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『ワンダーランド』

配給:東北新社
オフィシャルサイト:
http://www.wonderland-movie.jp/
この映画の予告編はこちらから


キャスト スタッフ データ
ヴァル・キルマー
リサ・クドロー
ケイト・ボスワース
ディラン・マクダーモット
ジョッシュ・ルーカス
フランキー・G
ティム・ブレイク・ネルソン
キャリー・フィッシャー
エリック・ボゴシアン
監督、脚本:ジェームズ・コックス
製作:
  ホリー・ウィアスマ
  マイケル・パセオネック
脚本:
  キャプテン・モズナー
  トッド・サモビッツ
  D.ロリストン・スコット
撮影監督:マイケル・グラッディ
編集:ジェフ・マックボイ
プロダクション・デザイン:
  フランコ-ジアコモ・カルボーン
2003/アメリカ/カラー/
ヴィスタサイズ/SRD/1時間46分

イントロダクション
「70年代、時代の寵児となったポルノ・スター。その人物が関わったとされる迷宮入り殺人事件を真実の映画化」
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  芸能人やスターが起こしたり、関わった事件というのは必然的に大きな注目を浴びる。それは彼らが常に注目を浴びる存在であるが故の宿命である。小さな事件でも注目を浴びるのに、それがより大きな事件、殺人事件なんぞになったら、多くの人々はTVのブラウン管や週刊誌の憶測に食い入るようになる。最近では、限りなく黒に近い灰色と評されたO.J.シンプソンの殺人容疑なんかがその典型である(そして、現在ではマイケル・ジャクソンの幼児虐待疑惑に多くの人々が注目している)。今回紹介する『ワンダーランド』はそういったスターが関わったことから、全米で大きな注目を浴びた事件を映画化した作品である。
  1981年の夏、ロサンゼルスのハリウッドのワンダーランド通りにある一軒の館で発見された惨殺された死体と危篤状態の女性。ドラッグ・ディーラを巡るいざこざと考えられていた取るに足らないこの事件が“ワンダーランド殺人事件”として全米の注目を浴びたのはひとりのポルノ・スターとハリウッドのナイトクラブを牛耳るが大物ギャングが関わっているのではないかとされたからだった。全米が注目する中、多くの証言や憶測が生まれ、解決も間近なのではと思われたこの事件は結局、闇の中へと葬り去られてしまう。そこにはまた様々な事情があったという。こうした事件が事件の当事者の身近な人物をアドバイザーに迎えいれ映画化され、その複雑な事情、謎が解かれるということで、この作品『ワンダーランド』は当時の事件を知る世代を中心に熱狂的に受け入れられている。
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  この事件の容疑者とされたポルノ・スターはジョン・ホームズ。自分の一物のでかさを武器に70年代のハリウッドで圧倒的な人気を獲得した人物である。ポール・トーマス・アンダーソン監督のデビュー作(にして傑作)『ブギーナイツ』でやはり自分の一物のでかさを武器に成り上がっていく主人公のモデルはこのジョン・ホームズであるという。ポルノにとって黄金時代となった70年代をやりたい放題で生きてきたジョン・ホームズも80年代に入ると谷を転がり落ちるような状況へと変わっていた。彼の獲得した名声は廃れようがパーティーなどの場では通じる、ただ、仕事がないのだ。そんな時期に起こったのが、この“ワンダーランド殺人事件”だった。落ち目の忘れ去られようとしていたポルノ・スター、健全なる社会へと歩を進めようとしていたアメリカ社会、そんな最中に沸き起こったこの事件が注目を浴びるのは必然であったのだ。ちなみにジョン・ホームズは1988年にエイズのために亡くなっている。
  出演はジョン・ホームズ役に『バッドマン・フォーエヴァー』、『アレキサンダー』のヴァル・キルマー、彼の若い恋人役に『ブルー・クラッシュ』、『ビヨンド the シー』のケイト・ボスワース、彼の妻役にTVドラマ「フレンズ」のリサ・クドローなど。映画化に際し、アドバイザーとなったのはこのジョン・ホームズの恋人と妻であった。監督と共同脚本を手掛けたのはこの作品が日本では初公開となる新鋭ジェームズ・コックス。
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  映画を観るにあたり、ジョン・ホームズを知っているか、そうでないのかというのは大きいだろう。ジョン・ホームズという名前に「オー」ときたら、作品の内容は間違いなく楽しめるはず。知らないのなら『ブギーナイツ』をちょっと齧っておくのも手だろう。あの映画でも人生を転落し始めてからのどうしようもなさ、ドラッグ・パーティーの様子を描いていたが、この作品でもキーとなるのはドラッグ、主人公のどうしようもなさである。それにプラスして、このどうしようもない男を支えようとするふたつの愛がある。コックス監督は「ここには、ドラッグに溺れた男を支えて愛したピュアなラブ・ストーリーがある」と語っているが、映画化に際し、アドバイザーとなったのがジョン・ホームズの恋人と妻であったことを考えると、必然的にそういうストーリーとなっていくはずだ。ちょっと必要以上かなと思えるほど時間軸を入れ替えながら進んでいくスタイリッシュな映像の物語から浮かび上がってくるのもこのジョン・ホームズという人物へのふたりの愛憎である。食い違う証言を超えて、事件の真相は確かに明らかになるが、結果的に心に刻まれるのは70年代の象徴ともいうべきジョン・ホームズという人物のたどり着いた場所と彼を愛し続けた女性の想いなのだ。NYの怪しげなポルノ・ショップなどの巣窟だったブロードウェイもディズニーの通りとなった現在、この作品は60年代を経ての70年代というあの乱痴気騒ぎの時代へのオマージュになっているのかもしれない。映画に挿入されるデイラン、バッド・カンパニー、T.REX、カーズ、ドゥービー・グレイなどの歌の数々もそういった部分から考えると印象的だ。ジョン・ホームズ好きはもちろん、70年代のアメリカン・カルチャーなどに興味があるなら、楽しめる作品ではないだろうか。ぜひ、劇場に足を運んでください。   

ストーリー
「単なるドラッグを巡るいざこざに思えた殺人事件はジョン・ホームズの登場で大きな注目を浴びる」
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  1981年の夏。ハリウッドのワンダーランド通りにある館で4人の惨殺された死体と危篤状態にあるひとりの女性が発見された。事件はドラッグを巡るよくあるトラブルに思えた。
  事件の数日前、ジョン・ホームズは若い彼女とひと時を過ごしていた。その時に彼女は彼の尋常ではない姿を目撃していた。その頃、ジョンの手引きでエディー・ナッシュの家を知らずに襲撃した男がいた。ワンダーランド通りで殺されたのはその時の仲間であった。彼は身を守るために警察への証言と引き換えに保護を求める。彼の証言から浮かび上がるジョン・ホームズの名前。単なるいざこざに思えた殺人事件は俄然大きな注目を浴び始めるのだが。
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