ホーム ライブラリー コラム プレゼント トレイラー ショップ 掲示板 会社概要
写真をクリックすると拡大写真が表示されます
公開劇場一覧を別ブラウザで開きます。 前のページに戻ります

『ランド・オブ・ザ・デッド』

配給:UIP映画
オフィシャルサイト:
http://www.lotd-movie.jp/top.html
この映画の予告編はこちらから


キャスト スタッフ データ
サイモン・ベイカー
ジョン・レグイザモ
デニス・ホッパー
アーシア・アルジェント
ロバート・ジョイ
ユージン・クラーク
サイモン・ペッグ
グレッグ・ニコテロ
トム・サヴィーニ
監督、脚本:ジョージ・A・ロメロ
製作:
  マーク・キャントン
  バーニー・ゴールドマン
  ピーター・グランウォルド
撮影:ミロスラフ・バシャック
編集:ミッシェル・ドハーティー
プロダクション・デザイナー:
  アーヴ・グレイウォル
特殊メイクアップ:
  グレッグ・ニコテロ
  ハワード・バーガー
衣装:アレックス・カヴァナフ
音楽:ラインフォルト・ハイル
    ジョニー・クリメック

2005/アメリカ、カナダ、フランス/
シネマ・スコープ・サイズ/
DTS、SRD、SDDS、SR/1時間32分


イントロダクション
「山のように繰り出されるホラー映画の定番ゾンビもの。その生みの親 ジョージ・A・ロメロが20年ぶりに送り出すゾンビ映画」
写真をクリックすると拡大写真が表示されます
>>拡大写真  
  TVゲームの流行、そこから派生した『バイオ・ハザード』、『ハウス・オブ・ザ・デッド」という映画化作品、地球の終末感を描いていた『28日後・・・』などにも描かれていたゾンビで覆い尽くされた世界。このゾンビ映画の生みの親が、あの映画史上に輝く傑作『ゾンビ』を誕生させたジョージ・A・ロメロである。その本家ともいうべき、ロメロの待望のゾンビ映画が公開される。それが今回紹介する『ランド・オブ・ザ・デッド』である。
 死者が再生し、人間を食いまくるというゾンビ誕生となった作品『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド/ゾンビの誕生』(1968)がカルト的な評判を呼び、その後、映画史上に輝く『ゾンビ』(1978)、『死霊のえじき』(1985)という“リビング・デッド”プロジェクトと呼ばれるゾンビ作品プロジェクトの傑作を生み出してきたジョージ・A・ロメロ。『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド/ゾンビの誕生』は1990年にロメロの製作総指揮により『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド/死霊創世紀』、『ゾンビ』も2004年に現代的な解釈を持って『ドーン・オブ・ザ・デッド』としてリメイクされ、大きな話題となった。山のように生み出されているゾンビ映画の中でオリジネーターとしてだけではなく、その作品の内容でも圧倒的な評価を生み出しているのがロメロ監督の手になるゾンビ映画、“リビング・デッド”プロジェクトなのだ。
  実際、『死霊のえじき』で完結していたと考えられていたロメロ監督による“リビング・デッド”プロジェクトの新作が製作されているということは大きな話題を呼び、今年(2005)のカンヌ国際映画祭では、作品が未完成ながらも特別招待され、20分間の映像が上映され、大きな反響を巻き起こしている。映画館、ネットでの予告編に期待を高めた方も多いのではないだろうか。
  ゾンビ映画の中でも、なぜ、ロメロ監督の作品がここまで注目を受けるのだろうか。それは単にオリジネーターというだけではなく、ロメロ監督の描くゾンビがあまりにも物悲しいこと、そしてそのゾンビ映画が単なるホラーで完結せず、その時代の風刺となっているからだろう。ロメロ監督はゾンビが暴れまくる物語の中、『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド/ゾンビの誕生』ではベトナム戦争や人種差別、『ゾンビ』では物質主義に偏った消費社会、『死霊のえじき』では軍人を風刺していた。そして、そこに現れるゾンビたちからはなりたくてなったわけでもない現世への未練のような悲しみが発せられていた。
写真をクリックすると拡大写真が表示されます
>>拡大写真  
  今回の作品『ランド・オブ・ザ・デッド』はロメロにとって20年ぶりのゾンビ映画となるが、その空白となった90年代にもゾンビ作品を撮りたいという意向やアイデア持っていたものの実現までは至らなかったという。そして、21世紀を迎えて、再び、多くのゾンビ映画が公開される中での満を持しての本家の登場となったわけだ。
  映画のオープニングはゾンビ登場の際の様々なニュース音声に乗せ、モノクロの荒れた映像が展開されていく。そこではゾンビを殺すには頭をぶち抜くことなどのゾンビ映画を知っているものなら誰もが知っている簡単な概略がまとめられている。その中で最も重要なコメントは“もし、ゾンビが生ける屍ではなく、より高度な知性も持ったらどうなるのか”というものだ。そして、物語はカラーで展開される現在のゾンビが生きる世の中へと移っていく。この世界では人間は川と電流が流されたフェンスにより孤立した都市に暮らしている。その都市の中にも階級差がある。超高層建築のビルの中で優雅に食事やパーティを楽しむ選ばれた者たち、この都市はあるひとりの男によってそれまでここに暮らしていたものを追い出し、作り上げられた金持ちのための、ゾンビの恐怖からも孤立した世界だ。その高層ビル群の足元には追い出された人々やここに逃げ込んだ人々のスラムが存在する。そして、金持ちたちのために外のゾンビたちがはびこる世界から必要なものを調達し、この都市を守る傭兵たちがいる。生きる屍であるゾンビたちはこの都市では射撃の的、賭け事の対象である決闘などの見世物となっている。厳重な警戒態勢の管理社会、貧富の格差、ノー・モア・ウォーの張り紙などこういった世界が何の暗喩となっているのかは自ずと分かるだろう。
写真をクリックすると拡大写真が表示されます
>>拡大写真  
  物語の主人公は傭兵たちとこの都市を作り上げたトップの人物だ。傭兵のひとりはこの都市に暮らしたいとトップに貢物などをしながら、頼むがあっさりと断られる。どんなに努力しても入れない世界、その仕打ちに対し、彼は脅し、テロという手段を行使していく。その傭兵を追うように求められた傭兵の仲間は自分の夢、この都市の世界とはまた別の世界を求めるためにその命令を受け入れる。そんな頃、人を喰らうことしか出来なかったゾンビたちは道具を使い、水中も移動できるという進化を遂げ、都市へと迫っていく。より人間らしくなっていくゾンビ、人間たちの欲望というものを取り込みながら、物語は進んでいく。
  この作品でロメロ監督は現代社会への批判的態度を取り込んでいるが、そういったことを抜きにしても誰もが存分に楽しめる作品となっている。ゾンビの造形も素晴らしいし、ロメロならではのあの人間臭さ、未練を感じさせる物悲しいゾンビも健在だ。作品のプロデューサーは「ロメロは何よりもまずストーリーテラーです。彼はたまたまホラーのジャンルを手がけ、見事な才能を発揮しました。」と語っているが、この発言を裏付ける内容が作品では展開している。エンディングを見た限りでは続編もと思ってしまうのだが、「何か新しいことを見つけ、いいものが作れると確信がもてるまで」は作品に取り掛からないというロメロ監督、今までのペースなら次のゾンビ映画はまだまだ先か。それともこのどうしようもない世界に対して、矢継ぎ早にもう一発放ってくれるのだろうか。ぜひ、劇場に足を運んでください。   

ストーリー
「人間にとっての唯一の安全な管理された世界。そこに向けてゾンビたちは進化する」
写真をクリックすると拡大写真が表示されます
>>拡大写真  
 人間を喰らうゾンビ。喰らわれたものはゾンビとなってしまう。そんな状況に覆われているこの世界、そんな中、フィドラーズ・グリーンと呼ばれる超高層建築物で成り立つ空間ではそんなことは関係なく、選ばれた者たちが日夜パーティなど贅沢な生活を続け、その足元にはそこに入ることの出来ない者たちがひしめきあっていた。川と電流フェンスで守られたこの空間はゾンビたちも入ってこられない人間にとっては安心とも言える場所であった。
 フィドラーズ・グリーンを作り上げ、トップに君臨するカウフマンは傭兵を指揮し、彼らに危険な外の地域から物資などを調達させていた。その傭兵部隊のメンバーであるライリーやチョロはそれぞれに目的を持っていた。チョロの夢はフィドラーズ・グリーンのメンバーになることだったが、カフフマンへの訴えも簡単に却下されてしまい、逆に反旗を翻す。そんな中、ゾンビたちにも今までとは違う変化が生じてきていた。
movilog
ピックアップムービー
サーチ
DVD比較はベストプライス


リンク
メールマガジン登録
神雕侠侶オフィシャルウェブサイト
ベクター・メディカルテック・ジャパン
*giggle
本サイトをご覧になりるにはFlashPlayerが必要です。 IE5.0以上推奨 画面サイズ推奨800×600以上 お問い合わせ先