ホーム ライブラリー コラム プレゼント トレイラー ショップ 掲示板 会社概要
公開劇場一覧を別ブラウザで開きます。 前のページに戻ります

『ミッシング』
MISSING
配給:UIP
オフィシャル・サイト:
http://www.uipjapan.com/missing/index.htm


キャスト スタッフ データ
トミー・リー・ジョーンズ
ケイト・ブランシェット
エヴァン・レイチェル・ウッド
ジェナ・ボイド
エリック・シュウェイグ
アーロン・エッカート
ヴァル・キルマー
監督、製作:ロン・ハワード
製作:ブライアン・グレイザー
   ダニエロ・オストロフ
脚本:ケン・カウフマン
原作:トーマス・イードソン
撮影:サルヴァトーレ・トチノ
衣装:ジュリー・ウエイス
音楽:ジェームズ・ホーナー
2003年/カラー/シネマスコープ/デラックスカラー/DTS SRD SDDS SR/2時間17分

イントロダクション
「『ビューティフル・マインド』のロン・ハワード監督が開拓時代の西部を背景に描く家族愛のために戦う女性を描いた作品」
 『ビューティフル・マインド』で2001年アカデミー賞監督賞を受賞した映画監督 ロン・ハワード。子役俳優として映画界でのキャリアをスタートさせた彼は俳優としての成功を収めた後に将来の目標として定めていた監督に転進。『バックマン家の人々』、『コクーン』、『バックドラフト』、『アポロ13』など多岐にわたるジャンルの作品を監督し、大きな評価を獲得してきている。その長年にわたる監督キャリアの評価を決定付けたのが『ビューティフル・マインド』によるアカデミー賞監督賞の受賞であった。今回紹介する作品はそんなロン・ハワード監督の『ビューティフル・ライフ』後の新作『ミッシング』である。
 舞台は1885年のアメリカ ニューメキシコ州。ここの殺伐とした荒野に娘2人と自給自足で暮らす女医のマギー・ギレクソン。そんな彼女の元に突然現れた自分や母親という家族を捨て、インディアンの社会で暮らしていた父親 ジョーンズ。父親を拒絶するマギーだが、そんな時に長女が誘拐されるという事件が起きる。その誘拐者はインディアン。娘を救うために母親は自ら救出の旅に出るというストーリーのこの作品、想像しなくとも分かるようにニューメキシコという広大な開拓地に暮らす開拓民であるマギーの家族とインディアンとの戦いを描いたいまどき珍しい西部劇である。
 主演のマギーを演じるのは、ハリウッドで1の演技派女優であろう『エリザベス』、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのケイト・ブランシェット。彼女と大きな確執を抱える父親を演じるのは『メン・イン・ブラック』シリーズ、『逃亡者』のトミー・リー・ジョーンズ。この作品の撮影にあたり、ケイト・ブランシェットは当時の開拓に携わった女性の日記を読み、そこからマギーという役柄を「幼児期のトラウマと厳しい開拓地の日常によって、女性的感情を押さえつけ、感情的な辛さより肉体的な苦しみに耐えるタイプと解釈した」と語っている。一方、白人世界を捨て、インディアンの社会に入ったという難しい役どころを演じたトミー・リー・ジョーンズは、元々、昔の西部について幅広い知識を持っていたというが、長年にわたりアメリカ先住民のの文化を研究しているという教授から言葉や文化、美術学校では絵画を学んでいる。それはロン・ハワード監督にとって「テクニカル・アドバイザーがひとり増えた」かのように完璧なものだったという。インデイアンの言葉と英語を巧みに使い分けるトミー・リー・ジョーンズとケイト・ブランシェットの迫真の演技がこの作品の最大の売り物であることは間違いない。出演はその他に『シモーヌ』のエヴァン・レイチェル・ウッド、『ハンテッド』のジェナ・ボイド、『ザ・コア』のアーロン・エッカート『ポロック』のヴァル・キルマーなど。
 ご存知の方も多いだろうが、ロン・ハワード監督の『ビューティフル・マインド』後の作品は本当はジョン・ウエイン監督・主演の西部劇の名作『アラモ』のリメイクになるはずだった。しかし、様々な事情で降板を余儀なくされ、撮影にかかったのが、この作品『ミッシング』なのである。ストーリ自体がどことなくジョン・フォード監督、ジョン・ウエイン主演の西部劇の名作『捜索者』に似ているし、そういった部分で降板の何がしかを引きずっているのかなとも感じるが、決してそんなことはないようだ。ロン・ハワード監督はこの作品に関して「往年の西部劇のようなジャンル映画を作るつもりはなく、西部を舞台にした母親と娘ふたりという3人の女性が苦闘する、女性的な側面に関心を持った」と語っている。実際、この作品は西部劇というバックグラウンドを借りた3世代にわたる親子の関係と愛、和解を語った普遍的な物語となっているのだ。もちろん、インディアンに関しても単純に“悪”という描き方はせず、“良い”インディアンもいるし、“悪い”白人もいるという具合に多様な描き方をしている。こうした物語をきちんとした時代設定、広大な西部の自然をバックに、戦闘シーン、自然の猛威、心理的な葛藤などを交えながら、あくまでエンタティンメントとして描ききった作品がこの『ミッシング』なのである。話は読めてしまうでしょうが、こういう作品こそ、でかいスクリーンが似合う作品なのです。ぜひ、劇場に足を運んで、楽しんでもらえればと思います。

ストーリー
「インデイアンに連れ去られた娘を助けるため、葛藤を抱えた親子、孫の3世代による追跡が始まる」
 1885年、アメリカのニューメキシコ州。この荒野に建つ家で医者のマギー・グレクソンは女手ひとつで娘ふたりを育てていた。長女のリリーはここでの自給自足の生活に飽き飽きしている。次女のドットはここでの生活を気に入っている。父親はいないが、父親のような存在のブレイクという牧童も一緒に暮らしていた。
 この日もメキシコ人の患者がやって来て、手の施しようのない虫歯を抜いたのだが、感謝されることはなく、逆に恨まれる始末。そんな時、ブレイクが連れてきた男たちの中に初老の男性がいた。それは家族を捨て、インディアンの社会に入ったマギーの父親ジョーンズだった。彼女は父親を認めることが出来ず、追い返してしまう。
 翌日、娘ふたりとブレイクは町のフェスティヴァルへと出かけていった。夕方までには帰宅するはずだったが、彼らは翌朝になっても帰ってこなかった。そんな時にドットの乗った馬だけが戻ってくる。急いで3人を探すマギーが見たものは無残に殺されたブレイクと泣き叫ぶドットの姿だった。彼らはインディアンに襲われ、リリーはさらわれたのだった。町の保安官も騎兵隊も当てにならないと感じたマギーは自分の手でリリーを探すことを決意し、インディアンにも通じている父親のジョーンズに助けを求める。そして、ジョーンズ、マギー、ドットという3世代による追跡が始まる。
movilog
ピックアップムービー
サーチ
DVD比較はベストプライス


リンク
メールマガジン登録
神雕侠侶オフィシャルウェブサイト
ベクター・メディカルテック・ジャパン
*giggle
本サイトをご覧になりるにはFlashPlayerが必要です。 IE5.0以上推奨 画面サイズ推奨800×600以上 お問い合わせ先