『恋は邪魔者』
Down With Love
2003年/アメリカ/101分
配給：
20世紀ＦＯＸ
オフィシャルサイト：
http://www.foxjapan.com/movies/downwithlove/
レニー・ゼルウィガー
ユアン・マクレガー
デヴィッド・ハイド・ピアース
サラ・ボールソン
トニー・ランドール
監督：ペイトン・リード
製作：ブルース・コーエン
ダン・ジンクス
脚本：イブ・アラート
デニス・ドレイク
撮影監督： ジェフ・クローネンウェス
編集：ラリー・ボック
プロダクション・デザイン：
アンドリュー・ロウズ
衣装デザイン：
ダニエル・オーランディ
音楽：マーク・シェイマン
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「最高に楽しい60年代のロマンティック・コメディーへの愛情溢れるオマージュ的作品」
『シカゴ』、『ブリジット・ジョ−ンズの日記』のレニー・ゼルウィガーと、『ムーラン・ルージュ』、『スター・ウォーズ エピソード1&2』のユアン・マクレガー。今のハリウッドを代表する俳優が共演した60年代のＮＹが舞台の最高に楽しいロマンティック・コメディーの作品が、この『恋は邪魔者』である。
この作品の企画は、プロデューサーの元に一冊の脚本が送られてきたことから始まっている。脚本を気に入り、そこに60年代のドリス・ディとロック･ハドソンのコンビによる当時のハリウッドの一連の大ヒットしたロマンチック・コメディー作品（『夜を楽しく』、『恋人よ帰れ』など）の伝統のエッセンスと、現代的な風味のブレンドを感じ取ったプロデューサーは、そのテイストをきちんと映像化できる監督として、『チアーズ』のペイン・リードの起用を決定した。監督は「脚本のスマートで、優れた言葉のユーモアに溢れていたところが気に入った。クレイジーなまでディテーイルにもこだわっている」と語り、脚本家は「単なる当時のコメディーの再生にはしたくなかった」と語っている。そんな現代に作られた60年代の雰囲気に満ちた作品を製作者たちは、60年代のロマンティック・コメディーへの愛情溢れるオマージュとすることで一致し、家具、ファッション、メイク、フィルムの質感にいたるまで、60年代のスタイルを徹底した。そういったオマージュの一例を挙げれば、この作品に出演しているトニー・ランドルはディ＆ハドソンの作品を始め、60年代のロマンティック･コメディー作品で名脇役として活躍していた役者でもあるし、シナトラが歌う“フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン”とアストラッド･ジルベルトの歌う同曲を対比して使うところや、主役のふたりが巡るデートの場所（ブロード・ウェイのミュージカル、レニー･ブルース、ウッディ・アレンのスタンダップ・コメディー、ジーン・クルーパーのジャズ他）など山のようにあげていくことが出来るはず。そして、トッド・ヘインズ監督の『エデンより彼方に』（これは50年代のメロドラマへの愛情溢れるオマージュだった）から連なるハリウッド映画のひとつの系譜としてこの映画を捉えることも出来るだろう。
舞台は1962年のＮＹ。『恋は邪魔者』という本で文壇デビューを飾ろうとこの都市にやって来たひとりの女性。彼女の著作は、女性にとっては恋なんて邪魔者という女性の自立を訴えた内容の本。この本は一大センセーションを巻き起こすが、当然、男性にとってはとんでもない内容の本で・・・。
60年代好きはもちろん深く、その時代に興味のない人にでも最高に楽しめ、最高の気分になるロマンティック・コメディー作品
「本当に恋なんて邪魔者？」
1962年のニューヨーク。成功を夢見たものがやって来くるこの都市に、メイン州からひとりの女性がやって来た。彼女の名前は、バーバラ・ノヴァク。彼女は「恋は邪魔者」という女性の自立を唱えた本の出版のために、この都市にやってきたのだった。担当編集者のヴィッキーと共に、出版社の上役のオヤジどもに本の内容の説明をするが、オヤジたちにはそんなことを理解できる頭があるはずがない。しかし、ヴィッキーはこの本を売るための秘策として、飛ぶ鳥を落とす勢いの男性誌“ノウ”の専属ジャーナリストで、プレイボーイとして名高いキャッチャー・ブロックにバーバラのカバーストーリーを書かせる手筈を整えていたのだ。これが成功したのも、“ノウ”のオーナーがヴィッキーに熱をあげていたからだったが、何度となくセッティングされたインタビューの機会は、キャッチャーの都合によりお流れとなってしまう。
その後、運良く“エド・サリバン・ショー”へ出演できたことにより、「恋は邪魔者」は空前のベストセラー、バーバラは一躍、時の人となる。そして、時の人となった彼女はあるＴＶ番組で、キャッチャーのプレイボーイぶりを一喝する。それを機に一切女性にもてなくなったキャッチャーは、彼女の裏の顔を暴こうと別人に成りすまし、彼女へと接近するが･･･。
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『シカゴ』、『ブリジット・ジョ−ンズの日記』のレニー・ゼルウィガーと、『ムーラン・ルージュ』、『スター・ウォーズ エピソード1&2』のユアン・マクレガー。今のハリウッドを代表する俳優が共演した60年代のＮＹが舞台の最高に楽しいロマンティック・コメディーの作品が、この『恋は邪魔者』である。
1962年のニューヨーク。成功を夢見たものがやって来くるこの都市に、メイン州からひとりの女性がやって来た。彼女の名前は、バーバラ・ノヴァク。彼女は「恋は邪魔者」という女性の自立を唱えた本の出版のために、この都市にやってきたのだった。担当編集者のヴィッキーと共に、出版社の上役のオヤジどもに本の内容の説明をするが、オヤジたちにはそんなことを理解できる頭があるはずがない。しかし、ヴィッキーはこの本を売るための秘策として、飛ぶ鳥を落とす勢いの男性誌“ノウ”の専属ジャーナリストで、プレイボーイとして名高いキャッチャー・ブロックにバーバラのカバーストーリーを書かせる手筈を整えていたのだ。これが成功したのも、“ノウ”のオーナーがヴィッキーに熱をあげていたからだったが、何度となくセッティングされたインタビューの機会は、キャッチャーの都合によりお流れとなってしまう。
