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『真実のマレーネ・ディートリッヒ』
Marlene Dietrich Her Own Song
2001年/フランス・ドイツ・アメリカ/105分/35mm/
カラー及びモノクロ/1:1.85/ドルビーSR
配給:エレファント・ピクチャー
オフィシャルサイト:http://www.marlene.jp/

キャスト スタッフ データ
バート・バカラック/ フェレックス・メラー/ フォルカー・キューン/ A.C.ライルズ/ マキシミリアン・シェル/ マリア・ライヴァ/ ローズマリー・クルーニー/ ビリー・ワイルダー/ ノーバート・シュルツェ/ マレーネ・ディートリッヒ
ナレーション:
ジェイミー・リー・カーティス
マレーネの声:
ニーナ・フラノゼック
監督・製作・脚本:
    J・デヴィッド・ライヴァ
製作・脚本:
    カリン・ケアンズ
製作:H・W・バウシュ
撮影:ユーリ・クディック、BVK
    アルフォ・バルトリ、A.I.C
編集:カタリーナ・シュミット、BFS
音楽:ゲルノット・ローゼンバッハ
※2002年ベルリン映画祭正式出品作品


関連書籍:「ディートリッヒ」マリア・ライヴァ(新潮社)

イントロダクション
「ドイツ人という視点で捉えたマレーネ・ディートリッヒのドキュメンタリー作品」
 20世紀を代表する女優であり、20世紀をほぼ丸ごと生き抜いた女性(1901年に生まれ、1992年に亡くなっている)であるマレーネ・ディートリッヒ。そんな彼女の生涯を捉えたドキュメンタリー作品が、この『真実のマレーネ・ディートリッヒ』である。
 マレーネ・ディートリッヒの人生を捉えたドキュメンタリー作品はいくつも作られている。その中でも最も知られているのが、1989年に日本で公開もされている『MARLENE/マレーネ』(1984年)であろう。この作品は彼女の映画女優としての側面を捉えていた作品であったが、今回公開される『真実のマレーネ・ディートリッヒ』は映画女優としてのマレーネ・ディートリッヒ以上に、ドイツ人としてのマレーネ・ディートリッヒという視点で捉えた作品になっている。
 こういった視点での作品を監督、製作したのはマレーネ・ディートリッヒの実の孫に当たるJ・デイヴィッド・ライヴァ。自分の祖母のドキュメンタリーを撮るに当たって、今までの彼女に付きまとっていたであろう伝説を剥ぐこと、その裏にあった戦争というものに翻弄された彼女のドイツ人としてのルーツを描きたいと思っていたであろうことは、想像に難くない。そういった彼女の真実の一面を捉えるために、未公開のプライヴェート・フィルム、彼女に関わった人たちのコメント(彼女についての伝記も書いている娘(監督の母親のマリア・ライヴァ、50年代から60年代にかけて彼女のツアーにも同行していたバート・バカラック、彼女の軍事報道に関わった軍人たち、監督や俳優たちなど)などを散りばめながら、映画は彼女の恋愛、私生活、思いなどのエピソードを語っていく。
 個人的には「リリー・マルレーン」(そして、戦後は「花はどこへ行った」)という曲にこめた彼女の想いと、戦後、ドイツを訪問することで跳ね返ってきた彼女のドイツ人としての血。そして、その後の彼女の人生が非常に印象的であった。
 女優、ドイツ人をルーツに持つひとりの女性として生きたマレーネ・ディートリッヒの人生を捉えたこのドキュメンタリー作品は、もちろん、彼女の人生を知る上でも興味深い作品となっているが、9.11以降、きな臭い空気が広がる世界の中で“平和”というものを考える上でも興味深い作品となっている。彼女のファンはもちろん、彼女を知らない世代も「こういった女性がいたのか」ということを感じるために、ぜひ、劇場に足を運んでください。

ストーリー
「戦争に翻弄されながらも、平和を求め続けた女性 マレーネ・ディートリッヒ」
 1920年代のベルリン。ナイトクラブやキャバレー、劇場などでの饗宴と不況、ナチスの台頭という政治的な混乱にもあった“デカダン”の時代のベルリン(この辺の時代に関しては『キャバレー』なんぞを観たりして下さい)。ドイツ貴族の娘として生まれたマレーネ・ディートリッヒは生活を支えるために、この時代のキャバレー、劇場などで働きながら、1930年映画『嘆きの天使』の主演女優として、国民的なスターの座に躍り出る。その後も数々の映画に主演した彼女は、スタートしての地位を不動のものにしていくが、ナチスの台頭、ユダヤ人迫害から逃れるめにドイツ国外へ脱出。最終的にはアメリカへ渡り、ナチスへの抵抗からアメリカ市民権を取得する。それはナチスから国家の敵という烙印を押される行為だった。アメリカの市民権を獲得してからの彼女は、女優活動以上に米軍キャンプへの支援活動や慰問活動に力を注いでいく。そして、そういった想いがあの「リリー・マルレーン」へとつながっていく。
 また、彼女の情熱的な気質は恋愛面でも際立っていた。結婚しているにもかかわらず、数々の愛人との浮名を流し、思想的な影響を受けていった。その中でもジャン・ギャバンとの関係は永遠に続いていくように思えたのだが・・・・。
C)2001 Associated Producers Group Inc., Gemini Film GmbH & Co. KG, ApolloMedia GmbH & Co. Filmproduction KG
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