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『ヴィスコンティ映画祭』

オフィシャルサイト:
http://www.asahi.com/event/visconti/


キャスト スタッフ データ
上映作品
『郵便配達は二度ベルを鳴らす』
『揺れる大地』
『ベリッシマ』
『夏の嵐』
『白夜』
『若者のすべて』
『山猫』
『熊座の淡き星影』
『異邦人』
『地獄に堕ちた勇者ども』
『ベニスに死す』
『ルードヴィヒ』
『家族の肖像』
『イノセント』
『栄光の日々』(共同監督作品)
『ある三面記事についてのメモ』
 (短編作品)
『アンナ・マニャーニ』
  (『われら女性』から)
『前金』(『ボッカチオ'70』から)
『疲れ切った魔女』
(『華やかな魔女たち』から)
監督:ルキノ・ヴィスコンティ 主催:
朝日新聞社
チネテーカ・ナツィオナーレ
イタリア文化会館

イントロダクション
「映画監督ルキノ・ヴィスコンティの最大規模の映画祭が開催!」
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『山猫』 >>拡大写真  
 イタリアの映画監督といえば、誰を思い出すだろうか。フェデェリコ・フェリーニ、ロベルト・ロッセリーニ、 ベルナルド・ベルトルッチ、ヴィットリオ・デ・シーカ、ジュゼッペ・トルナトーレ、ナンニ・モレッティ、ピエル・パオロ・パゾリーニ、ミケランジェロ・アントニオーニ、セルジオ・レオーネなど多くの監督の名前が作品と共に思い浮かんでくるはずだ。そういった中で必ず思い浮かぶだろう監督がいる。ルキノ・ヴィスコンティである。『山猫』、『若者のすべて』、『ベニスに死す』など数多くの傑作を撮ってきた映画監督ルキノ・ヴィスコンティの最大規模の映画祭がこの日本で開催される。それが今回紹介する「ヴィスコンティ映画祭」である。
 映画に興味を持てば、どこかで必ずぶつかる監督であるルキノ・ヴィスコンティ(映画の教科書があれば、ワンセンテンスは割かれるだろう)、ここで彼の簡単な略歴を書いておこう。1906年にミラノの名門貴族の家庭に生まれた彼は芸術的な環境の中で育っていく。ジャン・ルノワール監督に師事し(ココ・シャネルの紹介だという)、彼の作品『どん底』(1936)で助監督につく。1942年『郵便配達は二度ベルを鳴らす』で監督としてデビューを果たす。ネオレアリズモ(新しいリアリズム。より現実に根ざした内容を持つ映画と考えてもらえばいいと思う)の起源ともされるこの作品(決定的な作品となったのはロッセリーニの『無防備都市』だとされる)で圧倒的な評価を獲得したヴィスコンティは、ムッソリーニ政権やナチスに対する反ファシスト運動での投獄などを経て、1948年にネオレアリズモの代表的傑作『揺れる大地』を完成させる。その後、『夏の嵐』、『若者のすべて』、『山猫』、『地獄に落ちた勇者ども』、『ベニスに死す』、『ルードヴィヒ/神々の黄昏』、『家族の肖像』などの傑作を撮り続ける。1976年インフルエンザのため、ローマで死去。享年69歳であった。
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『熊座の淡き星影』
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 世界的に高い評価を獲得していたヴィスコンティ監督だが、日本ではほとんどの作品が大々的に公開されることはなかったのだという(未公開も多かったという)。これだけの数の映画が公開されている現在の状況を考えると信じがたい話なのだが、当時の日本でのヴィスコンティ監督に対する評価は決して高いものではなかったのだ。日本でそんなヴィスコンティ監督にやっと大きな注目が集ったのは、監督自身にとって最晩年の時期の作品である『家族の肖像』のヒットだった。しかし、この作品が日本公開(1978)された時にはヴィスコンティ監督はすでにあの世に行ってしまっていた。それ以降、何度となくヴィスコンティ監督の作品の回顧上映が開催され、新たなファンを確実に掴んでいき、そして今年、生誕100年、没後30年(2006)を目前にこの日本で最大規模の映画祭が開催されるというのだから、皮肉といえば皮肉(素晴らしいといえば素晴らしい)なものである。
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『ベニスに死す』
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 今回開催される「ヴィスコンティ映画祭」は彼自身が監督した長編作品全19本と共同監督/オムニバスの『ボッカチオ'70』、『華やかな魔女たち』、『われら女性』の作品などが一気に公開される。正直、今後こういう機会がやってくることはまずないと思うので、それだけでもこの映画祭のすごさというもの感じていただければと思う。しかも上映に使用されるフィルムの多くは、ローマにある国立映画学校兼映画保存期間であるチネテーカ・ナツィオナーレにより復元されたものである。20世紀の遺産である映画はイタリアに限らず、各国で修復作業が進められている。日本でもDVDで発売された小津安二郎の作品の鮮明さに喜びを感じた方も多いのではないかと思う。今までヴィスコンティ監督の作品を観てきた方にとっては、そうした新たな感覚、発見が味わえ、ヴィスコンティ監督の作品をスクリーンで体験したことのない層にとっては間違いなく貴重な機会になるはずだ。11日という短い期間で公開されるので、日程の調整など大変だと思いますが、ぜひ、会場に足を運んでください。  

ストーリー
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『若者のすべて』
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「公開される作品など」
 今回の「ヴィスコンティ映画祭」ではヴィスコンティ監督の遺した長編19本、長編オムニバスとして製作された中の彼の監督作3本、短編ドキュメンタリー1本、共同監督作品1本が公開される。これでヴィスコンティの監督作品は、ほぼコンプリートの状態にあるといってもいいだろう。この中から時間とお金の相談をして、どの作品を観るかは当然、分かれるところだろう。ネオレアリズモの作品(『郵便配達は二度ベルを鳴らす』、『揺れる大地』)を中心に観るか、“ドイツ三部作”(『地獄に落ちた勇者ども』、『ヴェニスに死す』、『ルートヴィヒ/神々の黄昏』)を中心にセレクトするか、それとも彼が愛した男優の変遷を観ていくのか。様々な作品の楽しみ方が出来るこの映画祭。詳しいスケジュールは以下のHPでご確認ください。 http://www.asahi.com/event/visconti/
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