『Paradice』
Paradice
配給:スローラーナー
北川圭介
大谷俊平
菊地百合子
梶浦雅裕
苣木寛之
北里晃一
森山達也
チバユウスケ
永瀬正敏
あんじ
監督:森山達也
脚本:森山達也
監督:ハル
音楽:THE MODS
製作:Antinos Records SEP
2000年/ 日本/ 43分
「ROCKはいつも、普通 に、ここにある。」
1998年にエリック・コットの映画『DRAGON HEAT』に友情出演。99年、香港でTHE MODSのシングル「junkyard九龍」のプロモーションビデオを、ジャン・ラム監督、ウィン・シャといった香港の若手クリエーターらとともに撮影。お金や時間、映画に関する既成概念を飛び越えた、ゲリラ的でアグレッシブなヤリ方とエネルギーに触発され、森山達也は、かねてからの夢である映画製作を手がけることになった。監督の森山をはじめ、スタッフ陣、出演者に至るまで映画製作に関しては素人だが、映画に対する愛情と素人ならではの発想があふれてい る。そして、映像にリンクした音楽はすべてTHE MODSの書き下ろしによるものである。すでに200曲を
超えるMODSのオリジナル曲の中で、森山の描く主人公はいつも「何か」に乗せてもらえなかったり、乗り遅れたり、乗らなかったのだ。それは、彼にとっての「現実」や「生活」だったりする。そして、それは誰か の「現実」や「生活」とリンクしてきたからこそ、この曲やTHE MODSというバンドが色褪せることなく今も存在している。音楽では一貫して「乗せなかった」森山が映画では「乗せて」いる。映画にはリアリティーだけではなく、「ちょっとファンタジック」な部分をプラスしたいという理由からだ。出演者のすべては、自らがら望む役者、モデル、バンドになるため「現実」と戦いながら生活している若者たちである。「ミドリ」や「俊」は、彼らであり、かつての森山自身なのである。
「Paradiceを意識した瞬間から二人のDiceは転がり出す。」
緑の髪と鋲ジャンがトレードマークのPUNKS「ミドリ」と、ハットとROCKが好き
なマジメなレコード屋の店員「俊」。
彼らは、まったく別々の生活の中で、音楽とバイトに明け暮れている。それぞれいっこうに解消されない不 満とフアンを募らせながら、ただ延々と続きそうな毎日をやり過ごしごまかしていた。そんな生活の中で2人が偶然にも強く引かれた1枚の[Paradice]行きの不思議なポスター。[Paradice]を意識した瞬間から2人の[Dice]は転がり始める。[Paradice]を賭けたGameの行く先はどこだ!?
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