「日本を代表するアニメーション作家
山村浩二の世界 第二弾」
日本では『千と千尋の神隠し』が本年度のアカデミー賞 長編アニメ賞を受賞したことが非常に大きな話題となったが、そんな中、同じくアカデミー賞の短編アニメ賞に日本の作家の作品がエントリーされていたのを覚えている方もいるだろう。その作品『男山』を監督したのが、山村浩二というである。今回、特集上映される《ヤマムラアニメーション図鑑
vol.2》は春に上映され大好評だった《ヤマムラアニメーション図鑑》に続く、アニメーション作家 山村浩二作品を一挙に上映するという企画の第二弾である。
アカデミー賞でその作品がノミネートされるまで、一般的には有名とはいえなかった山村浩二は、子供向けのアニメーション作品を中心に活躍し、その作品は世界30カ国以上で上映、シカゴ国際映画祭、オタワ国際アニメーション映画祭など国際映画祭での受賞歴も数知れず、まさに日本を代表するアニメーション作家なのである。その活躍はアニメーションに留まらず、絵本の挿絵、イラスト、キャラクターデザインなどにも発揮されている。
今回の《ヤマムラアニメーション図鑑 vol.2》はレイトショーで公開される〈FOR ADULT〉とモーニングショーで公開される〈FOR KIDS〉に分けて、作品の上映が行われる。NHKで放送されたものから、アカデミー賞にノミネートされた『男山』まで。そして、どちらの上映にも新作アニメーション(未公開)の公開があります。これは、どちらも観るしかないか。ぜひ、劇場へ。 |