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『列車に乗った男』
L' HOOME DU TRAIN
配給:ワイズポリシー
オフィシャルサイト:
http://www.wisepolicy.com/l_homme_du_train/


キャスト スタッフ データ
ジャン・ロシュフォール
ジョニー・アリディ
ジャン=フランソワ・ステヴナン
シャルリー・ネルソン
パスカル・パルマンティエ
イザベル・プチ=ジャック
エディット・スコブ
モーリス・シュヴィ
監督:パトリス・ルコント
製作:フィリップ・カルカッソンヌ
脚本、台詞:クロード・クロッツ
撮影:ジャン=マリー・ドルージュ
美術:イヴァン・モシオン
編集:ジョエル・アッシュ
音楽:パスカル・エスティーヴ
※2002年 ヴェネッツィア国際映画祭観客選出再優秀作品賞、最優秀男優賞 受賞
※2003年 シアトル映画批評家協会最優秀外国語映画賞 受賞
※2003年 フランス・リュミエール賞最優秀男優賞 受賞
※2003年 ジャン・ギャバン賞 受賞
※2004年 ロサンゼルス批評家協会賞最優秀外国語映画賞 受賞
※2004年 フロリダ映画批評家協会賞最優秀外国語映画賞 受賞
※ニューズウィーク誌選出2003年映画ベストテン第7位

2002年/フランス/35ミリ/カラー/シネマスコープ(1:2.35)/ドルビーSR/SRD/DTS

イントロダクション
「パトリス・ルコント監督待望の新作は人生も終わりに向かった性格の全く違うふたりの男の不思議な友情と憧れの物語」
 ミニ・シアター系やヨーロッパ系の映画が好きな人ならほぼ毎年、その新作の公開を楽しみにしているであろう監督のひとり パトリス・ルコント。今回紹介する作品はコメディーだったり、切ない愛の物語だったりと様々なスタイルの作品で多くのファンを魅了してるパトリス・ルコント監督の待望の新作『列車に乗った男』である。
 ひとりの男が列車である街に降り立ち、そこで出会った見ず知らずの初老の男と不思議な友情関係を結んでいくというわずか数日間に焦点をあわせた非常にシンプルな構成で成り立っているちょっと今までのタッチとは違うルコントのこの物語、主演の2人の男を演じるのは、60年代にフランスのエルヴィス・プレスリーとして一世を風靡し、今なおミュージシャンとしても活躍するジョニー・アリディと、ルコントの作品では常連といってもいいフランスの名優ジャン・ロシュホール。
 この作品の発端についてルコント監督は「この映画の牽引者は主演のジョニー・アリディです。98年のセザール賞の授賞式で出逢ったときに、ジョニーは私の作品がとても好きで、授賞式の後に一緒に食事をしたいと言ってくれました。私は彼はそのことを忘れてしまったと思っていたのですが、そんなことはなく、その時に“いつか、あなたに撮ってもらいたい”心に響く言葉で言ったのです。私はすぐには企画に取り込めず、アイデアを頭の片隅に寝かせていました。すると次第にイメージの断片が集まり、ジョニー・アリディとジャン・ロシュフォールが共演する映画を作るのだというひらめきも生まれてきました。そしてこの突拍子もないキャスティングのためにストーリー - 地方、列車、どこから来たのか分からない男、ありえそうもない出逢い -を想像し始め、クロード・クロッツ(脚本&台詞)に助けを求め、彼が素晴らしい物語を書き上げました。これは良く練り上げられたシンプルなストーリーで、まさに俳優のためになるだろうと思えた脚本でした。撮影は執筆した内容ほとんどそのままにおこないました。」と語っている。
 ルコント監督が語るように、この作品はジョニー・アリディとジャン・ロシュフォールというふたりの役者のための作品であり、このふたりの素晴らしい役者がいたからこそ成立した作品であることは間違いない。実際のイメージに近いであろう役柄 - ジャン・ロシュフォールは常にネクタイを締め、きちんとした格好をしたすでに一線を退いたおしゃべりなフランス語の教師、ジョニー・アリディは年季の入った革ジャンに髭面の旅から旅へと歩く無口なアウトロー的な男 - のふたりが偶然に出逢い、偶然に居を共にすることにより見えてくる自分にはなかった人生への憧れと自分の歩んできた人生。長い人生の中での僅か数日ではあるが、自分の人生が終わり向かって歩んでいることを知るふたりにとっては今までには感じたことがないであろう時間の充実。このふたりの物語をルコント監督はゆったりと移動するカメラワークや美しくスタイリッシュな映像、音楽で雄弁に語っていく。ルコント監督の作品で男同士の友情を描いたものにはやはりジャン・ロシュフォールが出演していた番組の打ち切りが決まったタレントと彼にこき使われていたディレクターとの友情を描いた『タンデム』があるが、この作品はそれとは似た部分もあるが別物。僕自身は50年代、60年代の男の友情も描いていた“フィルム・ノワール”的な臭いを感じてしまった。これはルコント流の“ハード・ボイルド”ではないだろうか。少ない会話の中、少しずつどこか心を通わせていくふたりの男の物語は今までにルコントの作品に触れたことがない男性にこそ観てもらいたいと思わせるものとなっている。もちろん、従来のルコントのファンにとっても間違いなく満足できる作品『列車に乗った男』。ぜひ、劇場に足を運んでください。

ストーリー
「列車に乗ってきたアウトロー風の男とその町に暮らす初老の男。ふたりは出逢い、正反対の互いの人生に歩み寄る」
 列車に乗って目的地へと向かう男。着込んだ革ジャンに髭面というアウトロー風のその男はある小さな町の駅に降り立った。スポーツバッグを片手に店じまいした店舗の多い商店街を歩いていく男が入ったのはドラッグストア。そこでアスピリンを買った男が出逢ったのはひとりのきちんとした身なりの初老の男だった。狭心症の薬を買いに来たが在庫切れだったその初老の男と男はほぼ同時にドラッグストアを出て、なんとなく会話を交わし「アスピリンを飲む水が必要ならうちに寄るか」という初老の男の一言で彼の家へと向かう。これがふたりの出逢いだった。
 家では水を渡すのも忘れるほど、初老の男は自分のことを話し続けたが、アウトロー風の男は薬を飲むと礼を言い、屋敷を後にする。アウトロー風の男はその日の宿を探し歩くが、シーズン・オフのため、どこも休業中。行く場がなく、初老の男の屋敷に戻った男は土曜までの数日を泊めてもらうことにする。土曜は男にとってのある約束の日だった。そして、初老の男にとってもその土曜はある約束の日であった。その土曜までの数日間は正反対の人生を歩んできたふたりにとって非常に充実した日々となっていく・・・・。
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