『NOVO＜ノボ＞』
NOVO
2002年/フランス/98分/ビスタサイズ/ドルビーSRD
配給：
ギャガ・コミュニケーションズ Gシネマグループ
オフィシャルサイト：
http://www.gaga.ne.jp/novo/
アナ・ムグラリス
エドゥアルド・ノリエガ
ナタリー・シャール
パス・ベガ
エリック・カラヴァカ
監督・脚本：
ジャン＝ピエール・リモザン
製作：エンガン・パナイ
脚本：クリストフ・オノレ
撮影：ジュリアン・ハーシュ
音響編集、ミックス：フランソワ・ミュジー
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「フランス発の記憶喪失をテーマにした作品」
記憶喪失を主題とした映画といえば、ガイ・ピアース主演の『メメント』やアキ・カウリスマキ監督の最新作『過去のない男』など様々な作品が浮かんでくる。そして、ここにフランス発の記憶喪失をテーマにした新たな作品が登場した。それがこの作品『NOVO/ノボ』である。ちなみに、タイトルの“NOVO”は新しい人間という意味である。
監督は「カイエ・デュ・シネマ」などの映画批評家から映画監督へと転進したジャン＝ピエール・リモザン。撮影、公開時に大きな話題となった東京が舞台の武田真治、吉川ひなのが主演した作品『TOKYO EYES』を憶えている人もいるだろう。
主演はシャネルの新たなミューズに選ばれ、今、大きな注目を浴びるアナ・ムグラリス。非常に美しい彼女が、エネルギッシュでセクシャルな女性を好演している。相手役の記憶喪失の男を演じるのは、スペインを代表する俳優 エドゥアルド・ノリエガ。ペドロ・アドモロバル監督の新作『トーク・トゥ・ハー』の劇中映画のヒロインを演じているパス・ベガも出演している。
５分間しか記憶を出来ない男とその男を常に新鮮な気分で愛する女。その愛はどこへ向かっていくのだろうか。
「記憶障害の男との新鮮で不安な恋の行方」
とあるオフィスでコピー係を受け持つグレアムは５分前の記憶さえ無くしてしまう記憶障害の男。自動販売機で受け取ったもののことも忘れ、コピーの注文も壁に書くことで確認している彼。そんな彼は会社の女社長ザビーヌにとって情事の相手であり、彼の行動は会社のフレッドという男により監視されていた。
ある日、人材派遣会社から派遣されてきた美しい女性イレーヌのために会社を案内することになったグレアム。記憶障害のため、同じ場所を何度も行き来したり、同じ説明を繰り返したりの彼に対して、不思議な愛らしさと魅力を感じた彼女は、彼を自宅での夕食に誘い、一夜を共にする。記憶障害であるグレアムとの恋はイレーヌに毎日が新しい恋という新鮮さと同時に、朝起きても自分の顔すら覚えていない男に愛されるという恋人関係すら築けない不安を生み始めていた。そして、定期的に病院での診察に通い、記憶のメモを記録し続けるグレアムは本当の自分の記憶が蘇り始めていくのだが。
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記憶喪失を主題とした映画といえば、ガイ・ピアース主演の『メメント』やアキ・カウリスマキ監督の最新作『過去のない男』など様々な作品が浮かんでくる。そして、ここにフランス発の記憶喪失をテーマにした新たな作品が登場した。それがこの作品『NOVO/ノボ』である。ちなみに、タイトルの“NOVO”は新しい人間という意味である。
とあるオフィスでコピー係を受け持つグレアムは５分前の記憶さえ無くしてしまう記憶障害の男。自動販売機で受け取ったもののことも忘れ、コピーの注文も壁に書くことで確認している彼。そんな彼は会社の女社長ザビーヌにとって情事の相手であり、彼の行動は会社のフレッドという男により監視されていた。
