『ミッシング・ガン』
尋槍！/THE MISSING GUN
2001年/中国・アメリカ/89分/カラー/ヴィスタ/
SDDS・ドルビーデジタル・ドルビーSR
配給:ソニー・ピクチャーズ エンターテインメント
チアン・ウェン
ニン・チン
ウー・ユーチアン
リウ・シャオニン
ワン・シャオフォン
シー・リアン
パン・ヨン
ウェイ・シアオピン
監督・脚本：ルー・チューアン
製作：ヤン・プーティン
ワン・チョンジュン
撮影：シェ・ツェンユー
美術：ル・トン
音楽：フェイ・リン
衣装：リュウ・チェソファ
原作：フォン・イーピン
※第59回ヴェネチア国際映画祭アップストリーム部門正式出品作品
※北京大学生映画祭最優秀デビュー作品賞
※日中国交正常化30周年記念中国映画祭正式上映作品
「中国の新世代の監督が描くエンタティンメント・ミステリー・ドラマ」
『キリング・ミー・ソフトリー』でハリウッド進出も果たしたチェン・カイコー監督（ スリリングかつユーモラスなミステリー仕立てのドラマ、フラッシュバックやブレ、スタイリッシュなカメラワークなど従来の中国映画とは明らかに違う新たな世代の中国映画がこの『ミッシング・ガン』である。監督はこの作品がデビュー作となる弱冠３０歳の新鋭監督 ルー･チューアン。この監督の書いた脚本を大いに気に入り、プロデユーサーと主演をすることになったのが『鬼が来た！』で監督と主演を務め、カンヌ国際映画祭でグランプリを獲得した中国を代表する映画人 チアン・ウェン。彼は監督と組んだ理由について、「自分の若い頃と重なることや、今の中国で新人の監督が映画を撮ることの難しさがあるからこそ、若手監督と組みたかった」とも語っている。中国映画界にとって、世代をつなぐ幸福な出会いを生んだ作品『ミッシング･ガン』、これは今後の中国映画への大きな期待につながっていくはずだ。 ある朝、目覚めると携帯していたはずの拳銃がないことに気付く警官。自分の記憶だけを頼りに拳銃を探し続けるのだが・・・。黒澤明の『野良犬』的なシチュエーション、見失ったものを探す中で見つかる大切なもの。エンターティンメントに溢れた新世代の中国の作品をぜひ、劇場で。
「ある朝、目覚めると携帯しているはずの拳銃が消えていた」
ある日の朝、自宅でいつものように叩き起こされる警官のマー。それはいつもと変わらない平凡な一日の始まりのはずだったが、足りないものがひとつあった。常に身に着けているはずの拳銃がなくなっていたのだ。頭の中が真っ白になり、寝床のまわりを探しまくるマー。次に息子のトンを疑い、執拗に追い詰め、次に警察のロッカーに忘れたのではないかと夢想する。しかし、ロッカーにも拳銃は見つからなかった。拳銃をなくしたことを署長にどうやって報告をしたらいいのか、自分の状況が一体どうなるのかと頭を悩ませていた時に、息子のマーが現れ、昨晩は妹の結婚式に出ていたんだよと教えてくれる。マー自身の記憶も少しずつ蘇り、すぐに妹夫婦の家へと行くが、彼らは覚えていないと言う。唯一、そこで手に入れた結婚式の出席者名簿を足がかりに、マーは出席者を一人ずつ訪ねることにする。そうした中、出会ったのがマーの昔の恋人で、ここにいるはずのないモンだった・・・。
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『キリング・ミー・ソフトリー』でハリウッド進出も果たしたチェン・カイコー監督（ スリリングかつユーモラスなミステリー仕立てのドラマ、フラッシュバックやブレ、スタイリッシュなカメラワークなど従来の中国映画とは明らかに違う新たな世代の中国映画がこの『ミッシング・ガン』である。監督はこの作品がデビュー作となる弱冠３０歳の新鋭監督
ルー･チューアン。この監督の書いた脚本を大いに気に入り、プロデユーサーと主演をすることになったのが『鬼が来た！』で監督と主演を務め、カンヌ国際映画祭でグランプリを獲得した中国を代表する映画人
チアン・ウェン。彼は監督と組んだ理由について、「自分の若い頃と重なることや、今の中国で新人の監督が映画を撮ることの難しさがあるからこそ、若手監督と組みたかった」とも語っている。中国映画界にとって、世代をつなぐ幸福な出会いを生んだ作品『ミッシング･ガン』、これは今後の中国映画への大きな期待につながっていくはずだ。
ある朝、目覚めると携帯していたはずの拳銃がないことに気付く警官。自分の記憶だけを頼りに拳銃を探し続けるのだが・・・。黒澤明の『野良犬』的なシチュエーション、見失ったものを探す中で見つかる大切なもの。エンターティンメントに溢れた新世代の中国の作品をぜひ、劇場で。
ある日の朝、自宅でいつものように叩き起こされる警官のマー。それはいつもと変わらない平凡な一日の始まりのはずだったが、足りないものがひとつあった。常に身に着けているはずの拳銃がなくなっていたのだ。頭の中が真っ白になり、寝床のまわりを探しまくるマー。次に息子のトンを疑い、執拗に追い詰め、次に警察のロッカーに忘れたのではないかと夢想する。しかし、ロッカーにも拳銃は見つからなかった。拳銃をなくしたことを署長にどうやって報告をしたらいいのか、自分の状況が一体どうなるのかと頭を悩ませていた時に、息子のマーが現れ、昨晩は妹の結婚式に出ていたんだよと教えてくれる。マー自身の記憶も少しずつ蘇り、すぐに妹夫婦の家へと行くが、彼らは覚えていないと言う。唯一、そこで手に入れた結婚式の出席者名簿を足がかりに、マーは出席者を一人ずつ訪ねることにする。そうした中、出会ったのがマーの昔の恋人で、ここにいるはずのないモンだった・・・。
