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『ライフ・イズ・コメディ!
ピーター・セラーズの愛し方』

配給:東芝エンタティンメント
オフィシャルサイト:http://www.lifeiscomedy.jp/

この映画の予告編はこちらから


キャスト スタッフ データ
ジェフリー・ラッシュ
シャーリーズ・セロン
ジョン・リスゴー
ミリアム・マーゴリーズ
スティーヴン・フライ
スタンリー・トゥッチ
エミリー・ワトソン
ピーター・ヴォーン
ソニア・アキーノ
監督:スティーヴン・ホプキンス
製作:サイモン・ボサンクエット
原作:ロジャー・ルイス
脚本:クリストファー・マーカス
   スティーヴン・マクフィーリー
撮影監督:ピーター・レヴィ(A.C.S.,ASC)
編集:ジョン・スミス
プロダクション・デザイナー:ノーマン・ガーウッド
音楽:リチャード・ハートレイ
※ゴールデン・グローブ賞 最優秀TV映画賞、主演男優賞 受賞

2004/アメリカ、イギリス/2時間5分

イントロダクション
「英国を代表する俳優 ピーター・セラーズの波乱万丈な人生を描いた愛情溢れる真実のドラマ」
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  作家、学者、政治家、音楽家、そして役者などで著名人といわれる方々に付きまとう噂で最も多いものは、その性格に関することだろう。しかも非常にいい性格の方でということはまずなく、二重人格、意地悪、変態などそのエキセントリックさが強調されて伝えられることが多い。そういった噂の出所は近親者、関係者であったりするのだから、あながち間違えということはないのだろうが、第三者の声を経由することによって、更なる誇張が加えられているのも確かだろう。そういった部分も僕たちは楽しみ、そういった部分があるからこそ、あの作品や芸が生まれるんだろうということも認識している。それはその人物に対する愛情なのだ。だから、興味のある、多少知っている人物の評伝はそれがどんなにくだらないものでも面白いのだろう。今回紹介する作品『ライフ・イズ・コメディ!ピーター・セラーズの愛し方』はタイトルからも分かるようにイギリスを代表する俳優ピーター・セラーズの人生を描いた作品である。
 まず、この作品の主人公であるピーター・セラーズという役者をご存知だろうか。亡くなったのが1980年(54歳)だから、30歳代後半以上の映画ファンでない限り、彼の作品をスクリーンで観たという方は少ないだろうし、名前は知っているが作品は知らない、観たことがないという映画ファンも多いのではないだろうか。ピーター・セラーズは1925年にイギリスで生まれている。ラジオのコメディ番組のキャストとして頭角を現した彼はその後、俳優として映画界で名声を獲得していく。誰もが知っていて、印象に残っている彼の作品といえば『ピンク・パンサー』シリーズのクルーゾー警部役と『博士の異常な愛情』の博士役など3役の熱演だろう。彼がどのように映画界に足を踏み入れ、どのように作品にのめり込み、どのような人生を歩んできたのかはこの作品『ライフ・イズ・コメディ!ピーター・セラーズの愛し方』を観てもらえば、分かるはずだ。個人的にピーター・セラーズという役者を考えれば、イギリス的な皮肉、笑いを持った最高の(コメディ)俳優ということになるのだが、彼の人生自体がそうした皮肉に溢れていたことはこの作品を観るまで知りようがなかった。彼の名声に恵まれながらも、埋められなかったもの、孤独をこの作品は見事に描ききっている点で類まれな内容となっている。
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 監督は『プレデター2』、『アンダー・サスピション』、大ヒットTVシリーズ『24』の第1シーズンなどを手がけているスティーヴン・ホプキンス。ピーター・セラーズの大ファンで、彼について書かれた本はほとんど読んでいるというホプキンス監督はそういった本のそれぞれの意見が違ったのが魅力的だったとした上で「ピーター・セラーズの人生を、彼が望んだような形で映画化する。ピーター・セラーズ独特の、突拍子のない自分をコケにするような行動や、“自分自身”という観念のなさを表したかった」と語っている。
 出演はピーター・セラーズ役に監督自身が彼しかいないと決めていたジェフリー・ラッシュ、その他、『モンスター』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したシャーリーズ・セロン、ジョン・リスゴー、ペグ・セラーズ、スタンリー・トゥッチ、エミリー・ワトソンなど。
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 往年のファンなら『ピンク・パンサー』シリーズなどへの愛情溢れるオマージュであろうオープニングのアニメーションで胸を躍らせるだろう。そして、ラジオでは人気者でも映画のオーディションでは決して受かることのなかった彼が映画出演を勝ち取り、英国アカデミー賞を受賞し、成功していくにつれ、自分という存在のなさに気づいていく様、分裂症的な様相にショックを受けるはずだ。映画の中でも彼は「僕は自分自身がない」と告白しているが、彼にとっては演技をしてその役に成りきっているときのみが自分自身であったのだ。それを人はパーフェクトな役者と呼んだかもしれないが、セラーズ自身の本当の胸の内はどうだったのだろうか。母親想い(マザコン)で、思い込みも激しく、思い通りにならなければ、家族、子供にすら当り散らしたセラーズは不器用極まりない人間でもあった。そんなセラーズを演じるジェフリー・ラッシュの演技はセラーズがその役にはまりきったのと同じレベルでセラーズにはまりきっていて、本当に素晴らしい。映画の最後のシーンは何者でもないセラーズがセラーズでしかなかったことを痛烈に感じさせ、不覚にもぐっと来てしまった。ピーター・セラーズのファンはもちろん、彼を知らない人もこのセラーズへの愛情溢れる作品を観て、彼の世界に入り込んでもらえたらと思う。ぜひ、劇場に足を運んでください。   

ストーリー
「自分がなかった名俳優ピーター・セラーズの人生」
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  1950年代初頭のロンドン。BBCラジオのコメディ番組「グーン・ショー」で人気を集めていたピーター・セラーズは俳優として映画界への進出を考えていた。しかし、映画出演のオーディションはうまく行くことがなかった。ある日、老人の役が必要と聞いた彼は老人の扮装をしてオーディションに合格する。これがピーター・セラーズの映画俳優としての第一歩であった。その後、数々の作品に出演しながら、彼は名優としての名声を獲得していくのだが、その裏には様々な苦悩が存在していた。
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