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『真珠の耳飾りの少女』
GIRL WITH PEARL EARLING
配給:ギャガ・コミュニケーションズGシネマグループ
オフィシャルサイト:http://www.gaga.ne.jp/pearl/


キャスト スタッフ データ
スカーレット・ヨハンソン
コリン・ファース
トム・ウィルキンソン
キリアン・マーフィー
アラキナ・マン
エッシィ・デイビス
ジュディ・パーフィット
監督:ピーター・ウェーバー
製作:アンディ・パターソン
   アナンド・タッカー
原作:トレイシー・シュヴァリエ
脚本:オリビア・ヘトリード
撮影:エドゥアルド・セラ
編集:ケイト・エヴァンス
美術:ベン・ヴァン・オズ
衣装デザイン:ディーン・ヴァン・ストラアレン
音楽:アレクサンドラ・デプラ
※LA批評家協会賞 撮影賞 受賞
※サンセバスチャン国際映画祭 最優秀撮影賞、C.I.C.A.E.賞 受賞
※サンディエゴ批評家協会賞 最優秀撮影賞 受賞

2002年/イギリス/カラー/シネスコープ/SRD、ドルビーSR、デジタル、DTS/1時間40分

イントロダクション
「画家フェルメールの傑作「真珠の耳飾りの少女」の誕生秘話。フェルメール的な美しい映像が広がる作品」 
 昨年(2003年)公開され大ヒットしたフリーダ・カーロの生涯を映画化した『フリーダ』やジャクソン・ポロックの生涯を映画化した『ポロック』、パリのルーヴル美術館の裏側をユーモラスに捉えたドキュメンタリー作品『パリ・ルーヴル美術館の秘密』など画家、絵画というアートをテーマにした作品は結構な数があるのではないだろうか。ただ、そのほとんどが先にあげた『フリーダ』、『ポロック』のような情熱的だったり、エキセントリックだったりという画家の生涯やその一瞬を描いたものであるのも事実だ。今回紹介する作品『真珠の耳飾りの少女』はオランダの画家フェルメールが描いた作品「真珠の耳飾りの少女」(「青いターバンの少女」と言ったほうが通りがいいかも)が如何に生み出されたかという背景に迫った従来の画家や絵画にまつわる映画とは一味違う作品である。
 フェルメールの名画といってもフェルメールについての知識がない人もいるかもしれないので簡単に触れておく。フェルメール(1632-1675)は17世紀のオランダを代表する画家。残されている作品は非常に少なく(35枚 +盗難にあった1枚)、死後200年ほどたってから再評価をされた。緻密さと光と影のバランス、優れた構図などその作品は現在も多くの人々を虜にしている(作品はここでチェックしてくださいhttp://www.ibiblio.org/wm/paint/auth/vermeer/ )。そんな彼の代表作のひとつがこの映画のタイトルにもなっている「真珠の耳飾りの少女」なのである。なんともいえない憂い、語り掛けそうな表情を浮かべた少女のこの絵が如何にして描かれたかという詳細な情報は残っていないが、そうだったのではないかという裏側に迫った1冊の小説を原作として、この作品は製作されている。
 原作者であるトレイシー・シュヴァリエは「真珠の耳飾りの少女」のポスターを19歳の頃から部屋に飾っていたという。ある朝、そのポスターを見ながら浮かんできた考え -フェルメールはいったいどうやって、彼女からあの幸せそうな、でも悲しそうに見える表情を引き出したんだろか- に着想を得て、わずか3日で小説の構想を練り、書き始めたという。シュヴァリエは「話は簡単に浮かんできました。フェルメールが私に小説を書かせたのです」とそのことについて語っている。小説(「真珠の耳飾りの少女」(白水社刊))は1999年出版され、全世界で200万部以上の売り上げを記録するというベストセラーになったのだが、出版以前にその原稿を読んでいたのが、この作品のプロデューサーであるアンディ・パターソンと妻で脚本家のオリビア・ヘトリード。読了後、作品に大きな魅力を感じた彼らはプロデューサ仲間のアナンド・タッカーと共に映画化権の交渉に入り、「小説の魂をそのまま映画化する」という条件で権利を取得。小説がベストセラーとなったのはその後のことだった。
 監督はこの作品が長編デビュー作となるピーター・ウェーバー。数々のテレビ番組を手がけてきた彼は美術史を勉強し、フェルメールに魅せられていたという。描かれた少女グリートを演じるのはは今年のアカデミー賞でも注目の的だった出演作『ロスト・イン・トランスレーション』の公開も間近のスカーレット・ヨハンソン。脚本の素晴らしさに感銘を受けたというヨハンソンも実際にこの絵画を見て魅了されたという。フェルメールを演じるのは『ブリジット・ジョーンズの日記』の続編の公開も控えているコリン・ファース。その他、『イン・ザ・ベッドルーム』のトム・ウィルキンソン、『28日後....』のキリアン・マーフィーなどが脇を固めている。
 絵画の裏に秘められた少女グリートとフェルメールのドラマももちろんだが、この作品の最大の見所はなんといってもその映像と美術にある。映画の大半を占めるフェルメールのアトリエのセットの映像はまるでフェルメールの絵画が動き出しているかのような素晴らしさでため息が出るほどである。惜しくも受賞は逃したが、本年度のアカデミー賞で美術賞、撮影賞、衣装デザイン賞の3部門にノミネートされたこともその素晴らしさを証明している。
 ちょうどこの作品の公開と重なるようにフェルメールの「画家のアトリエ」などを含む16・17世紀オランダ・フランドル絵画の名作の回顧展も開催される(4月15日〜7月4日/上野・東京都美術館)。映画の世界を堪能して、実物のフェルメールの絵画を堪能するのも手ではないだろうか。ぜひ、劇場に足を運んでください。

ストーリー
「「真珠の耳飾りの少女」のモデルとなった少女とフェルメールの運命」
 1665年、オランダのデルフト。父親が失明したことから家計を支えるため、17歳の少女 グリードは画家 フェルメールの家へ奉公に出されることとなった。フェルメールの家庭は子供が6人に妻とその母親という大家族。フェルメールは1作を描きあげるのに多大な時間を要するため、台所事情は決して楽ではなく、夫婦間の諍いも絶えなかった。
 次に描く絵のテーマすら決まっていないフェルメールだったが、アトリエの掃除を行っていたグリートにインスパイアされることで新作を描き始める。単なる使用人だったグリートだがアトリエで絵の具の調合を手伝うようになり、次第に美的な感性を研ぎ澄ませて行く。そして、グリートとフェルメールの関係も主人と使用人という関係を越えたものになっていく。
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