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『息子のまなざし』
Le Fils
2002年・ベルギー=フランス
配給:ビターズ・エンド
オフィシャルサイト:http://www.bitters.co.jp/musuko/

キャスト スタッフ データ
オリヴィエ・グルメ
モルガン・マリンヌ
イザベラ・スパール
レミー・ルノー
ナッシム・ハッサイーニ
クヴァン・ルロワ
監督・製作・脚本:
ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ
プロデューサー:デニス・フレイド
撮影監督:アラン・マルコァン
キャメラ:ブノワ・デルヴォー
録音:ジャン=ピエール・デュレ
編集:マリー=エレーヌ・ドゾ
美術:イゴール・ガブリエル
衣装:モニク・パレール
※2002年 カンヌ国際映画祭 主演男優賞・エキュメニック賞 受賞
※ファジル国際映画祭 グランプリ・主演男優賞 受賞
※ベルギー・アカデミー 最優秀作品賞・監督賞・主演男優賞 受賞

イントロダクション
「少年犯罪と被害者家族の一面を捉えた秀作」 
 前々作『イゴールの約束』で1996年カンヌ映画祭 国際芸術映画評論連盟賞、前作『ロゼッタ』で1999年 カンヌ国際映画祭のパルムドール賞を受賞と国際的な評価を確立しているベルギーの映画監督 ジャン=ピエールとリュックのダルデンヌ兄弟。彼らの待望の新作『息子のまなざし』が公開される。この作品も2002年 カンヌ国際映画祭の主演男優賞、エキュメニック賞特別賞を受賞している。
 主演はダルデンヌ兄弟監督の作品には欠かせぬ役者となりつつあるオリヴィエ・グルメ。映画はこの主人公であるオリヴィエ・グルメの首筋を中心にクロ-ズアップした姿を延々と捉え続ける。主人公はほとんどしゃべらない。淡々と日常をこなしていくだけである。だが、彼は大きな傷を持っていて、それを埋めたいがために日々をこなしていることが、静かな中の感情の揺れ、表現、生活から伝わってくる。その傷とは何なのか。それを越える方法は何なのか。彼にとって、その機会は思わぬ形(でも、考えていたであろう形)でやってくる。
 監督はこの作品を貫く少年による殺人とその被害者家族というテーマについて、モデルとなった事件(日本でも度々ニュース取り上げられる1993年 イギリス リヴァプールで起こった少年による殺人事件(“ジェームズ・バルガー事件”))があり、何が彼らにそうさせたのかという疑問をずっと抱えていた。そして、古くから伝わる復讐という道具立てで何が出来るのか見てみたいと思っていた、と語っている。
 少ない登場人物、少ない会話、淡々と過ぎていく内容などこの映画はまるでドキュメンタリー作品のようなテイストを持って撮られ、語られているが、そのすべてがダルデンヌ兄弟監督の綿密な演出によって構成されている。そして、この作品を見終わった後に思い、考えることは人それぞれだろうが、個人的には豊穣な短編小説を1本読み終えたような感慨のある作品。映画でしか成しえなかった世界を持つ作品だと感じている。公開はちょっと先なのですが、ぜひ、劇場でご覧下さい。 

ストーリー
「自分に大きな傷を残した少年を受け入れるのか」
  オリヴィエは職業訓練学校で大工仕事を教えている。ある日、オリヴィエの教える大工仕事のクラスに入りたいという少年がいるがどうかという連絡を学校から受けるが、今は手一杯だという理由でオリヴィエは断った。
 自宅に帰っても、オリヴィエには学校の生徒などからの連絡が留守電に入っている。そんな時に彼の別れた妻 マガリが訪ねてきて、再婚をすることになったという話をする。彼は別れた妻に祝福と、自分のクラスを取ろうとした少年を断ったという話をする。実はその少年は彼らの過去に大きな傷を残しているフランシスという名の少年であった。彼女はその話を聞き、だから職業訓練学校なんて辞めて、弟と商売をやればいいんだと言い、彼にフランシスを教えないようにと念を押す。オリヴィエは同意するが、彼のフランシスへの興味は次第に強くなっていく・・・。
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