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『海を飛ぶ夢』

配給:東宝東和
オフィシャルサイト:http://umi.eigafan.com/

この映画の予告編はこちらから


キャスト スタッフ データ
ハビエル・バルデム
ベレン・ルエダ
ロラ・ドゥエニャス
マベル・リベラ
セルソ・ブガーリョ
クララ・セグラ
ホアン・ダルマウ
アルベルト・ヒメネス
タマル・ノバス
フランセスク・ガリード
ホセ・マポウ
アルベルト・アマリーリジャ
監督、製作、脚本、音楽:
  アレハンドロ・アメナーバル
製作:フェルナンド・ボバイラ
脚本:マテオ・ヒル
撮影監督:
  ハビエル・アギーレサロベ
美術監督:
  ベンハミン・フェルナンデス
衣装:ソニア・グランデ
*アカデミー賞 外国映画賞 受賞
*ゴールデン・グローブ賞
  最優秀外国語映画賞 受賞
*ベネチア国際映画祭
  審査員特別賞
  ヤング・シネマ賞
  最優秀主演男優賞 受賞
*ナショナル・ボド・オブ・レビュー
  最優秀外国語映画賞 受賞
*その他 各種映画祭にて受賞

2004/スペイン、フランス/カラー/
スコープサイズ/
ドルビーデジタルSRD・SDDS/
2時間5分

イントロダクション
「アカデミー賞外国語映画賞受賞など世界中が絶賛した実話をベースにした“尊厳死”と愛の物語」
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  本年度(2005)のアカデミー賞 外国映画賞をはじめ、ゴールデン・グローブ賞 最優秀外国語映画賞、ベネチア国際映画祭 審査員特別賞、ヤング・シネマ賞(最優秀外国語映画賞)、最優秀主演男優賞など世界各地の映画祭で限りない賞賛と受賞を受けてきた作品、それが今回紹介するスペイン映画『海を飛ぶ夢』である。
  事故により、四肢麻痺となり、寝たきり状態となっている主人公が、自分を解放するための死の権利を手に入れる闘いと、そんな彼の戦いに係わり続ける人々の葛藤、交流を描いたこの作品、前年度(2004)のアカデミー賞 外国語映画賞を受賞した作品『みなさん、さようなら。』との共通項を感じる向きがあるかもしれない。その想像通り、この作品『海を飛ぶ夢』と『みなさん、さようなら。』が共通のテーマとしているのは“尊厳死”である。その描き方には大きな差があるが、この両者の作品の最も大きな違いは『海を飛ぶ夢』は実話を元にした映画化であるということだろう。
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  映画のきっかけとなったのは、ラモン・サンペドロによる手記『LETTERS FROM HELL』。四肢麻痺となっていた彼がベッドの上で書き溜めた散文や詩をまとめ、1996年に出版されたこの手記はスペイン国内で発行後から大きな話題となり、多くの人々の心を魅了してきた。そんな中のひとりにトム・クルーズ製作・主演の『バニラ・スカイ』のオリジナルである『オープン・ユア・アイズ』で大きな注目を浴び、『アザーズ』でハリウッド・デビューも飾ったスペインの若手映画監督アレハンドロ・アメナーバルもいた。アレハンドロ監督は「数年前にラモン・サンペドロの本を読んだとき、彼の語り口に完全に心を奪われました。そして、ラモンの周囲にいた人々に質問をし始めた私は、自分が考えていた以上に意義があると気づきました。ラモンの物語は語り継ぐ価値のあるものです。この映画を作ろうと決めたとき、製作費や役者、その他の何よりも重要だったのは、このラモンの物語です。」と製作のきっかけについて語っている。作品の製作に当たって、当初はフィクションを考えていたというアレハンドロ監督だが、周囲へのリサーチを進めていくうちに、ノンフィクションとフィクションのバランスを取りながら、自身が伝えたかったラモンの真実の物語を描いていくという方向へと転換していったという(フィクションの部分にはキャラクターの省略や複合などがある)。
  出演は、主演のラモン・サンペドロ役に『夜になるまえに』で数々の主演男優賞を受賞しているハビエル・バルデム(彼はこの作品でもベネチア国際映画祭、ヨーロッパ映画祭の主演男優賞を受賞している)、共演にTVシリーズで大活躍をし、これが映画初出演となるベレン・ルエダ、『トーク・トゥ・ハー』のロラ・ドゥエニャスなど。スタッフには世界中で高い評価を獲得してきたアレハンドロ監督組とも言うべき常連が集結している。
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  四肢麻痺で寝たきりの生活を送り続けているラモン・サンペドロ。そのラモンを演じるハビエル・バルデムの演技がとにかく見事な作品である。首、頭、目、口しか動かせないラモン、そして不慮の事故に遭う前の自由を謳歌していた若かりし日のラモンという30年近くの時間の差があり、その中でルックスも状況も全く変わってしまった人物をハビエルは見事に演じきっている。アレハンドロ監督は「役者よりもラモンの物語が重要だった」と語っているが、ハビエルのこの演技がなければ、この作品がこれほどまでに心を揺らす作品になっていただろうか。もちろん、この作品の重要な要素がラモンの真実の物語であることは間違いない。それは彼を応援しようとやって来た女性たち、介護し続ける家族たちとの愛の物語でもある。考えてみれば、『みなさん、さようなら。』も友情、人生の遍歴という愛の物語でもあった。当たり前のことなのだが、死は愛というものと表裏の関係にあるだろうし、それが自らが選ぶ“尊厳死”ということになれば、尚更だろうと思う。この作品『海を飛ぶ夢』の中には海に飛び込んで事故に遭ったときの体験した映像、自由になって空を飛ぶ姿という空想のイメージが何度か挿入されている。それはラモンの抱える現実の重さ、深さを一層感じさせる。そして、そのことが愛というものの大切さをひしひしと感じさせるのだ。それは無常さとも思えるようなラストのシーンまで続いていく。自らの手で命を絶つという“尊厳死”を描き、そういった部分へのきちんとした問題提起を持ちながらも、やはり、この作品はこの上ない生と愛の物語である。ぜひ、劇場に足を運んでこの素晴らしい物語を味わってください。   

ストーリー
「“尊厳死”の権利を手に入れるためにラモンと周囲の人々の物語が始まる」
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  ベッドで寝たきりの生活を送るラモン・サンペドロ。彼は25歳のときに、海へ飛び込み、頭部を強打したため、四肢麻痺となってしまった。それから、このベッド上で30年近くの時を過ごしていた。そんな生活を送る彼はひとつの目的を持って歩み始めていた。それは自らで命を絶つ“尊厳死”の権利を手に入れ、実行することであった。そのことに対する家族の葛藤はあったが、彼の意思は固く、民間の支援組織の手助けなどを得ながら法廷闘争へと進んでいた。そんな彼を手助けするために支援組織に呼ばれた弁護士のフリア、彼の存在をTVで知り心を動かされたロサという女性たちも駆けつける。彼女たちへの愛情も抱きながら、ラモンは“尊厳死”という権利のために闘い始める。
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