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『スーパーサイズ・ミー』

配給:クロックワークス、ファントム・フィルム
オフィシャルサイト:http://www.supersizeme.jp/


キャスト スタッフ データ
モーガン・スパーロック 監督、脚本、プロデューサー:
  モーガン・スパーロック
撮影監督:スコット・アンブロジー
編集:
  ステラ・ジョージエヴァ
  シュリー・“ボブ”・ロンバルディー
音楽:スティーヴ・ホロウィッツ
   マイケル・パリッシュ
※2004年サンダンス映画祭ドキュメンタリー部門監督賞 受賞

2004/アメリカ/カラー/1時間38分

イントロダクション
「サンダンスが熱狂し、大反響を巻き起こしたマクドナルドを30日間食べ続けるという実験の物語」
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今年(2004)に日本で劇場公開された作品の切り口のひとつとして、ドキュメンタリー映画を挙げることが出来るだろう。大ヒットした『ディープ・ブルー』、『永遠のモータウン』、『HARUKO』、『華氏911』、『フォッグ・オブ・ウォー マクナマラ元米国防長官の告白』、『タカダワタル的』、『ソウル・オブ・マン』をはじめとする“ブルース・プロジェクト”の作品、『エンド・オブ・センチュリー』、『あしがらさん』、果てはアメリカのドキュメンタリーの巨匠フレデリック・ワイズマンの映画祭まで、本当に数多くのドキュメンタリー作品が公開されてきた。こういったドキュメンタリー作品の公開の大きなきっかけとなった作品が昨年公開され、大ヒットしたマイケル・ムーアによる作品『ボウリング・フォー・コロンバイン』である。自らが体験するというスタイルでアメリカの疑問と欺瞞を暴いていくこの作品は多くの人に衝撃を与え、共感を生み出した。ドキュメンタリー作品は、ある事柄をジャーナリスティックに捉えていくため、作品自体が大きく裾野を広げていくことは難しい分野でもある。今年、公開されたドキュメンタリー作品の多くももちろんそういった範疇に入るものだ(『ディープ・ブルー』が大ヒットしたのはその範疇をはみ出していたことも要因だろう)。そして、数多くのドキュメンタリー映画が公開された2004年の締めを飾る作品として、『ボウリング・フォー・コロンバイン』的実体験ドキュメンタリー作品が公開される。それが今回紹介する作品『スーパーサイズ・ミー』である。
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 この作品『スーパーサイズ・ミー』については、ニュース番組などで大きく取上げられていたのですでにご存知の方も多いだろうし、公開を心待ちにしていた方も多いと思う。
『スーパーサイズ・ミー』巨大サイズの自分、自分巨大化計画とでも言ったらいいこの作品は、監督が自ら30日間に渡り、マクドナルドを食べ続けるという人体実験映画である。体に悪いことは分かりきっているから、誰もこんなこと考えないし、実行しないということ実行してしまったのが、監督で主演(被験者)のモーガン・スパーロック。彼はこの作品のきっかけについて、ふたりのティーンエイジャーが自分たちが肥満になったのはハンバーガーが原因だとマクドナルド社を相手に訴訟を起こした事件(日本でも余りの馬鹿らしさから話題になりましたね)をあげ、「彼女たちの言い分が正しいのか、マクドナルド社の言い分が正しいのか自分で証明してみようと思った」と語っている。ただ、この作品の目的はそれだけではなく「これは僕らが暮らす食文化への警鐘なんだ。今回の実験にマクドナルドを選んだのは、彼らが一番大きいから。彼らなら変革できると思うし、彼らが変われば他の企業も追随してくるはずだから」と語っている。
 30日間3食マクドナルドなどのファーストフードを食べ続ければ、どんな結果になるかは誰だって想像できるはずだ。その結論を証明しようという試みを彼は主治医である内科医、消化器科医、心臓専門医、栄養士という4人に定期的な診断、アドバイスを受けながら、自分の肉体による科学的証明を試みていく。それと同時に、彼は肥満に対する地域社会の取材を続けていく。定期健診は自分の体のとてつもない変化、取材は肥満が生まれざる得なくなったアメリカの地域社会の変貌をを如実に捉えていく。そこには分かりきっていることを如実に示されることと今後への恐怖が存在している。
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 マクドナルドを30日間食べ続けた男の映画というコピーが先行し、単なる受け狙いの映画かと思う部分もあったが、実際はそういった部分とは全く違う映画であった。最初はその馬鹿馬鹿しさに大笑いしていくが、主治医などの診断、アメリカの社会の現状を聞くたびに自分自身の生活の戻ってくる「自分の生活はここまで極端ではないけど、どこが違うんだ」ってね。マクドナルドのようなファーストフードはもちろん、スナック菓子、清酸飲料などのジャンクフードに僕(たち)の生活は漬かりきっている。でも、こんな生活をやめるには時間とコストがかかる。実はこの時間とコストという部分にうまく切り込んできたのがマクドナルドをはじめとするファーストフードだったという現実もある。だから、マクドナルドに行くことはやめようとか短絡的に考えても、解決にはならない。マクドナルドは食べるけど、食べ方を考える。昼にファーストフードを食べたから、夜に食べるものを考えるということ。そこまで頭が周らない現実もあるんだけど、この作品はそういった状況に片足くらいは踏み込んでいる自分自身の現実を気づかせてくれる大笑いしながらも笑いが跳ね返ってくる作品だ。ぜひ、劇場に足を運んでください。   

ストーリー
「1ヶ月間マクドナルドを食べ続けると体調はどうなるのか」
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  ある日、モーガン・スパーロックは、ふたりのティーンエイジャーが自分たちが肥満になったのはハンバーガーが原因だとマクドナルド社を相手に訴訟を起こした事件の報道に釘付けになった。そしてそこには肥満とハンバーガーの明確な因果関係が証明できればよいという内容の文章も入っていた。明確な因果関係、それを証明するためにスパーロックは壮大な人体実験を行うことを決意する。それは自分自身が実験台となり、30日間マクドナルドだけで生活するというものだった。体調の変化を分析するための医師の敵的な診断を受けながら、スパーロックの過酷な実験が始まる。もちろん、「スーパーサイズはいかがですか」と問われれば、迷わずに「イエス」だ。
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