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『アバウト・ラブ/
  関於愛(クワァンユーアイ)』

配給:ムービーアイ エンタティンメント
オフィシャルサイト:
http://www.aboutlove-movie.com/
この映画の予告編はこちらから


キャスト スタッフ データ
『TOKYO』
伊東美咲
チェン・ボーリン
市川由衣
大杉漣
ヤン・ルイ

『TAIPEI』
加瀬亮
メイビス・ファン
アラン・クオ

『SHANGHAI』
塚本高史
リー・シャオルー
リー・シャオジャー
グー・シャオドン
企画、プロデュース:牛山拓二
『TOKYO』
監督:下山天
脚本:長津晴子
撮影:中山光一
美術デザイナー:柘植万知
音楽:土井宏紀

『TAIPEI』
監督、脚本:イー・ツーイェン
撮影:チェン・シェン
美術デザイナー:シャー・シャオユー
音楽:クリス・ホー

『SHANGHAI』
監督:チャン・イーバイ
撮影:ヤン・タオ
美術デザイナー:トーマス・チョン
音楽:ディン・ウェイ

2004/日本、中国/カラー/
ビスタサイズ/DTSステレオ/
1時間42


イントロダクション
「東京、台湾、上海。アジアの3つの都市で綴られる3つのラブストーリーを日本、中国の新鋭監督、キャストで描いた繋がっていく物語」
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(C)2004 about love FILM VENTURER
  “韓流”と呼ばれた韓国映画、スターの波に続き、次は“華流”(ホアリュウと呼ばれる)に大きな注目が集っている。すでに多くの方がご存知だろうが、“華流”とは中国、香港、台湾の中華圏の作品を示している(この範囲に関する解釈は様々である)。代表的なものとしては、日本の少女漫画「花より男子」をTVドラマ化した「流星花園 花より男子」、その作品から生まれたアジアを代表するアイドルグループ F4などが挙げられる。こういった部分に従来からの多くのファンを有していた香港映画の世界、重厚な人間ドラマ的作品で裾野を広げていた中国映画のファンが重なってくるというわけだ。必然的に“韓流”より幅広く、多くの映画ファンに訴えるであろうラインアップを持ったものが、この“華流”の世界ということが出来ると思う。今回紹介するのは、この“華流”の世界と日本映画がコラボレーとすることで生まれたオムニバス作品『アバウト・ラブ/関於愛(クワァンユーアイ)』である。
 日本人の俳優や監督のハリウッド映画への進出は大きな話題となっているが、それ以上に日本映画とアジア映画の関係は深くなっている。日活の無国籍アクションの諸作が香港映画に与えた影響、香港のカンフー映画で活躍した“和製ドラゴン”倉田保昭などその関係は長いのだが、近年になって、映画だけでなくTVドラマも含めての俳優の出演、資金投資などが盛んになってきている。これは“韓流”に端を発した日本でのアジア映画の人気(逆にアジア圏における日本のスターの人気)、世界的なアジア映画への注目があるからだろう。
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(C)2004 about love FILM VENTURER
 今回紹介するオムニバス作品『アバウト・ラブ/関於愛(クワァンユーアイ)』は東京、台湾、上海を舞台に東京の作品は日本の、台湾の作品は台湾の、上海の作品は中国の監督が撮りあげた3つの短編作品により構成されている。それぞれに独立した作品ではあるが、作品のどこかに繋がりを持っている。その繋がりは一瞬しか現れないが、実はこのオムニバス作品のイメージでもあるだろう繋がっているアジアを大きく演出している。物語の起点となるのは東京である。ここにスペインへと向かった恋人の帰りを待ち続ける女性と漫画家を目指すために東京へと留学してきた台湾人の青年がいる。女性を演じるのは伊東美咲、留学生を演じるのは日本でも人気上昇中の台湾を代表する若手俳優チェン・ボーリン。台湾には彼氏に振られ落ち込み続ける女性とその女性に呼び出された台湾に暮らす日本の青年がいる。女性を演じるのは台湾で最も人気の或る女性ミュージシャンのメイビス・ファン、日本人の青年を演じるのはこの秋公開になる『スクラップ・ヘブン』も印象的な加瀬亮。上海には中国語を勉強するために留学してきた日本人の青年がいる。彼が生活の場として選んだのは庶民的な下町にある雑貨屋のひと部屋。そこには大学受験を控えながら、店番をする女性がいる。日本人の青年を演じるのは映画にドラマにと活躍する塚本高史、女性を演じるのは『シュウシュウの季節』のリー・シャオルー。それぞれの作品のメガフォンを握るのは、東京編が『弟切草』の下山天、台湾編が『藍色夏恋』のイー・ツーイェン、上海編が日本未公開だが映画監督デビュー作が大ヒットを記録したチャン・イーバイ。このキャストと監督を並べれば、自ずと察しはつくだろうが、これからのアジア映画界を担っていくであろう若い才能を集め、作り上げた、今後へと繋がっていくオムニバス作品が、この『アバウト・ラブ/関於愛(クワァンユーアイ)』なのである。
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(C)2004 about love FILM VENTURER
 『アバウト・ラブ/関於愛(クワァンユーアイ)』というタイトル通り、物語はそれぞれの人物たちが抱えるラブストーリーである。作品自体は「どんな形式でも“ラブストーリー”であれば自由」という提案の下で撮られている。日本のみの公開ではなく、アジアでの公開も決定していることから、東京編では渋谷のスクランブル交差点や街並み、上海では変貌しつつある街並みもひとつの主役となっている。ただ、台湾編だけは台湾らしい街並みは一切出てこない。これは監督の「自分にとっての最重要テーマである“人”で台湾を表現したかった」という気持ちからきている。個人的な感想だが、結果的にはこの“人”で街並みを描こうとした台湾編が人物像も立ち、最も野心的で面白い(極端な言い方をすれば、この台湾編を観るだけのために劇場に足を運ぶ価値もあると思う)。リー・シャオルーの演技が秀逸な、消え行くであろう街並みと乙女心の切なさをうまくフィルムに押さえ込んでいる上海編は多くのラブ・ストーリー好きに受け入れられるはず。逆に伊東美咲、チェン・ボーリン主演で、このオムニバス作品の売りでもある東京編は個人的にはあまり新鮮さを感じなかった。平均的に全て面白ければいいのだろうが、こうした感じ方の差があるのもオムニバス作品の面白みなんだろう。友人と観て、どれが良かったかを話し合うのもその後の楽しみへと繋がっていくはずだしね。
 アジア映画の若き才能が集結したオムニバス作品『アバウト・ラブ/関於愛(クワァンユーアイ)』。アジア映画好きはもちろん、ラブ・ストーリー好きの方もぜひ、劇場に足を運んでください。   

ストーリー
「3つの都市を舞台にした3つの恋の物語」
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(C)2004 about love FILM VENTURER
  スペインに旅立ったまま戻ってこない恋人を待ち続けるアーティストの美智子。漫画家を目指すために台湾から東京に留学してきたものの、まったく作品が書けなくなったヤオ。渋谷のスクランブル交差点、恋人から別れの連絡を受け、涙を光らせた眼の美智子とすれ違ったとき、ヤオの中には何かが湧き出してきた、という『TOKYO』編。
 周囲の迷惑も顧みず、深夜にマンションで本棚を組み立てるアスー。やっと出来上がった本棚は重すぎて持ち上げられない。そこで彼女が呼び出したのが日本人の青年 鉄ちゃん。ふたりは深夜にペンキを塗ったりしながら、その距離を縮めていくのだが、彼女には忘れられない想いがあり、という『TAIPEI』編。
 中国語の勉強のために上海へと留学した修平。彼は上海の庶民的な香りが残る一角にある雑貨屋の2階に間借りしている。そこには大学受験のための勉強をしながら、店番をするユンという娘がいた。なんとなく修平への想いを寄せていくユン、そんな頃、修平に日本の彼女からの小包が届く、という『SHANGHAI』編。
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