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『三百人劇場映画講座VOL.17 吉村公三郎
女性映画革命』

企画:オフィスサンマルサン
オフィシャルサイト:
http://www.bekkoame.ne.jp/~darts/
この映画の予告編はこちらから


キャスト スタッフ データ
cast 監督:吉村公三郎 日本

イントロダクション
「“女性映画の大家”と呼ばれた日本映画を代表する監督 吉村公三郎の足跡を回顧する企画上映」
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その夜は忘れない
(C)角川映画
  成瀬巳喜男、深作欣二、山中貞雄、川島雄三、沢島忠、小林正樹といった日本映画を代表する監督たちや撮影監督である宮川一夫の特集上映を行ってきた三百人劇場映画講座。その第17弾が開催されることになった。今回、スポットが当てられるのは、やはり日本映画界を代表する監督  吉村公三郎、その企画イベントのタイトルは『三百人劇場映画講座VOL.17 吉村公三郎  女性映画革命』である
    『吉村公三郎 女性映画革命』というタイトルに「なんというタイトルなんだろうか」と感じる方も多いと思うが、吉村公三郎監督は『暖流』の高峰三枝子、『安城家の舞踏会』の原節子、『偽れる盛装』の京マチ子、『夜の河』の山本富士子など女性を主役とした作品(第二次世界大戦後は新しい時代の女性像を積極的に描いた)で高い評価と興行的な成功を手に入れたことから、“女性映画の大家”と呼ばれていたのである。実際、吉村監督は女性を主役とした数多くの作品を撮っているのだが、それ自体は当時の会社の方針であり、監督自身がそこに徹底的にこだわっていたわけではないようだ。
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源氏物語 (C)角川映画
1911年滋賀県に生まれた吉村公三郎は、1929年に松竹鎌田撮影所に入社している。10年間の助監督修業の後、1939年に監督昇進を果たす。その年の5本目の作品である『暖流』が大ヒットし、一気に注目を浴びる。その後、戦時召集されるものの、1946年に松竹大船に復職し、脚本 新藤兼人とのコンビで『安城家の舞踏会』を発表。その年のキネマ旬報の第1位を獲得するなど大絶賛を受ける。このコンビは数々のヒット作を生み出すが、1950年松竹の首脳陣との対立から、新藤兼人らと独立プロダクション“近代映画社”を設立する。その後、『偽れる盛装』、『夜の河』、『源氏物語』など数々の傑作を送り出す。最後の監督作品は1974年の『襤褸(らんる)の旗』。2000年に89歳で亡くなっている(奇しくも吉村監督が数多くの傑作を生み出した松竹大船撮影所が閉鎖された年でもあった)。
  吉村公三郎監督を語るのによく使用されるフレーズとして、上記の“女性映画の大家”とともに“映画は枠(フレーム)だ!”というものがある。監督自身が語った人生に作品解説などを加えた本のタイトルにもなっているフレーズだが、これほど彼の作品を明確に語っている言葉はないかもしれない。このフレーズ自体は、彼が撮影所で10年間師事した島津保次郎監督が一人前となったであろう吉村監督に対して残していった言葉(奥伝)だという。一本立ちしてすぐに戦時下の国策映画を撮らなければならなくなった吉村監督は僅かなロケ時間の中で「何を撮ればいいのだろうか」困惑するが、その時にこの奥伝を思い出し、枠を撮ることでその状況を乗り切ったと語っている。“枠を撮る”とは理想的なフレーミングを作り上げるということであり、吉村監督の作品はそのフレーミングの美しさ、素晴らしさがあったからこそ、女性を美しく、躍動的に捉えることが出来、“女性映画の大家”と呼ばれるようになったのである。
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夜の蝶 (C)角川映画
  今回、『三百人劇場映画講座VOL.17 吉村公三郎 女性映画革命』で上映される作品は、彼が残した全60作の監督作品の中から“女性映画の大家”と呼ばれるにふさわしい作品だけでなく、男性を主人公としたものなど34作品である(この企画イベントのためにニュープリントされたフィルムもある)。彼の名を一気に知らしめた『暖流』、カンヌ国際映画祭で撮影賞を受賞した『源氏物語』、『偽れる盛装』、『夜の河』、『婚期』などの代表作は完璧に網羅されている。
  名画座が無くなりつつあり、独自の企画上映も少なくなりつつある中で、こういった形でテーマに沿った作品をまとめて観ることが出来る機会は本当に貴重である。吉村公三郎を知る世代も、知らないけれども興味を抱いた方も、ぜひ、劇場に足を運んでください。本当に素晴らしいですから。   

ストーリー
「上映される作品について」
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夜の河 (C)角川映画
  今回上映される作品は、吉村公三郎の監督作品全60作から選び抜かれた34作品。
    彼の名を一気に知らしめた『暖流』、『安城家の舞踏会』、『誘惑』など松竹時代の作品、『偽れる盛装』、カンヌ国際映画祭で撮影賞を受賞した『源氏物語』など大映時代の作品、そして『足摺岬』、『夜の河』など独立プロ時代の作品という吉村監督の全キャリアから選び抜かれたものばかり。詳しい作品やスケジュールの詳しい内容は http://www.bekkoame.ne.jp/~darts/ でチェックしてください。
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