「6つの短編の物語」
舞台は女子商業高校。ここでは就職のために容姿を磨くことを教師が奨励している。整形も当たり前、授業では体重チェックもある。そんな、高校で容姿にコンプレックスを感じているソンギョンは悩んだ末に一大決心をするというイム・スルレ監督の『彼女の重さ』。
近代的なマンション。そこに住む少年はおねしょをして、母親に怒られ、塩を近所の人からもらって来るように言われる。各部屋をを訪ね歩くが、無視され、笑われ続ける少年。少年が最後にやって来たのはある男の部屋だったというチョン・ジェウン監督による『その男、事情あり』。
脳性麻痺を抱えるキム・ムンジュ。彼の日常をスケッチ風に描いていくヨ・ギュンドン監督によるセミ・ドキュメンタリー作品『大陸横断』。
自分の子供が英語をうまく話せるようになることを願う親。そうした過剰な願いが行き着く現実を描いたパク・ジンピョ監督による『神秘的な英語の国』。
とある駐車場の料金所に座る女性。彼女に対し、車の男が「その顔なら他にも仕事があるだろう」と言いがかりをつけ、それは激しい口論へと発展していくというパク・クァンス監督による『顔の価値』。
ネパール人のチャンドラ・クマリ・グルンは無銭飲食の罪で警察に逮捕される。ネパール人である彼女は片言の韓国語しか話せなかったが、顔は韓国人そっくりであったために精神異常と考えられ、病院送りにされてしまうというパク・チャヌク監督による実話の映画化『N.E.P.A.L.
平和と愛は終らない』。 |