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『メタリカ:真実の瞬間』
配給:
パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
オフィシャルサイト:
http://www.paramount.jp/metallica/
この映画の予告編はこちらから


キャスト スタッフ データ
ジェームズ・ヘットフィールド(メタリカ)
ラーズ・ウルリッヒ(メタリカ)
カーク・ハメット(メタリカ)
ロバート・トゥルージロ(メタリカ)
ジェイソン・ニューステッド
デイブ・ムステイン
クリフ・バートン
ボブ・ロック
フィル・トウル
監督、製作:
  ジョー・バーリンジャー
  ブルース・シノフスキー
撮影:ボブ・リッチマン
編集:デビッド・ツィーフ

*シカゴ国際ドキュメンタリー映画祭
  観客選出賞受賞

2004年/アメリカ/ヴィスタサイズ/
ドルビーデジタル/2時間20分


イントロダクション
「現在最強のロックバンドのひとつメタリカ。バンド分裂の危機に瀕した彼らの姿と再出発を追い続けた単なる音楽ドキュメントを超えたヒューマン・ドキュメント作品」
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(c) 2004 We're Only In It For The Music. All Rights Reserved. 
  70年代の知られざるロック・イベントのアーカイブ的な作品『フェスティバル・エクスプレス』、ヒップ・ホップのMC(ラップ、言葉)に焦点を当てた『フリースタイル:アート・オブ・ライム』、マーティン・スコセッシ総指揮による“ブルース・ムービー・プロジェクト”のシリーズなど公開規模は大きくないが、音楽をテーマとしたドキュメンタリー作品は多くの熱心な観客を集めている。もちろん、どの作品も音楽の素晴らしさを伝えるものばかりなのだが、その中でもこれは面白いなと思ったのがラモーンズのドキュメンタリー作品『END OF THE CENTURY』であった。これはデビューから数年で完全に崩壊していたバンドがいかに生き伸びたかということをメンバーの証言で綴った作品だった。ロック・バンドに限らず、集団の結束は非常に脆いのだ。今回紹介する作品『メタリカ:真実の瞬間』はそんなバンドの脆さと再生の瞬間を捉えたドキュメンタリー作品である。
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(c) 2004 We're Only In It For The Music. All Rights Reserved. 
  メタリカは1981年に結成されたヘヴィ・メタル・ロックのバンドである。レコード・デビューは1983年。1986年にアルバム『メタル・マスター』をリリースし、その人気を不動のものにする。現在までにミニ・アルバムを含め11枚のアルバムを発表。そのアルバム・セールスはトータルで9000万枚以上という現在、世界最強のロック・バンドのひとつである。メタリカがこれほどまでの指示を受ける理由はその音楽性にある。彼らの音楽はヘヴィ・メタルという枠を超え、ハードコア・パンクなど様々なジャンルに影響を及ぼし、彼ら自身の音楽性も骨格は失うことなく、進歩しているのだ(様式美にこだわるこのジャンルでは珍しい存在だ。へヴィ・メタルは興味はないけど、メタリカは別というファンが多いのも納得である)。
  この作品『メタリカ:真実の瞬間』はメタリカの最新アルバムである「セイント・アンガー」の製作を中心に捉えたドキュメントである。作品が最初に捉えるのはバンド結成20周年目の2001年。メタリカはベーシスの脱退、残されたメンバー間の不和という問題に揺れ、バンド再開のメドどころか、存続の危機に直面していた。新作の発表、ツアーはもちろん、バンドのためのアクションもなく、ファンも不安になる中、バンドのマネージメント会社は最後の手段としてセラピストを雇うことを提案する。セラピストと現在最強のロック・バンド、あまり有り得ない組み合わせだが、メンバーはこのセラピストをと共にベーシスト未確定のままでレコーディングへと突入していく。
  監督/製作はドキュメンタリー作家として高い評価を獲得しているジョー・バリンジャーとブルース・シノフスキー。この作品にきっかけについて「『ブレアウイッチ2』の意に介さぬ酷評に打ちひしがれていたころ、メタリカが快く曲を提供してくれた自分の以前のドキュメンタリー作品を観ていて、彼らの映像を撮ろうとしていたことを思い出し、連絡を取ると、ベーシストの脱退、新しいアルバムのレコーディングなど撮り始めるにはいいタイミングだという話になった」とバリンジャーは語っている。レコード会社と彼らは当初“ロックンロール映画”にしようという意図を持ち、(レコード会社は)それをニュー・アルバムの宣伝としてTV局に売ろうなどと考えていたらしいが、出来上がったものはある意味壮絶な人間臭さに満ちたバンドの関係を描いた作品となっている。それは正にロックン・ロールでもあるのだが。
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(c) 2004 We're Only In It For The Music. All Rights Reserved. 
  撮影に関して何度もOKなのかと念押しするシーンや撮影と作品自体が頓挫しそうになるシーンなどを挟みながら、バンド間の激しいエゴ(特にボーカルのジェームズとドラムのラーズ)、レコーディングの模様、セラピストの功罪などを作品は捉えていく。セラピストを取り入れることにより、久々のレコーディングに入っていくがそのセラピストゆえのぶつかり合い、ジェームズのアルコール中毒治療のための長期離脱、世間を騒がせたナップスターに関する問題などレコーディングは何度となく暗礁に乗り上げ、完成形すらみえてこない。レコーディングにプロデューサが果たす役割、その風景などは音楽ファンにとって非常に興味深いが、これは音楽ファンだけの作品ではない。「メタリカについての映画ではなく、人と人との係わり合いを描いた映画なんだ。」とメンバーのラーズが語っているように、ひとつの作品を生み出していくまでの個人、バンド、家族、仲間という人間関係の作品なのだ(驚くべきことに昔のメンバーが出てきてメタリカであったストレスをメンバーにぶつけるシーンもある)。何度なくやって来るこの瞬間を積み重ねながら、バンドは推進していく。これはその他の組織にも通じていることだ。もちろん、メタリカのファンはあのアルバムが生み出された背景を存分に体感できるし、それ以外の方はこうした人間模様を眺め、重ねながら、様々なことを考えるかもしれない(メタリカに興味を持つかもしれない)。音楽ファンはもちろん、人間ドキュメントに興味のある方など、ぜひ、劇場に足を運んでください(ちなみに仙人のようなラーズの父親がすごいです)。   

ストーリー
「ベーシストの脱退、メンバー間の不和。バンドはセラピストとともに再スタートを切るが」
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(c) 2004 We're Only In It For The Music. All Rights Reserved. 
  ツアーはもちろん、新しいアルバムも発売されない中、ベーシストも脱退してしまったバンド  メタリカ。ボーカルのジェームズとドラムのラーズのエゴのぶつかり合いもあり、バンドはいつ空中分解してもおかしくない状況になっていた。バンドのマネージメントはこの危機を乗り切るためにセラピストを雇い、新たなレコーディングへと突入していく。新しい環境、新しいやり方でのレコーディングは順調に進むように思えたが、ボーカルのジェームズがアルコール中毒の治療の名目で離脱。ジェームズはなかなか戻らず、バンドは本当に解散の瀬戸際に立たされるが・・・・。
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