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『わすれな歌』
配給:クロックワークス
オフィシャルサイト:

キャスト スタッフ データ
スパコン・ギッスワーン
シリヤゴーン・プッカウェート
プラシット・ウォンラックタイ
ポーンティップ・パーパナイ
ソムレック・サックディクン
アンポン・ラッタウォン
ブラック・ポムトーン
アマラッド・ニッティポン
監督・脚本:
ペンエーグ・ラッタナルアーン
製作:
ノンスイー・ニミブット
ドゥアンガモン・リムジャルーン
撮影:
チャーンキット・チャムニウィガイポン
音楽:
チャーチャーイ・ポングラパーパン 衣装:
ソムバット・ティラサーロート
※2002年カンヌ映画祭監督週間正式出品作品


2002年/タイ/116分/カラー/ビスタサイズ/ドルビーSRD-EX

イントロダクション
 「何年か前に原作(「モンラック・トランジスタ」)を読んで、すぐに面白い映画になると思った。雰囲気が良かったんだ。映画の舞台になるのはほとんど田舎の村なんだけど、まるでその村の匂いがしてくるようで。その雰囲気を活かして何か出来るんじゃないかと思った。」監督・脚本のペンエーグ・ラッタナルアーンである。“タイのタランティーノ”と呼ばれる彼は前作『6ixtynin9』の雑然としたバンコクとバイオレンスのイメージから一転し、本作では運命のいたずらで引き裂かれる若い男女のラブストーリーを作り出した。天真爛漫な青年ペンは歌を歌うこと、そして村一番の美しい娘サダウに夢中。めでたく結ばれた2人は美しい自然にかこまれたゆるやかな川のほとりで、慎ましくも幸せな生活を送っていた。しかしある日、ペンが兵役に駆り出されてしまう。毎日のようにサダウに手紙を送るペン。だが歌謡コンテストに合格し、軍隊を脱走してしまったことから、ペンのつらく長い道のりが始まった…。主人公のペンには『快盗ブラック・タイガー』のスパコン・ギッスワーン。劇中で歌っている歌は吹替えなしで彼が熱唱した。妻サダウにはタイの国民的女優シリヤゴーン・プッカウェート。ノスタルジックなタイの名曲の数々が劇中に流れるが、その中でも中心となるのは“わすれな歌”。60年代にタイで圧倒的な人気を誇ったスター・シンガー、スラポン・ソムパットジャルーンの名曲である。

ストーリー
ヒロインのシリヤゴーン・プッカウェートの泣き顔が素晴らしい。彼女はこの作品の中で何度か自分の不幸を嘆いて泣くのだが、そのどれもが1つ1つ違う泣き方になっている。ただ泣くのではなく、泣くまでの微妙な感情の昂ぶりを演ずる芝居が絶妙なのである。思わず“ファンタスティック!”とうなってしまう。可愛い顔しただけのお嬢さんなのかと思ってたら、素晴らしい演技派女優だった。もちろん、主役を演じるスパコン・ギッスワーンのとぼけた(?)演技ぶりも良い。かなり悲惨な目に遇ったりするんだけど、彼の醸し出すキャラのせいか、ぜんぜん悲壮感が漂わない。そして彼の歌声。人前で歌うと最後にぶっ倒れてしまうという、またまたおかしな演技を披露してくれている。それから彼らに接するキャラが何人も登場してくるが、誰もが何かいそうでいない、ちょっと変なキャラクターで楽しませてくれる。ペンエーグ・ラッタナルアーン監督は“タイのタランティーノ”と呼ばれるそうだが、このキャラ群といい、ストーリー進行といい、タランティーノを彷彿とさせる演出である。だけど、ウンコにまつわる話がやたら多い。最初のシーンからして、ネックレスを飲みこんで逃亡したペンが拘置所で警官たちに下剤を飲まされて脱糞するところだし、途中、肥溜めが出てきたときは「ああ、落っこちるんだろうなあ〜」と思わせて期待を裏切らない展開をみせる。ただし、これらのシーンはそれほど汚く表現してはないので、嫌な気持ちにはならない。子供が「ウンチ、ウンチ」って喜ぶような雰囲気なのである。でないとラブストーリーが台無しになってしまうからね。
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