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『MAY-メイ-』
MAY
配給:アートポート
オフィシャルサイト:http://www.maythemovie.jp/


キャスト スタッフ データ
アンジェラ・ベティス
ジェレミー・シスト
アンナ・ファリス
ジェームズ・デュヴァル
監督、脚本:ラッキー・マッキー
プロデューサー:
  マリアス・バルチュナス
  スコット・スタージョン
撮影:スティーブ・イェドリン
美術:レズリー・キール
音楽:ジェイ・バーンズ・ラケット
2002年/アメリカ/35ミリ/カラー/ヴィスタサイズ/DTS・ドルビーSR/1時間34分

イントロダクション
「各地の映画祭で絶賛された子供の頃のトラウマが生み出す切なさを持ったホラー作品」
 子供の頃の体験がトラウマとなり、拒絶反応を示したり、強迫神経症になったり、果ては犯罪を起こしたりという例があることは知られている。それはどこにでも転がっているわけではないのだけれども、どこにでも転がっている話としてTVや雑誌の記事として目や耳にする。そういったトラウマをテーマとした映画も数多い。今回紹介する一風変わったホラー映画『MAY-メイ-』もそういった子供時代のトラウマをテーマとした作品である。
 生まれ持った斜視のため、子供の頃、黒い眼帯をして生活していたメイ。そんな彼女をまわりの子供たちは気持ち悪がり、友人が出来なかった。母親はそんなメイをかわいそうだと思い、手作りの人形をプレゼントし、手厚く保護してくれた。手術により、斜視も治り、大人となった今では動物病院で働くメイだが、今でも人付き合いは少し苦手だった。そんな彼女がある男性に一目ぼれをするが、それは裏切られてしまい、そしてメイは・・・・というのが、この作品のストーリー。血みどろスプラッター、痛みというホラー的な部分もあるが、それ以上に主人公であるメイの思い込みの激しさ、弱さという一歩踏み外したら狂気へと変わってしまう(映画では実際にそうなるのだが)精神的な面を描いたホラー映画と捉えたほうがいい作品である。
 監督はこの作品が監督デビュー作になるラッキー・マッキー。イタリアン・ホラーの巨匠ダリオ・アルジェントや、ロマン・ポランスキーの作品に大きな影響を受けてきたという彼はこの作品では脚本も書き下ろしている。今後の作品も大いに期待できるホラー界の新鋭監督である。出演は、主役のメイに『17歳のカルテ』のアンジェラ・ベティス。その他、『白い嵐』のジェレミー・シスト、『ロスト・イン・トランスレーション』のアンナ・ファリス、『ドニー・ダーゴ』のジェームズ・デュバルなど。
 この作品の最大の見ものは主人公のメイを演じるアンジェラ・ベティスである。どこかはじけきれず、いつもいじいじとしていて、人に近寄ってもらいたいくせに寄せ付けない雰囲気と痩せこけてちょっと病的なルックス。こういう子に付きまとわれたらちょっと怖いかもしれないなという役柄を見事に演じきっている。実際、この作品でブリュッセル国際ファンタジー映画祭(B級映画のカンヌ映画祭とも呼ばれている)で最優秀主演女優賞を受賞した彼女は、あの『悪魔のいけにえ』のトビー・フーパー監督の最新作に2作続いて主演することが決定している。どこか霞がかったような気味悪さを感じさせる映像、アンジェラ・ベティスの着る衣装、ゴシック的な選曲なども作品全体の雰囲気、メイの気味悪さに最高の効果を与えている。もちろん、作品自体も各地の映画祭に数多く出品され、ブリュッセル国際ファンタジー映画祭ではシルバー・イレブン賞を受賞するなど高評を持って迎えられている。また、欧米のマニアの間では「今年見たホラー映画のベスト1」、「何度観ても素晴らしい。絶対に見るべき作品だ。」など熱狂的なファンを生み出している。
 馬鹿らしい笑えるホラーもいいけれど、こういう『MAY-メイ-』みたいな話というのは実際にありそうで、ちょっと切なくなったりもする。メイまで極端とは言わなくても、どこかでそんな経験をしてきて、それを心の根っこに抱えている人は多いと思う。そんな人は間違いなくどこかで共感してしまう作品ではないだろうか。外の世界に出よう、自分の恋する人の世界に入ろうとしたメイはそこを無碍にされることで自分の内なる世界へと向かっていく。実際、それは世間的にはよくある話で済むはずなんだけど、子供の頃のトラウマを抱えるメイにとってはそんなことでは済まない。裏切られたと感じるたびに対象を狭めていく。そして、最後に彼女が作ったものは・・・・。これはホラーなんだけど、すごく人間的などこかで共感する部分もあるトラウマを抱えた物語なのだ。女性やホラー嫌いの人にも観てほしい作品です。ぜひ、劇場に足を運んでください。

ストーリー
「内気なメイの初めての恋。その結末が生み出した切ない狂気」
 彼女の名前はメイ。今は動物病院でアシスタントをしている。病院にはポーリーというクールな同僚がいる。病院の先生は手術のミスが多く、患者からの苦情も絶えない。彼女は生まれ持った斜視で、子供の頃は矯正のため黒い眼帯をしていた。それをまわりの子供たちは気持ち悪がって、友人が出来なかった。かわいそうだと思った母親は手作りの人形スージーをプレゼントして、メイを手厚く保護してくれた。そんな子供時代の経験からか、斜視が矯正された今でも人付き合いはちょっと苦手だ。家では自然とスージーに話しかけていたりする。
 ある日、彼女はアダムという素敵な男性に出会った。車の修理工場で働く彼に初めての密かな思いを抱くメイは彼の興味を引くために彼の行きつけのカフェで待ち伏せて、眠ったしまった彼の美しい手に頬擦りしたり、コインランドリーで話しかけられたりするうちにステディーな関係になっていく。そんな彼に気に入られようと色んなことをするメイだが、逆に彼の方は彼女を避けるようになっていく。そして・・・・。
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