
ハーヴェイ・ファインスタイン
ジャスティン・セロー
ジェームズ・レマー
ロバート・ウィズダム
スウージー・カーツ
ウォレス・ショーン
マヤ・ルドルフ
アンバー・ヴァレッタ
監督:ダニー・デヴィート
プロデューサー:
 ベン・スティラー
 スチュアート・コーンフェルド
 ジェレミー・クラマー
 ナンシー・ジュヴォネン
 ドリュー・バリモア
脚本:ラリー・ドイル
撮影監督:アナスタス・ミチョス
編集:
 リンジー・クリングマン.ACE
 グレッグ・ヘイデン
プロダクション・デザイナー:
 ロビン・スタンドファー
 ステファン・アレシュ
衣装:ジョゼフ・G・アウリシ
音楽:デヴィッド・ニューマン

2003/アメリカ/ヴィスタサイズ/
ドルビーSR/1時間29分


イントロダクション
「主演D・バリモア&B・スティラー、監督:D・デヴィート。購入したアパートに暮らし続ける下宿人はたまらない人間で・・・・。黒く、オーソドックスなアメリカ的コメディー作品がやっと公開」
写真をクリックすると拡大写真が表示されます
>>拡大写真  
(C)2003 KALIS Productions GmbH & Co. KG. All rights reserved.
  ミニ・シアター大好きという人は多いだろう。独自の色合いを持ち、独自のセレクトで作品を公開していく小規模の劇場をミニ・シアターと呼ぶのだろうが、最近はそういった色合いも多少なくなってきている気もする(しかも2番館的なミニ・シアターはどんどんと消えている)。そんな中でも新たに独自の色合いを出そうと頑張っている劇場のひとつが東京・渋谷にあるシブヤ・シネマ・ソサエティだ。ここの劇場ではアメリカでは高い評価を獲得していた青春映画『サーティーン/あの頃欲しかった愛のこと』、キム・ベイシンガー主演のお馬鹿映画『トラブル IN ベガス』などの日本での公開が危ぶまれていた作品をメイン、レイトショーでは『MOOG  ムーグ』などコアな音楽映画を中心に公開を続けている。個人的にはこの傾向を続け、熱心な映画ファンが根付いてくれればと思っている、そんな映画館である。今回紹介する作品『おまけつき新婚生活』もシブヤ・シネマ・ソサエティらしい公開作品である。
  この作品『おまけつき新婚生活』の主演はベン・スティラーとドリュー・バリモア。監督は役者としても活躍するダニー・デヴィート。内容はもちろん、典型的なコメディー映画である。ちょっとしたロードショーでもいけそうな、なかなかの面子が揃った作品なのだが、なぜか劇場にかかるのに時間がかかってしまった。その理由はアメリカでの興行成績もあるだろうが、割とオーソドックスなアメリカ的コメディー映画が日本では受けにくいという背景もあるのだろう。
写真をクリックすると拡大写真が表示されます
>>拡大写真 
(C)2003 KALIS Productions GmbH & Co. KG. All rights reserved.
  『おまけつき新婚生活』の原題は『DUPLEX』で“二世帯住宅”を意味している。物語の主人公である新進の作家と出版社の編集者である新婚カップルは自分たちの予算に見合った新居の購入を考え、NYの物件をあたり始める。マンハッタンは当然のごとくダメということで、彼らの物件探しはその周辺に当たるニュー・ジャージ、クイーンズ、ブルックリンなどへ。そしてブルックリンの環境の良い住宅地で古いけれども予算に見合った最高の物件をみつける。ただ、その物件は階上と階下の2世帯に分かれており、階上にはおばあさんが暮らし続けていた。彼女は長年の間借り人なのだ。人もよさそうなおばあさんであること、彼女が亡くなったらその部屋をこれから儲けようとしている子供たちのために使えると考えたカップルは人生最大の買い物をするのだが・・・・。この後の展開はなんとなくとも想像が付くでしょう?
  この物語の生まれるきっかけとなったのはフランスで実際にあった同居人を巡る奇想天外な出来事。ある中年の人物が90歳の老婆の暮らすアパートメントを賃貸することになった。実は老婆が亡くなれば、そのアパートメントは自分の物になる上、賃貸料も必要なくなる。間違いなくおいしい話になるはずだったのだが、老婆の方が中年の人物よりも長生きしてしまったのだ。ここに「確実に貴重な人生の教訓がある」と感じた脚本家はこの実話をアレンジし、脚本を完成させる。この脚本を気に入ったのが自らの製作会社を立ち上げたばかりのベン・スティラー。彼は共演したいと考えていたドリュー・バリモアに話を持ちかけ、彼女も快諾(出演だけでなく、製作にも乗った)。ダニー・デヴィートも脚本を気に入り、監督を引き受けることとなった。ちなみにベン・スティラーとドリュー・バリモアはこの作品が初共演だという。
  オープニングは懐かしいTVドラマ(といっても映画版の公開も間近ですが)『奥様は魔女』的なアニメーションによる家探しで始まる。マンハッタンはダメ、ではここは、そこはと展開していく夢見がちな雰囲気満載のアニメーション、それが終わると緑も豊かなブルックリンの住宅街が映し出される。この導入部で作品の持つテーストが伝わってくる。あとはこの流れに乗ってしまえば楽しめるのだと思いきや、実は相当に黒い、でも身に憶えのある笑いに変わっていくのがこの作品の面白さ。
写真をクリックすると拡大写真が表示されます
>>拡大写真  
(C)2003 KALIS Productions GmbH & Co. KG. All rights reserved.
  人生最大の買い物をした新婚カップルだが、そこに暮らす間借り人はとんでもない婆さんで、約束した期日までに新作を書き下ろさなければならない新進作家は書くどころではなく、編集者の妻も仕事どころではなくなる。もちろん、目標としていた子作りなどもっての外だ。これが《人生最大の買い物=出るに出られない=婆さんを追い出そう、死ねばいいんだ》という方程式に繋がっていくのだ。こういうことって、借りた部屋、買ったマンションが隣の騒音でうるさかったとかいう体験がある人なら、殺すは行き過ぎだが多少なりとも思ったことがあるのではないだろうか。夫婦は自分たちの日常を投げ打ち、あの手この手の発想で婆さんを追い出しにかかるが、こういった作品の常で相手の方が1枚も2枚も上手。その結果・・・・。そこはもちろん、夫婦の孤軍奮闘ぶりも劇場で観て大笑いしてください。主役のふたりはもちろん、彼らを取り巻く人物もいい味を出しているし、女性ならドリュー・バリモアのファッションやNYの街中を味わえるのも楽しみとなるだろう(個人的には初版本コレクターだという作家の本棚を短時間でなめるように観てしまった)。大作続きの中の清涼剤としても気楽に楽しめる作品です。ぜひ、劇場に足を運んでください。   

ストーリー
「将来のために購入したアパートメントについていた下宿人を追い出すために新婚カップルは奮闘するが」
写真をクリックすると拡大写真が表示されます
>>拡大写真 
(C)2003 KALIS Productions GmbH & Co. KG. All rights reserved.
  新進の作家であるアレックス・ローズと編集者のナンシー・ケンドリックスはニューヨークに暮らす新婚カップル。このカップルは念願の子作りに励み、新たな生活をスタートさせようと家探しを開始する。ホームグラウンドであるマンハッタンの物件には当然手が届かず、その周辺を探し続けたふたりはブルックリンにこれはという物件を見つける。それは相場からすれば、とても彼らには手の届くはずのない物件なのだが、とある理由から予算内におさまっていたのだった。その理由とは同居人。2世帯のアパートメントであるここには昔から住み続けている老婆がいるのだ。法律上、彼女を追い出すことも出来ない。でも、立場的には彼女の大屋となる。彼女も悪い人ではないし、先も短そうだ。こうして彼らはこのアパートメントの購入を決定する。しかし、彼らの判断は完璧に間違っていた。この老婆のために作家は締め切りが決まっている新作を書けなくなり、編集者は仕事に支障をきたし始める。もちろん、念願の子作りなんて出来るはずもなかった。そして夫婦は老婆を追い出そうと画策するが。
movilog
ピックアップムービー
サーチ
DVD比較はベストプライス


リンク
メールマガジン登録
神雕侠侶オフィシャルウェブサイト
ベクター・メディカルテック・ジャパン
*giggle
本サイトをご覧になりるにはFlashPlayerが必要です。 IE5.0以上推奨 画面サイズ推奨800×600以上 お問い合わせ先