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『Uボート 最後の決断』

配給:エスピーオー
オフィシャルサイト:http://www.uboat-sk.jp/

この映画の予告編はこちらから


キャスト スタッフ データ
ウィリアム・H・メイシー
ティル・シュヴァイガー
スコット・カーン
トーマス・クレッチマン
ローレン・ホリー
ルネ・ヘゲル
マット・リンクイスト
ジェレミー・シスト
イアン・サマーホルダー
監督、脚本:トニー・ジグリオ
製作:マーク・ウィリアムス
   マイケル・ピアース
   ジュリアス・R・ナッソ
原作・脚本:ジョン・E・ディーバー
撮影監督:ゲリー・ライブリー
編集:ハーヴェイ・ローゼンストック
美術:テレンス・フォスター
衣装:ジャン・ピエール・ドルレアック
音楽:スティーヴ・ブラムソン
2003/アメリカ/カラー/シネマスコープ/ドルビーデジタル/1時間38分

イントロダクション
「協力することが唯一の生き残る道。航行不能となった潜水艦内を舞台とした緊迫感と男気に満ちた戦争ドラマ」
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  「潜水艦映画にハズレなし」という言葉は昔からよく耳にしていた。そう言い出したのが誰かは分からないが、今でも潜水艦映画が公開されるたびに、この言葉を耳にする。確かに『眼下の敵』、『深く静かに潜行せよ』、『U・ボート』、『レッド・オクトーバーを追え』など潜水艦を舞台とした作品には面白いものが多い。なぜに面白いのかという理由も明白だ。戦争という状況を背景に潜水艦という逃げ場もない完全なる密室状態の中だからこそ生まれる緊迫したドラマがそこには存在するからだ。そんな潜水艦の緊迫した状況を舞台とした戦争ドラマがまた登場した。それが今回紹介する作品『Uボート 最後の決断』である。
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 タイトルからも分かるように、この作品は潜水艦の中でも最も人気があるドイツ軍の潜水艦“Uボート”を舞台とした作品である。第二次世界大戦当初は、大西洋上で連合軍を恐怖の底に陥れた“Uボート”だが、ある時期を境にその恐怖は“Uボート”の乗組員に跳ね返ってくる。それは連合軍の“Uボート”に対する対策が万全となってきたからであった。この作品『Uボート 最後の決断』の物語の背景となるのはそうした“Uボート”に対する対策が万全となり、転換期となった1943年である。この年を契機に“Uボート”は徹底的に叩きのめされていくのだ。
 1943年の大西洋、アメリカ軍の潜水艦“ソードフィッシュ”はドイツ軍の潜水艦“Uボート”を発見。先制攻撃を仕掛けるが、返り討ちを浴び、沈没してしまう。生き残った乗組員は脱出するものの、“Uボート”の捕虜となってしまう。捕虜となったアメリカ兵のひとりは伝染病に犯されていた。密室の潜水艦内ではその病気が伝染し始める。そういった中、“Uボート”もアメリカ軍の駆逐艦の攻撃により甚大な被害を受け、限られた距離しか航行が出来ない状況に陥る。こうした中で艦長が下した決断はアメリカ軍の捕虜と手を結び、陸まで行き、全員が生き残るというものだったというのが、この作品の物語である。従来の潜水艦映画と違うのは、捕虜の存在と彼らが手を結び、ひとつの目的を達成するという部分だろう。そして、間違いなくそういった部分がこの作品の最大の見所になっている。
 出演は『ファーゴ』、『シービスケット』のウィリアム・H・メイシー、『ノッキン・オン・ヘヴンズ・ドア』、『キング・アーサー』のティル・シュヴァイガー、『スターリングラード』のトーマス・クレッチマン、『オーシャンズ12』のスコット・カーンなど。監督は『サッカードッグ』で注目を集めた若手監督トニー・ジグリオが担当している。
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 “Uボート”と“ソードフィッシュ”の対決シーンもいいが、この作品の見所はなんと言ったって、伝染病も蔓延し、敵艦の攻撃により航行不能になりかかった“Uボート”艦内でドイツ軍とアメリカ軍がが手を結ぶシーンから始まる。手を結んだ両者が最初に共同で行うことが、無念の死者を水葬に送り出すシーンなのだから、本当にたまらない。その後、ドイツ軍からは裏切り者として、連合軍からは当然のごとく敵として判断されているこの“Uボート”はいくつもの困難を乗り越えていく。そこにあるのは“生き残る”という強い気持ちとそれ故に戦いという枠を超え、生まれた“男気”である。この“男気”が見事に発揮されるラストのシーンは本当に美しい。ウィリアム・H・メイシーという名優が出演しながらも、この作品はアメリカでは劇場公開されることがなく、DVD(ビデオ)でリリースされたのみであったという。作品として興行に結びつかないという判断もあったのだろうが、穿った見方をすれば、この作品が大きなテーマとする戦争の無意味さと生きて帰国することの重要性が今の時勢に合わなかったのかなとも感じてしまった。決して高い予算をかけた作品ではないし、物語的にはそこは要らないだろうという余分な部分、もうちょっと深みがあればと感じる部分もあるが、戦争、潜水艦ドラマとしては十二分に楽しめる作品に仕上がっている。戦争映画ファン、潜水艦ファンはもちろん、男のドラマが好きな方にも必見の作品です。ぜひ、劇場に足を運んでください。   

ストーリー
「航行不能に陥ったUボート。ドイツ軍乗組員とアメリカ軍捕虜は生き延びるために手を結ぶ」
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 1943年、大西洋上で猛威を振るっていたドイツ軍の潜水艦Uボートには以前のような勢いがなくなっていた。それは連合軍による対策が万全になっていたからだ。レーダーと機雷による攻撃で多くのUボートが海に沈んでいった。
 そんな時期、アメリカ軍の潜水艦ソードフィッシュはUボートを発見し、先制攻撃を仕掛けるが、逆に撃沈させられてしまう。何とか脱出して、生き残った者もUボートの捕虜となってしまった。アメリカ兵が捕虜となってから、Uボート内では原因不明の病気が蔓延していた。それはソードフィッシュの艦長が感染していた伝染性の強い髄膜炎であった。伝染病が蔓延する艦内、そんな中でUボートは連合軍の攻撃を受け、僅かな距離しか航行できなくなってしまう。彼らに残された道は敵対する同士が協力すること、それが唯一の生き残るための道であった。
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