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『シンデレラマン』

配給:ブエナ ビスタ インターナショナル(ジャパン)
オフィシャルサイト:
http://www.movies.co.jp/cinderellaman/
この映画の予告編はこちらから


キャスト スタッフ データ
ラッセル・クロウ
レネー・ゼルウィガー
ポール・ジアマッティ
クレイグ・ビアーコ
パディ・コンシダイン
ブルース・マッギル
コナー・プライス
アリエル・ウォーラー
パトリック・ルイス
ニコラス・キャンベル

監督、製作:ロン・ハワード
製作:
  ブライアン・グレイザー
  ペニー・マーシャル
脚本、ストーリー:
  クリフ・ホリングワース
脚本:アキヴァ・ゴールズマン
撮影監督:トッド・ハロウェル
編集:
  マイク・ヒル,A.C.E.
  ダン・ハンリー,A.C.E.
プロダクション・デザイン:
  ウィン・トーマス
衣装デザイン:
  ダニエル・オーランディ
音楽:トーマス・ニューマン

2005/アメリカ/シネスコープサイズ
/ドルビーSRD/2時間24分

*ロン・ハワード監督インタビュー
<動画>


イントロダクション
「ラッセル・クロウ、レネー・ゼルウィガー、ロン・ハワード監督が映画化を熱望した“シンデレラマン”と呼ばれ、庶民に希望を与えた男の真実の物語」
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(C)Universal Pictures-Miramax Films-Imagine Entertainment. All Rights Reserved.
  『グラディエーター』のラッセル・クロウ、『コールド・マウンテン』のレネー・ゼルウィガー、『ビューティフル・マインド』のロン・ハワード監督というアカデミー賞受賞者の揃い踏み、その内容の良さから“つまらなかったら、返金をする”という大手映画館チェーンまで出現、そして(気の早い話だが)アカデミー賞最有力候補と大きな話題をさらっている作品が、今回紹介する『シンデレラマン』である。
  『シンデレラマン』というタイトルから「一体、どんな内容なんだろうか」と思う方もいるかもしれないが、この作品は実際に“シンデレラマン”と呼ばれた男の人生を描いたドラマとなっている。不遇な境遇からお姫様の座を手に入れたシンデレラのように、この“シンデレラマン”と呼ばれた男もそういった立場から自分の夢を掴んでいる。清廉潔白で、家族のために生き、結果的にアメリカンドリームを手にした男の物語がこの『シンデレラマン』なのである。
  男の名はジム・ブラドック、アイルランド系として1906年にNYに生まれている。アマチュア時代からボクサーとして頭角を現し、19歳でプロデビュー。強烈な右ストレートを武器に連戦連勝を重ね、1929年に世界タイトルに挑むが判定の末、敗戦。その際に武器である右手を負傷。同年の世界恐慌により投資していた財産も失う。ボクサーとしては完全に転落し始め、常に右手に不安を抱えての噛ませ犬的な出場、結果的にはライセンスを剥奪され、日々の生活もままならない状態に陥る。そんな男に奇蹟ともいえる舞台がやって来る。世界第2位の若手成長株との試合であった。この試合を契機に後に“シンデレラマン”と呼ばれるようになる男のドラマが始まる。
  この時代に語り継がれながらも、年月と共に忘れ去られようとしていた男ジム・ブラドックの物語を再び引っ張り出したのが新人脚本家のクリフ・ホリングワース。彼はこの作品のきっかけについて「ブラドックは国中の人々に勇気と希望を与えてヒーローとなったが、今はその勇姿が忘れ去られようとしている」と語っている。その後、ブラドックの息子たちなどとも知り合い、脚本を書き上げた。この脚本に大きな感銘を受けたのがラッセル・クロウ、レネー・ゼルウィガー、ロン・ハワードだった。ラッセル・クロウはその感動を「脚本を読むたびに鳥肌が立ったよ。これは全て実際に起きたことなんだ。」、ブラドックのあの一戦を実際にラジオで聞いていたという監督のロン・ハワードは大恐慌の時代を生きた人々に子供の頃から大きな興味を抱いていたが「偶像的な話ではなく、アメリカの大衆を揺さぶったリアルなものを描きたかった。ここには当時の人が誰もが抱いていた“家族を守りたい”という願いがある。そこにこそ勇気の根源があるんだ。」と語っている。
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  出演はラッセル・クロウ、レネー・ゼルウィガーの他に、『サイドウェイ』、『アメリカン・スプレンダー』のポール・ジアマッティ、『13F』のクレイグ・ビアーコ、『インサイダー』のブルース・マッギルなど。
  この作品は2時間半近くの長さがありながらも、そうした長さを全く感じさせず、物語の展開が分かっていながらも、最後には熱い感動に包まれてしまうヒューマン・ドラマだ。作品に心血を注ぎ、ボクサーとしての体を作り上げたラッセル・クロウ、どんな状況であろうが彼を支え続ける妻を演じるレネー・ゼルウィガー、やはり彼を見捨てないマネージャーを演じるポール・ジアマッティら役者陣の演技も見事である。特に迫力のあるボクシング・シーンやそれを会場で取り巻く観客、バーのラジオで聞ききながらブラドックに肩入れしていく庶民の臨場感はこちらの気分も自然と高揚させていく。こうしたロン・ハワードの演出のうまさには本当に惚れ惚れとさせられてしまう。アカデミー賞をはじめとするオスカーの最有力とされるのもうなずける素晴らしい内容の作品だ。
  ただ、個人的にはこの作品がこうした時代に出てきたという部分が気になった。仮にアカデミー賞を取れば、時代を超え語り継がれる作品になるかもしれないが、どうしてもそこの部分が外せないと感じるのだ。主人公もその妻も真正直な人間である。どんな貧乏にあろうが、盗みなど人の道から外れたことをせず、なんとか暮らし続ける。プライドに捉われるわけではなく、それは人間として失ってはいけない子供たちの手本となるべき姿、生き方だ。そんな中、どん底に落ちるしかなかった男には再びチャンスがやって来て、それを見事に手にする。これは全てに平等のチャンスがある、何度でもやり直しが効くというアメリカン・ドリームとでもいうべき世界である。また、作品には当時、セントラルパークに自然発生的に出来ていた“フーヴァー村”(当時の大統領の名からとっている)と呼ばれる大恐慌のあおりで住居まで失った人々の暮らすコミューンが出てくる。その時代を物語るシーンだが、ここにいる人々は共産主義という名目の下に公的な機関から度重なる圧迫を受けている。ブラドックはそのために友人を亡くす。何かが過剰で、何かが足りないアメリカ。この作品はアメリカ万歳的な映画ではなく、アメリカが失ったものを取戻そうと訴える、希求する映画であり、その代表、ヒーローとしてのジム・ブラドックなんだろう(今の時代にアメリカにこうした人物は登場するのだろうか)。
  どんな状況にあろうが清廉潔白を貫き、家族を第一に考えた男のヒューマン・ドラマ『シンデレラマン』、ぜひ、劇場に足を運んでください。

ストーリー
「かって栄光を掴みかけながら、どん底へと落ちたボクサーに巡ってきたチャンス」
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  プロ・ボクサー ジム・ブラドック。右ストレートを武器に栄光への道を進んでいた彼は右手の故障からその道を外れてしまう。稼いだお金も大恐慌により藻屑と消え、今は日々の生活に困りながら、港の日雇い労働と若手への噛ませ犬としてのボクシングで何とか稼ぎを得ていた。しかし、不甲斐ない試合からボクサーとしてのライセンスも剥奪される。家族を食わそうにも満足に食わせられない日々が続く。そんな中、彼に1試合だけボクシングのリングにあがるチャンスがやって来る。相手は世界ランキング2位の期待の若手。誰も勝てると思っていない試合だったが、ここから“シンデレラマン”と呼ばれるようになる男の奇蹟が始まる。
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