ニック・ノルティ
ジェームズ・コバーン
ウィレム・デフォー
シシー・スペイセク
メアリー・ベス・ハート
ブリジット・ティエルニー
ジム・トゥルー
ホルムズ・オズボーン
ショーン・マッキャン
スティーヴ・アダムス |
監督：ポール・シュレイダー
脚本：ポール・シュレイダー
製作：リンダ・レイズマン
原作：ラッセル・バンクス
撮影：ポール・サロシー
編集：ジェイ・ラビノウィッツ
製作デザイン：アン・プリチャード
音楽：マイケル・ブルック
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1997年/アメリカ/114分 カラー/ドルビーSR/ビスタ
（C）1997 LARGO ENTERTAINMENT，INC. |
『タクシードライバー』『レイジングブル』で脚本を担当、『アメリカン・ジゴロ』で監督としても高い評価をうけているポール・シュレイダーが監督・脚本を務めた衝撃作。原作はラッセル・バンクスの『狩猟期』。バンクスは、Ｏ.ヘンリー、ベスト・アメリカン・ショートストーリー賞受賞をはじめ、86年には「大陸漂流」ではピューリッツアー賞の候補にもなった。アメリカ文学では硬派として位置付けられ、骨太なリアリズムに幻想的な要素を交えた独自の作風で高く評価される。本作では時代の閉塞感、アメリカ社会の切実な暗部、その奥にあるギリシャ悲劇にも通じる深遠なテーマを１人の男の怒りと哀しみを通して描いている。主人公役のニック・ノルティは、第71回アカデミー賞最優秀主演男優賞にノミネートその父役のジェームズ・コバーンが最優秀助演男優賞を受賞した。
雪深い田舎町に住む警官ウェイド・ハウス。彼にとって人生は厳しいものであった。子供の頃アル中の父に怯え、現在は妻と離婚し娘にも会えない。チャンスのあるものは町を去るなか、彼の弟も都会で大学教授となった。 ある日、州の組合幹部が狩りの最中に事故死する。その背後に陰謀があると疑ったウェイドは、独自に調査を開始する。この事件の解決はこれまでの人生を取り戻す契機となるはずだったが、父の影に怯え、もがくなかで絶望は頂点に達する。そして彼は思いもよらぬ方向へとひた走る。
