「悲劇と喜劇のどちらが重要かという舞台作家の議論は同じ主人公の悲劇と喜劇を生み出していく」
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©2005 TWENTIETH CENTURY FOX |
ニューヨークのダウンタウンにあるビストロ。ここでテーブルを囲み、会話、議論に余念がない劇作家の仲間たち。話が盛り上がってくるうちに“喜劇と悲劇ではどちらが人生により深みを与えているか”というテーマに行き着いた。もちろん喜劇と断言する喜劇専門の舞台作家に対し、もちろん悲劇と対抗するのは悲劇専門の舞台作家だ。そこに仲間のひとりがどちらとも受け止められるお題を示してみせる。喜劇作家はそれを喜劇に、悲劇作家は悲劇に仕上げ、物語を語り始める。主人公はメリンダ。ふたつの物語共にメリンダがパーティーの行われているアパートメントの一室を訪ねることからスタートする。 |