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『スパニッシュ・アパートメント』
配給:20世紀フォックス映画 
オフィシャルサイト:http://www.foxjapan.com/

キャスト スタッフ データ
ロマン・デュリス
ジュディット・ゴドレーシュ
オドレイ・トトゥ
セシル・ド・フランス
ケリー・ライリー
クリスティナ・ブロンド
フェデリコ・ダナ
バーナビー・メッチュラート
クリスチャン・パグ
ケヴィン・ビショップ
グザヴィエ・ド・ギユボン
監督・脚本:セドリック・クラピッシュ
製作:ブリューノ・レヴィ
撮影:ドミニク・コラン
美術:フランソワ・エマニュエリ
編集:フランシーヌ・サンベール
音楽:ロイク・デュリー(KOUZ-1)
2003年セザール賞5部門ノミネート(監督賞、作品賞他)最優秀新人女優賞 受賞
2003年リミュエール賞最優秀若手女優賞 受賞

2001年/フランス・スペイン/カラー/ヴィスタサイズ/ドルビーSR・SRD・DTS/2時間2分

イントロダクション
「あの頃の自分の夢や気持ちを思い出させてくれる青春群像映画の良作」
(C)2003 TWENTIETH CENTURY FOX
 学生時代の若いからこそ出来た無駄で有効な時間の使い方、馬鹿騒ぎ、不満のぶつけ合い、そして辛い経験などそれなりに年齢を重ねたからこそ、懐かしく思い出すことがある。今はあの頃のように連日徹夜で飲み明かすパワーもないし、あったとしても自ずと自制が働いてしまう。自制が働いてしまうからだろうか、あの頃のがむしゃらなこれをやってやるんだという気持ちにも制御がかかってしまう。今回紹介する作品『スパニッシュ・アパートメント』はそんな気持ちを思い出させてくれる青春映画である。
 卒業を間近に控えたパリに暮らす大学生グサヴィエ。就職のために有利な条件はスペイン語とスペイン経済というアドバイスを受けた彼はスペインに留学。そこは約束された就職、将来のためのスタート地点だったのだが・・・・という人生のスタートである就職直前の迷いをテーマにしたこの作品を監督したのはセドリック・クラピッシュ。『猫が行方不明』、『百貨店大百科』、『青春シンドローム』など身近な人間関係をユーモアに溢れる温かいまなざしで描いてきた監督である。もちろん、今回紹介する『スパニッシュ・アパートメント』もそういった温かいまなざしとユーモアがふんだんに注がれた作品となっている。
(C)2003 TWENTIETH CENTURY FOX
 この作品を撮ろうと思ったきっかけについて監督は「この作品のアイデアを得たのは10年前ほどのことです。当時、ヨーロッパの交換留学制度“エスラム”に参加してバルセロナに行っていた妹のところを訪ねてみたら、全部違う国出身のルームメイトたち5人とアパートをシェアしていました。演劇的な意味において、これは面白みのある奥深いシチュエーションだと思い、そこから映画を作る着想を得ました。」と語っている。作品に取り掛かった監督は、キャストを探すためにコペンハーゲン、ロンドン、ベルリン、バルセロナなどヨーロッパ中を旅し、多くの俳優に会ったという。そういった経験は、キャラクターを想像してからそれを体現できる俳優を探すという監督の従来の映画制作の方法を、出会った人からプロットが立ち上がっていくという形に転換させたという。そしてこのことは「ヨーロッパのどんな文化も、カリカルチャとして描きたくなかった」というこの作品に対する監督の思考に適った方法であったともいう。
 そんなヨーロッパ各国からキャスティングされたアパートに暮らす役柄となる俳優たちは、セドリック・クラピッシュ監督の作品ではお馴染みのロマン・デュリス(フランス)、本作でセザール賞とリュミエール賞の有望若手女優賞を受賞したセシルド・フランス(ベルギー)フェデリコ・ダナ(イタリア)、ケリー・ライリー(イギリス)、クリスティナ・ブロンド(スペイン)バーナビー・メッチェラート(ドイツ)、クリスチャン・パグ(デンマーク)という今後の活躍が大いに期待される若手俳優たち。彼らにプラスして、『アメリ』のオドレイ・トトゥ、『リディキュール』、『仮面の男』のジュディット・ゴドレーシュも主人公の若さ故の迷走を彩る重要な役どころとして出演している。
(C)2003 TWENTIETH CENTURY FOX
 最初にも書いたが、この映画の持つ魅力はなんか蔑ろにしてしまっている(そうせざる得ない)自分の夢や気持ちというものをどこかで思い起こさせてくれることだと思う。これは30代の自分(書き手)から感じた世界観であって、そういった眼で眺めていくと若さゆえの乱痴気騒ぎ、監督が「カリカルチャとして描きなくなかった」というヨーロッパ各国の俳優たちも留学経験、共同生活のあるなしに関わらず、「こういう奴っていたよな」という部分もあり、懐かしさ、おかしさ、親しみを感じてしまう。この作品の主人公は25歳という設定になっているので、その年齢、生き方と重ね合わせることが出来る世代やそれより若い世代、そしてはるかに離れた世代と様々な見方が出来る作品だと思う。それでもどの世代も感じる部分は変わらないのではないかと思う。監督自身はこの作品について「(自分にとっても)人生をあるがままに経験する自由な気持ちを発見することも描いた作品となった」と語っている。シンプルで面白く、でもどこかで何か火を灯してくれるよな青春の群像映画の良作『スパニッシュ・アパートメント』、ぜひ、劇場に足を運んでみてください。

ストーリー
「将来の安定を考えてのスペインの大学への留学だったが」
(C)2003 TWENTIETH CENTURY FOX
 パリで暮らすクサヴィエは25歳の大学生。来年に卒業を控えた彼の悩みは就職だった。父親のコネを使って会ってもらったお役所の大物は「スペイン語とスペイン経済」を勉強すれば、将来性のある仕事を見つけてくれるという。そこで、クサヴィエは欧州交換留学プログラムを利用し、バルセロナの大学への留学を決意。お役所共通の時間のかかる手続きにうんざりしながらもなんとか手続きを完了する。
 愛する彼女と母親と別れ、バルセロナに到着したクサヴィエ。バルセロナでのステイ先は母親に紹介された所だったが、とてもステイできるような環境にはなく、偶然空港で知り合った精神科医のアパートメントに居候させてもらうことになった。その旦那に頼まれ、彼はバルセロナに不慣れでこもりがちな奥さんと定期的に散歩に出かけることになる。彼と奥さんの関係は次第に散歩の関係を越えたものになっていく。
 そんな中、自分の生活の基盤であるアパートメントを探し続けるクサヴィエ。彼が見つけた理想の部屋は、イタリア人、デンマーク人、イギリス人、スペイン人、ドイツ人が暮らす多国籍なアパートメントだった。
(C)2003 TWENTIETH CENTURY FOX
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