ホーム ライブラリー コラム プレゼント トレイラー ショップ 掲示板 会社概要
公開劇場一覧を別ブラウザで開きます。 前のページに戻ります

『猫は、なんでも知っている』
TOY LOVE
配給:巴里映画
オフィシャルサイト:
http://www.pariseiga.com/nekonan/


キャスト スタッフ データ
ディーン・オゴーマン
ケイト・エリオット
マリサ・ストット
マイケル・ローレンス
ジェニヴィーブ・マックラーン
ピーター・フィーニー
クィントン・ヒータ
ミリアマ・スミス
キム・ミハリス
ローズ・マックィーバ
監督、脚本:ハリー・シンクレア
プロデューサー:
    ジュリエット・ヴィバー
撮影:グラント・マッキノン
編集:マーゴット・フランシス
美術:ディアドラ・マッケサー
音楽:ヴィクトリア・ケリー
    ジュースト・ランゲベルト
※2003年ポルトガル映画祭 観客賞 受賞

2002年/ニュージーランド/カラー/シネマスコープサイズ/ドルビーデジタル/1時間28分

イントロダクション
「『ミルクのお値段』の監督が描くダメ男の一風変わったロマンチック・コメディー」
 映画史上に燦然と輝く作品『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの監督ピーター・ジャクソン、『ピアノ・レッスン』、『イン・ザ・カット』の監督ジェーン・カンピオン、俳優ラッセル・クロウを生み出した地として、そして雄大な自然をバックにした映画自体のロケ地としてもハリウッドから大きな注目を集める国ニュージーランド。最近では『クジラ島の少女』というニュージーランドに住む先住民族“マオリ”の伝説を映画化した作品も印象的だった。そうした注目は映画界だけでなく、ルイ・ヴィトンなどのファッション界やクリエーターの世界にも波及しているという。ある意味、世界の多くのクリエーターたちが注目する土地の代表格がニュージーランドなのである。今回紹介する作品『猫は、なんでも知っている』はそんなニュージーランドから作品を発表し、大きな注目を浴びている監督ハリー・シンクレアの最新作である(親友であるピーター・ジャクソンの『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズにも役者として出演している)。
 子供を身ごもってしまった女性と彼女のボーイフレンドや友人たちの生活をコミカルに描いた長編デビュー作『トップレス』(1997)で大きな注目を浴び、カンヌ国際映画祭でもプレミア上映された第二作目『ミルクのお値段』(2000)ではニュージーランドの広大な自然を背景に結婚を間近に控えた若いカップルの愛の試練と行方をファンタジックに描いたハリー・シンクレア監督。監督がこの第三作目『猫は、なんでも知っている』で描くのはひとつの恋では飽き足らずにスリリングな恋愛を楽しむ女の子と彼女の虜になるひたむきなダメ男の物語である。そんな監督の全ての作品に共通しているのはニュージーランドの若者、女の子の様々な恋愛感情というものを誇張しながら描いているということであろう。
 ハリー・シンクレア監督は、“おバカな男を描いた本当に楽しめるコメディーを撮りたかった”というこの作品について「今の時代、男がダメ。その典型が、僕の国、ニュージーランドなんだ。女の子はキレイで、おしゃれで、はっきりしている。男は彼女たちの言いなりさ。それによって恋愛はトラブル続出。けれど、女の子って、実はそういうことが大好きでしょ。恋にやりがいを感じては、次の相手を見つけていくんだ。そんな女の子はぼくにとって台風かモンスター。僕も女の子に振り回されっ放しで、未だに一人の女性と落ち着くことが出来ない。でも、恋がなくては生きていけない。全ての女性が元気であるために、男は生きているんだね。というわけで、恋に裏切りはつきもの。このノウハウさえ分かれば、恋愛は自由自在だということをこの映画は教えてくれるよ。裏切るか、裏切られるか、それが恋のやりがい。」と語っている。自嘲気味というか、皮肉たっぷりというか、なんともいえない発言なんだけれども、女の子が元気で男がダメなのは、ニュージーランドに限らず、ここ日本(いや、世界的にか)でも同じこと。だから、アクション映画や格闘技に熱狂したりするところもあるんだろうなと思ったりもする。 作品は『トップレス』、『ミルクのお値段』と同様にストーリーのアウトラインを役者とのワークショップによって発展させ、撮影、編集を行っていくという方法で作り上げられている。その期間は週3回のペースで8ヶ月に渡ったという。この撮影方法についてハリー・シンクレア監督は「映画セットの中にはきついプレッシャーというものがあるんだけど、それを感じる事なく演じられる環境をつくり出すのが僕は好きなんだ。そして、僕自身も役者の特性から新たなストーリーを紡ぎだせるんだ。」と語っている。この物語の登場人物の関係性もそのよう中で生まれてきているという。
 彼女のいる男にしか興味を示さないクローというおしゃれでかわいい女性、彼女の虜になっていく男性ベン、ベンのかわいい彼女エミリー、そしてエミリーの浮気相手などの関係が入り混じりながら展開していく物語は現実ならば泥沼間違いなしなのに、そういった部分を感じないのは主役のダメ男のどうしようもなさとスピーディーに展開していく話の面白さがあるからだろう。ただ、このダメ男はそんじょそこらの意気地のないダメ男ではなく、行動派のダメ男。正直始末に終えないんだけど、その自分中心主義の行動がいい感じに作用したりもするし、ひたむきさ、お節介加減にはついちょっとした好感さえ感じてしまう。ありえるかもしれない状況に笑い、最低の奴と思いながら、ちょっと感傷的になったりしてしまう一風変わったスピード感のあるロマンチック・コメディー『猫は、なんでも知っている』。フランス映画がお得意のダメ男の話が好きな人、ロマンチック・コメディーが好きな人など、ぜひ、劇場に足を運んでください。

ストーリー
「純愛なんてナンセンス。いけない恋こそ身を捧げるべきもの」
 ベンはCMに出演しているタレント。エミリーという女性と同棲をしているのだが、この日もバーでクローという女性に声をかける。そこで彼女の取り合いからちょっとしたいざこざになり、バーを追い出されてしまう。外では取り合いになった相手と喧嘩沙汰になるが、そこを救ったくれたのがクローだった。そんなクローとともに戻った自宅ではエミリーがいるのに隠れて抱き合ったりなんかしてしまう。実はエミリーも大きな悩みを抱えていた。なんと彼女もベンに内緒で浮気をしていたのだ。クローにぞっこんになったベンはエミリーとの関係を解消し、クローに正式な交際を申し込むが、クローは「彼女のいない男なんてつまらない」とベンにとってはあまりにも衝撃的な対応をする。ベンは急いでエミリーとの関係を修復するがのだが・・・・。
movilog
ピックアップムービー
サーチ
DVD比較はベストプライス


リンク
メールマガジン登録
神雕侠侶オフィシャルウェブサイト
ベクター・メディカルテック・ジャパン
*giggle
本サイトをご覧になりるにはFlashPlayerが必要です。 IE5.0以上推奨 画面サイズ推奨800×600以上 お問い合わせ先