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『奇談』

配給:ザナドゥー
オフィシャルサイト:http://www.kidan.jp/

この映画の予告編はこちらから


キャスト スタッフ データ
藤澤恵麻
阿部寛
ちすん
柳ユーレイ
神戸浩
菅原大吉
土屋嘉男
堀内正美
白木みのる
一龍斎貞水
草村礼子
清水紘治
監督:小松隆志
プロデューサー:一瀬隆重
原作:諸星大二郎「生命の木」
脚本:小松隆志
撮影:水口智之
視覚効果:松本肇
編集:足立浩
美術:斎藤岩男
音楽:川井憲次

2005年/日本/35mm/ビスタサイズ
/SRD/1時間28分


イントロダクション
「諸星ワールドの持つ奥深さと壮大さゆえに、長らく映画化不可能といわれてきた「生命の木」を見事に脚色し、その独特の世界観を完璧なまでに映像化」
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(C) 2005 「奇談」製作委員会
 『リング』、『呪怨』などで世界的にJ(ジャパニーズ)・ホラー・ブームを巻き起こしているプロデューサー・一瀬隆重が放つ最新プロジェクトは、数多くの熱狂的なファンを持つコミック作家、諸星大二郎の最高傑作「生命の木」の完全映画化であった。それが今回紹介する作品『奇談』である。
 子供の頃失われた記憶を求めて、東北の山奥にある「隠れキリシタンの村」を訪ねた大学院生・佐伯里美。彼女は16年前にその村で神隠しに遭い、そのときの記憶がなかったが、村の一部がダムに沈むことが決定して以来、神隠しに遭ったときの断片のような不思議な夢を見るようになっていた。一方、異端の考古学者・稗田礼次郎も「はなれ」と呼ばれるその村のはずれにある集落に伝わる聖書異伝「世界開始の科の御伝え」を調べるためにやってきた。やがて一人の「はなれ」の住人が、キリストのように十字架にはりつけにされた姿で発見された。その惨殺死体に村人は大騒ぎとなる。しかし、それは彼らの目の前で繰り広げられることになる想像を絶する「奇蹟」の始まりであった・・・。
  監督には映画のみならず、ミュージック・クリップや、TVドラマ、Vシネマなどの作品を数多く手がけている小松隆志。音楽は、『リング・シリーズ』、『予言』、『輪廻』、『イノセンス』などの代表作を持つ川井憲次。『奇談』はジャンル的に言うと、ミステリーやサスペンスの域である。内容は決してホラーではないが、J・ホラー・ブームの火付け役でもあるスタッフ陣により、よりホラーに近い緊迫感と間、映像の雰囲気が生まれており、J・ホラー好きにはたまらないものとなっている。里美の夢のシーンや、記憶が断片的に思い出すシーン、昔のフィルムの映像など、いたるところに緊迫するシーンがあり、決して飽きることがない。逆にホラー嫌いな人でも、内容そのものはサスペンスなので、ホラー的な恐怖が少ない分、この作品でJ・ホラー独特の緊迫感を味わうことも出来るのではないだろうか。
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(C) 2005 「奇談」製作委員会
  主人公の里美を演じるのはNHK朝のテレビ小説「天花」のヒロインで注目され、これが映画デビュー作となる藤澤恵麻。この映画の設定である1972年(昭和47年)の頃、昭和の若い女性を見事に演じきっている。稗田礼次郎を演じるのは、映画にもなった「トリック・シリーズ」やTVドラマ、舞台と幅広いフィールドで活躍し、存在感、人気ともに抜群の阿部寛。その他、ちすん、柳ユーレイ、神戸浩、菅原大吉、土屋嘉男、堀内正美、白木みのる、一龍斎貞水、草村礼子、清水?治など個性派、演技派のベテラン俳優たちが脇を固めている。
  この物語で一番重要な部分は聖書異伝のことである。日本各地にある伝説も色々調べてみると、同じようなものでも少し違って伝承されているケースがある。例えば、河童や鬼の伝説などがその代表例としてあげられるだろう。この作品『奇談』に出てくる原作コミックのタイトルでもある“生命の木(樹)”は、旧約聖書の創世記でエデンの園の中央に植えられた木として描かれている。一般的に誰にでも知られているのは、アダムとイヴが禁止命令を無視して“知恵の木”の実を食べ、知恵をつけた人間が“生命の木”の実も食べるのではないか、と神のヤハヴェが恐れ、アダムとエヴァをエデンの園から追放した、ということである。本作では“知恵の木”の実を食べた“あだん(アダム)”と“生命の木”の実を食べた“じゅすへる”という人物が登場する。“生命の木”の実は、永遠の命を手に入れるものであり、“知恵の木”の実と“生命の木”の実との両方を食べた者は神と同じ存在になってしまうため、“あだん”は追放、“じゅすへる”には呪いをかけたとされている。昔、TVでやっていたミステリー特集で、「実はキリストは復活した後、日本に渡った。その証拠に日本にキリストの墓がある。」などといった内容を見たことがある。十字架にはりつけられたのは弟だったとか色々な解釈があり、子供ながらに楽しんで見ていた記憶がある。最近では、そういった番組もあまり見かけなくなった。だからこそ、この『奇談』のような歴史ミステリー映画が公開されると観たいという気持ちが大きく湧き上がってくるのだ。
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(C) 2005 「奇談」製作委員会
  先程も触れたが、この映画の設定は1972年(昭和47年)。最近は『ALWAYS 三丁目の夕日』や『カーテンコール』などに代表される昭和の風景を題材にした映画が多い。この『奇談』もジャンルは違うものの昭和の独特の雰囲気がうまく描かれている。昭和生まれの我々にとって、昭和という時代が昔話になっていくのには少し寂しい気分もある。
  パズルのように夢の断片を紡ぐ謎解きに秘められた恐怖と戦慄、聖書にまつわる驚愕の伝説と衝撃的な事件の数々、そしてクライマックスに描かれる「奇蹟」…、「ダヴィンチ・コード」を凌ぐ、感動の歴史ミステリーを是非劇場でご覧下さい。

ストーリー
「幼い頃に失った記憶。その真実を知るために幼い頃に暮らしていた隠れキリシタンの村へと女性は向かうが」
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(C) 2005 「奇談」製作委員会
 民俗学を専攻している大学院生・佐伯里美は最近、巨大な穴と幼い少年が現れる奇妙な夢を頻繁に見るようになっていた。小学一年生の夏休み、東北の隠れキリシタンの里として知られる渡戸村に住む親戚の家に預けられていた里美は、一緒に遊んでいた少年と共に神隠しに遭い、その前後の記憶がなかった。当時の記憶の断片にも思えるその不思議な夢に誘われるように、幼い頃の失われた記憶を求めて、里美は渡戸村へと向かった。
 渡戸村は徳川幕府の弾圧から逃れたキリスト教徒が作った隠れ里だが、その村の一部にある「はなれ」という集落の住民たちは村が出来る遥か以前から全員がキリシタンだった。彼らは7歳程度の知能しかなく、不死だと噂されていた。村の教会に立ち寄った里美は、村に伝わる聖書異伝を調べる為にやってきた稗田礼二に出会う。里美と稗田は長老や寺の住職から村に伝わる話しを聞きだし、渡戸村では昔から神隠しが頻発していると知る。
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