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『レッツ・ロック・アゲイン!』

配給:boid
オフィシャルサイト:
http://boid.pobox.ne.jp/rockagain/index.html


キャスト スタッフ データ
出演:
ジョー・ストラマー&メスカレロス                            
監督、製作、編集:リック・ルード
製作:ジョー・ストラマー
   ルシンダ・ストラマー
編集:アルノード・ジェラルディ
2004/アメリカ/ビデオ/1時間7分

イントロダクション
「元クラッシュのジョー・ストラマーが自らの企画・製作で撮り続けていた自らのバンドのドキュメンタリー作品。世界初公開!」
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  70年代後半にロックシーンを吹き荒れた“パンク”。その影響は未だに衰えることがない。初期衝動を忘れ、あまりにも大きくなりすぎたロック・シーンに蹴りを入れたのが“パンク”であり、だからこそその衝撃が大きかったのだ。この“パンク”を代表するバンドを挙げろと問われれば、様々なバンドの名前が出てくると思う。そういった中でも、2本の指に入るであろうバンドがクラッシュである。今回紹介する作品は、そのクラッシュのフロントマンであったジョー・ストラマーを捉えたドキュメンタリー『レッツ・ロック・アゲイン!』である。
 クラッシュとジョー・ストラマーについてご存知のない方も多いかもしれないので簡単に触れておきたい。クラッシュは1976年にジョー・ストラマー、ミック・ジョーンズ、ポール・シムノンらにより結成される。翌年、デビューアルバム「白い暴動」を発表。セックス・ピストルズと共にロンドン・パンク・シーンを代表するバンドとして、熱狂的な人気を手に入れる。1979年にロック史上に燦然と輝く名盤「ロンドン・コーリング」を発表。アメリカでの商業的な成功も手に入れる(ちなみにこのアルバムはローリングストーン誌が昨年(2003)発表した“500 GREATEST ALBUMS OF ALL TIMES”の第8位に選ばれている。また、先日25周年を記念して、未発表音源、映像などをプラスした内容のアルバムも発売された)。その後、メンバー間の軋轢により、1986年に正式に解散。各メンバーはそれぞれの活動へと入っていく(その中で最も成功を収めたのはミック・ジョーンズのビッグ・オーディオ・ダイナマイトだろう)。解散後も何度となく再結成の噂が流れ、2003年のロックン・ロール・ホール・オブ・フェーム(ロックの殿堂)入りの際にそれが本当に実現するという可能性が高まったが、その前年の12月22日にジョー・ストラマーが急逝(50歳!)。これにより、クラッシュの再結成はなくなった。クラッシュがデビューした時代には様々なバンドがパンクという名の下にデビューを果たしたが(あのポリスもパンクだったのだ)、真にパンクなバンドは少なかった。このクラッシュは後世も認める真のパンクなバンドであり、多くのパンクバンドが短期間でなくなっていく中、10年という長いスパンで活動し、世界中での商業的な成功も手に入たという類稀なパンクバンドでもある。しかも彼らは限りなく政治的だったのだ。僕自身は「ロンドン・コーリング」には少し間に合わなかった彼らの熱狂的なファンであった。でも、再結成しても大して感慨は沸かなかっただろうなと確信している。あの頃に聞いた気持ちと音が自分の中に大きな影響として残っているからだ。
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 この作品『レッツ・ロック・アゲイン!』はジョー・ストラマー本人により企画・製作されたドキュメンタリー作品である。舞台となるのは2001年のアメリカと2002年の日本におけるツアー。当時、ジョー・ストラマーはジョー・ストラマー&メスカレロスというバンドを率いていた。正直、セールス的には苦戦していたが、このジョー・ストラマーの新しいバンドは音楽的な評価も高く、今後の活動も大いに期待されていた。作品は彼らのアメリカ、日本でのツアーの様子を演奏シーンはもちろん、バックステージの様子、プロモーション活動、インタビューなどを交えながら綴っていく。素晴らしい演奏シーン、熱狂的なファンの姿もあれば、ジョー自らが電話で足でプロモーションのために駆けずり回る姿、チラシを配る姿など圧倒的な歴史を刻み、評価を獲得しながらも時代から外れてしまったロックミュージシャン ジョー・ストラマーの姿がそこには映し出されている。でも、どんな立場になろうが、ジョー・ストラマーは自らのためにロックをし続けるしかないのだ。
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 監督はディック・ルード。アレックス・コックス監督の『レポマン』、『ストレート・トゥ・ヘル』などの作品では俳優としても活躍し、ミュージックビデオなども手がけている人物だ。ジョー・ストラマーとは家族ぐるみの付き合いがある親友であった。作品は、ジョー・ストラマー&メスカレロスの音楽をより知ってもらうために始められたものだという。しかし、ジョーは作品の完成を待たずに急逝してしまう。彼が亡くなり、「ジョーの伝記的な内容にしたらどうだ」という話もあったというが、彼はそれを蹴り、ジョーとの当初からの約束通りにジョー・ストラマー&メスカレロスの音楽についての映画を完成させた。それはジョー・ストラマー&メスカレロスの音楽についての映画であり、歳を重ねながらもロックし続けるということを捉えたそれぞれの世代に様々な感慨を抱かせる作品となっている。
 僕自身は最後の方のクラッシュ、それ以降のジョー・ストラマーにも興味を失っていた。でも、この作品を観ることで、あの頃の自分の気持ちが変わっていないことを知り(それはアズテック・カメラの「ウォーク・アウト・トゥ・ウインター」の歌詞に書かれている気持ちなんだけど)、ロックし続けることの意味を感じざるえなかった。あの頃のクラッシュは最期の頃のジョーに当たり前だけどきちんと繋がっていた。クラッシュはもちろん、ロックが好きな方にはぜひ、観ていただきたい作品です。ぜひ、劇場に足を運んでください。

ストーリー
「新しいバンドを率いてのジョー・ストラマーの最期のツアーの日々」
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  クラッシュ解散以降、長い年月を経て、ジョー・ストラマーが組んだバンド ジョー・ストラマー&メスカレロス。この作品は彼らの2001年アメリカ、2002年日本でのツアーの様子を捉えていく。ライブ・シーン、熱狂的なファンに囲まれる光景があるかと思えば、プロモーションのためのラジオ局めぐり、売り込み、レコード店での演奏をするシーンもある。そこには元クラッシュのジョー・ストラマーでありながらも、時代から切り離されたロッカーであるジョー・ストラマーを感じざる得ない。そしてこの映画は、歳を重ねてもロックし続けていくという現実を映し出していく。
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