『春香伝』
CHUNHYANG
配給：シネカノン
イ・ヒョンジョン
チョ・スンウ
イ・ジョンホン
キム・ソンニュ
キム・ハギョン
イ・ヘウン
監督：イム・グォンテク
製作：イ・テウォン
原案唱歌：チョ・サンヒョン
脚色：キム・ミョンゴン
撮影：チョン・イルソン
照明：イ・ミンブ
編集：パク・スンドク
美術：ミン・オンソク
衣装：ポン・ヒョンスク
衣装：ホ・ヨン
2000年 /韓国 /120分
「二人の距離は離れても、愛する心は離れない。信じていれば、きっとまた。」
「春香伝」は韓国の人々の心に永遠に刻み込まれている愛の物語。16歳の美しい娘チュニャンと貴族の子息モンニョンが身分を越え試練を越えて結ばれるまでを描いた、韓国古典の傑作である。これまで何度も舞台化、映画化が繰り返されてきたが、パンソリによって全編が歌い継がれる「春香伝」は本作が初めてである。全編にわたって歌われるパンソリと映像のリズムとの感動的なまでの調和によって、ストーリーにひきこまれてしまう。そのパンソリを歌うのは、人間国宝の指定されている名唱チョ・サンヒョン。監督は『風の丘を越えて〜西便制』でパンソリの旅芸人親子を通 して深い感動を残したアジアの巨匠イム・グォンテク。再びパンソリの壮大なスケールとともに、伝統とモダンを共存させた新たな愛の伝説を描き出した。そして情緒と躍動感に満ちた四季の色合いを撮り上げたのは、アジアのみならず欧米からも評価の高いチョ ン・イルソン。製作に当たっては専門家による緻密な時代考証が繰り返され、舞台となっている李朝時代が完全に再現されている。まさに各界の第一人者たちによって作り上げられた本作は、韓国映画として初めてカンヌ国際映画祭コンペ部門に正式出品を果 たし、満場の喝采を持って迎えられた。
「君は死んだら花になれ 私も死んだら蝶になろう 春の良き日におまえの花びらを抱きしめん」
李朝時代。ナムウォン府の代官の長子モンニョンは、父の赴任に従ってこの地で暮らし始めて数か月。勉学ばかりに嫌気が差したモンニョンは、憂さ晴らしに出かける。折りしも端午の日、賑わう戸外で少女たちが遊びに興じていた。中でもひときわ美しいチュニャンにモンニョンは、一目で心を奪われる。チュニャンの「雁は海を慕い、蝶は花を慕い、蟹は穴を慕う」という言葉から、直接会いに来るべきという意図を察したモンニョンは、闇に乗じてチュニャンの家を訪れる。彼女は平民である自分を正式に妻に迎えてくれることを条件に、彼を受け入れた。モンニョンは念書をしたため、永遠に変わらぬ 愛を誓う。しかし幸福も束の間、モンニョンは父の昇進に伴ってソウルへ戻らなければならなくなる。都へチュニャンを連れて行くこともままならず、なす術もない。ふたりは再会を誓いながら涙ながらに別 れた・・・。
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「春香伝」は韓国の人々の心に永遠に刻み込まれている愛の物語。16歳の美しい娘チュニャンと貴族の子息モンニョンが身分を越え試練を越えて結ばれるまでを描いた、韓国古典の傑作である。これまで何度も舞台化、映画化が繰り返されてきたが、パンソリによって全編が歌い継がれる「春香伝」は本作が初めてである。全編にわたって歌われるパンソリと映像のリズムとの感動的なまでの調和によって、ストーリーにひきこまれてしまう。そのパンソリを歌うのは、人間国宝の指定されている名唱チョ・サンヒョン。監督は『風の丘を越えて〜西便制』でパンソリの旅芸人親子を通
して深い感動を残したアジアの巨匠イム・グォンテク。再びパンソリの壮大なスケールとともに、伝統とモダンを共存させた新たな愛の伝説を描き出した。そして情緒と躍動感に満ちた四季の色合いを撮り上げたのは、アジアのみならず欧米からも評価の高いチョ
ン・イルソン。製作に当たっては専門家による緻密な時代考証が繰り返され、舞台となっている李朝時代が完全に再現されている。まさに各界の第一人者たちによって作り上げられた本作は、韓国映画として初めてカンヌ国際映画祭コンペ部門に正式出品を果
たし、満場の喝采を持って迎えられた。 
李朝時代。ナムウォン府の代官の長子モンニョンは、父の赴任に従ってこの地で暮らし始めて数か月。勉学ばかりに嫌気が差したモンニョンは、憂さ晴らしに出かける。折りしも端午の日、賑わう戸外で少女たちが遊びに興じていた。中でもひときわ美しいチュニャンにモンニョンは、一目で心を奪われる。チュニャンの「雁は海を慕い、蝶は花を慕い、蟹は穴を慕う」という言葉から、直接会いに来るべきという意図を察したモンニョンは、闇に乗じてチュニャンの家を訪れる。彼女は平民である自分を正式に妻に迎えてくれることを条件に、彼を受け入れた。モンニョンは念書をしたため、永遠に変わらぬ
愛を誓う。しかし幸福も束の間、モンニョンは父の昇進に伴ってソウルへ戻らなければならなくなる。都へチュニャンを連れて行くこともままならず、なす術もない。ふたりは再会を誓いながら涙ながらに別
れた・・・。 
