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『MOOG』(モーグ)

配給:ナウオンメディア
オフィシャルサイト:
http://www.nowonmedia.com/MOOG/
この映画の予告編はこちらから


キャスト スタッフ データ
ロバート・モーグ
キース・エマーソン
リック・ウェイクマン
ガーション・キングスレー
ジャン・ジャック・ペリー
ハーブ・ドイチ
ウォルター・シアー
バーニー・ウォレル
DJ ロジック
ルーク・ヴァイバート
DJ スプーキー
パメリア・カースティン
ステレオラブ
マニー・マーク
ティノ・コープ
チャーリー・クローザー
監督:ハンス・フェルスタッド 2004/アメリカ/1時間10分

イントロダクション
「シンセサイザーを発明したモーグ博士に焦点を当てた音楽ファン、サブ・カルチャーファン必見のドキュメンタリー作品」
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  映画を撮るためには当たり前だがカメラとフィルムが必要だ。あとは撮る人と演じる人がいれば、作品は出来上がるだろう。アイデア次第ではそれがとてつもない傑作になることもありえる。でも、それだけではどうしても表現しきれない部分があるから、様々な小道具や手段に頼るようになる。それは映画の表現の幅を確実に広げてきたはずだ。音楽は身体ひとつで生み出すことが出来る。声と手拍子や足踏みのリズムは多くの人を感動させるだろう。でも、その数が増えたり、楽器が入り込むことによって表現の幅は広がってきたはずだ。映画にしても音楽にしてもその他の分野にしても、様々な小道具、周辺機器の進化や発明は大なり小なりの変化をもたらしてきている。今回紹介する『MOOG』〈モーグ〉は音楽という分野において、多大な影響を及ぼしてきているシンセサイザーを発明したモーグ博士に焦点を当てた作品である。
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 シンセサイザーとは電気的、電子的に音を合成する楽器である。そのイメージはYMO(イエロー・マジック・オーケストラ)、NHKのTVシリーズ「シルクロード」の音楽などの音色思い出してもらえばいいのではないかと思う。彼らの音楽の特徴でもある“ピコピコ”や“グニョーン”という独特な音色(それだけではないのだが)を生み出す電子楽器がシンセサイザーであり、その生みの親がこの作品の主人公であるモーグ博士なのである。現在では様々なメーカーから発売されているシンセサイザーだが、モーグ博士の発明したシンセサイザーは映画のタイトルでもある「MOOG〈モーグ〉」と呼ばれ、今でも世界中のミュージシャンに使用され、愛され続けている。あのビートルズも使用し、様々な映画音楽でも使用されてきたこのシンセサイザーは現在も革新的な音を生み出す現場に鎮座しているのだ。
 この作品『MOOG』〈モーグ〉はモーグ・シンセサイザーが生まれてきた背景をモーグ博士の証言や当時の貴重な映像で綴るとともに、モーグ博士が旅をしながら彼の生み出した楽器に恩恵を受けてきた新旧のミュージシャンたちに会っていくというドキュメンタリー作品である。出演するミュージシャンはキース・エマーソン、リック・ウェイクマン、バーニー・ウォレル、DJロジック、DJスプーキー、ステレオラブ、マニー・マークなど。この面子を見てもらえば分かる人には分かると思うが、モーグ・シンセサイザーは世代、ジャンル、国籍も超えて新たな音を生み出すことに貢献しているのだ。
 監督はハンス・フェルダット。カリフォルニア在住のミュージシャン兼フィルムメーカーでもある彼とモーグ・シンセサイザーとの出会いは彼が8歳のときだったという。この作品について監督は「モーグ博士はモーグに触れたことがある者にとっては愛すべきカルトヒーローであり、そのドキュメンタリーを作るなんて気が遠くなりそうな責任を感じた。もちろんそうしたモーグの熱狂的なファンを尊重すべきであると考えたが、同時にこのモーグ・カルチャーを誰にでも理解できるように翻訳すべきであると考えた」と語っている。1年間の準備期間を経て、開始された撮影はそうした部分を勘案し、自宅周辺、東京やロンドン、コンサート会場でのモーグ博士を追いかけ、ミュージシャンとの歓談の現場を押さえたり、彼自身の話を聞くことを中心に進められている。モーグ博士のバイオグラフィーやシンセサイザーの歴史と意義的な撮り方も出来たはずだが、監督をはじめとするスタッフが目指したのは人間モーグ博士を捉えるということであった。そしてこの部分が作品に人間味、面白みを生み出している。
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 多くのミュージシャンが登場し、モーグ博士と歓談するシーン(リック・ウェイクマンとバーニー・ウォレル、モーグ博士の歓談のシーンは印象的)、ステージ上でモーグ・シンセサイザーの素晴らしさを実証するシーン、貴重なフッテージなど音楽ファンにとってはたまらない映像が登場するが、最後に最も印象に残るのは哲学的で、自然主義的で、ヒッピー世代の生き残りのようなモーグ博士の生き方である。野菜を育て、ニワトリを放し飼いにし、60年代の名残のようなデザインの車に乗るモーグ博士は相当な変わり者だと誰もが感じるだろう。でも、そんな変わり者だからこそ生み出せたのがモーグ・シンセサイザーであり、彼の思想がその中に入っていることも感じ取れるはずだ。どうしても表現上、最低限の音楽用語や電子用語が出てくるので多少のとっつきにくさを感じるかもしれないが、そういった部分も映画の中のモーグ博士の存在が打ち消してくれるはずだ。音楽に関心のある方はもちろん、アメリカン・カルチャー、カウンター・カルチャーに興味のある方にも必見の作品です。ぜひ、劇場に足を運んでください。

ストーリー
「モーグ・シンセサイザーの生みの親 モーグ博士」
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  「MOOG〈モーグ〉」(ムーグとも呼ばれていた)といえば、ミュージシャン、音楽ファンなら一度は手にしたり、耳にしたりしたことのあるシンセサイザーの元祖である。多くの音楽に決定的な影響を与えたモーグ・シンセサイザー、このシンセサイザーを生み出したのがモーグ博士である。モーグ博士は今でもモーグ・シンセサイザーの開発・改良にかかわりながら、シンポジウムへの出席など世界中を旅し続けている。そんなモーグ博士の日々、モーグ・シンセサイザーの誕生、数多くのミュージシャンとの会話の様子を作品は捉えていく。
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