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『サル』
配給:アルゴピクチャーズ
オフィシャルサイト:http://www.fields.jp/saru/

キャスト スタッフ データ
水橋研二
鳥羽潤
大森南朋
草野康太
水川あさみ
監督、脚本:葉山陽一郎
プロデューサー:釜口佳人
撮影:中尾正人
2003年/日本/DV/カラー/シネスコ/1時間47分

イントロダクション
「“治験”を舞台にした恐怖にあふれる作品」 
 ここのところ、映画情報を見たりしながら感じていたことのひとつに日本の若手監督の作品の多さというものがある。ほとんどの作品が単館で、レイトショーや期間限定での上映も多いため、多くの人の目に触れることはないのだが、結構な数の作品が公開されている(このHPでも結構取り上げてきている)。この作品『サル』もそんな若手監督による作品である。 
 この作品が長編劇場デビュー作となる葉山陽一郎 監督はぴあフィルムフェスティバルへの入選を重ねた後、TVシリーズ「世にも奇妙な物語」、「奇跡体験アンビリーバボー」、「本当にあった怖い話」、アニメシリーズ「ちびまる子ちゃん」などの脚本家、Vシネマの監督として活躍してきた。1965年生まれなので決して若手とは言えないかもしれないが、この作品『サル』は若い感覚と今までの脚本などの経験がうまく合致したデビュー作となっている。
 若い感覚と今までの経験とは主題の面白さである。この作品の主題は新薬認証のための人体実験である“治験”なのだ。最近は割のいいアルバイトのひとつとしてテレビや雑誌にも頻繁に取り上げられているし、ネット上での登録も可能になっているため、ほとんどの方がその内容は知っていると思うが、その実態を知る人はあまりいないのではないかと思う“治験”。その隠された部分から、都市伝説的なへんてこな噂も流れていたりもするその“治験”というものを監督が今まで手がけてきた「世にも奇妙な物語」、「本当にあった怖い話」などの手法で切り取った作品がこの『サル』なのである。
 物語は自主映画の製作資金を稼ぐために“治験”のアルバイトに参加した5人の若者たちが隠くれて撮影していたデジタルビデオの映像を軸に展開していくという『ブレア・ウイッチ・プロジェクト』を思わせるようなスタイルを持って進んでいく。
 出演は、『ロックンロール・ミシン』の水橋研二、『瀬戸内ムーンライトセレナーデ』の鳥羽潤、『ヴァイブレータ』の大森南朋、『渚のシンドバッド』の草野康太、『GO』の水川あさみ など。
 “治験”というものを監督自身の体験からリアルに捉えているであろうことはもちろんだが、そこに付きまとっている恐怖というものをこういう形で表現するかという意味でも面白い作品である。作品のおしまいに出てくるセンチメンタルさ加減には好き嫌いがあると思うが、テーマとしては圧倒的に面白い作品ですし、結構、リアリティーのあるわけの分からない怖さが伝わってきます(個人的にはきっちりと恐怖感を倍増させるように作り直して欲しいとも思うが)。ぜひ、劇場に足を運んでください。

ストーリー
「金稼ぎの治験のバイトに迫り来る恐怖とは」
 自主映画を製作している福家、井藤、磯村ら5人の映画仲間は、完成までの資金調達のために治験のバイトに参加することにした。仲間のうちのひとりの紹介だった。結構な予算と時間をかけてきた映画を完成させるためには、短期間で莫大な収入が得られるおいしいバイトだ。身の危険のことなんてこれっぽちも考えずに、彼らは契約書にサインし、映画の完成を考え、病院へと乗り込んだ。
 5泊6日のバイトとはいえ、ただ薬を投与されたり、採血をしたりの単調な繰り返しの日々。そんな中でも修学旅行気分の5人は夜な夜な盛り上がったり、看護婦に恋心を持ったり、一緒に治験を受けていたベテラン患者たちとお近づきになったりと退屈の中でも楽しい維持間を過ごしていた。そういった様子や治験の内容は仲間の提案により、ビデオカメラで隠し撮りされていた。
 実は彼らが治験を受けていた製薬会社について、動物実験のために飼われていたサルが女子高生を襲い、重傷を負わせたという報道がされていた。治験前になんとなくこの事件のことを知っていた彼らだったが、そういった報道と自分たちの治験とは全くの別物と考えていた。そんな中、病院内では静かに異変が起こり始めていた。
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