ホーム ライブラリー コラム プレゼント トレイラー ショップ 掲示板 会社概要
写真をクリックすると拡大写真が表示されます
公開劇場一覧を別ブラウザで開きます。 前のページに戻ります

『恋は五・七・五!』

配給:シネカノン
オフィシャルサイト:http://www.go-575.com/

この映画の予告編はこちらから


キャスト スタッフ データ
関めぐみ
小林きな子
蓮沼茜
橋爪遼
高岡早紀
嶋田久作
もたいまさこ
柄本明
杉本哲太
監督、脚本:荻上直子
プロデューサー:
  林哲次
  田辺隆史
撮影:柴崎幸三
編集:阿部亙英
音楽:井出博子
2004/日本/35o/カラー/1:1.85ヴィスタサイズ/DTSステレオ/1時間45分

イントロダクション
「『バーバー吉野』の荻上直子監督が俳句をテーマに描く、笑いあり感動ありの青春映画」
写真をクリックすると拡大写真が表示されます
>>拡大写真  
  昨年(2004)公開された邦画では女性監督の作品が印象に残った。それは『犬猫』の井口奈己監督、『恋文日和』、『2番目の彼女』の大森美香監督、『バーバー吉野』の荻上直子監督だ。どの監督も若く、劇場デビュー作といってもいい作品だったのだが、どれもが独特の味わいがあり、とにかく面白く、印象的だった。どの作品も単館上映といってもいい規模の公開であったため、観た人も決して多いとはいえないだろうが、興味を持ったなら、ぜひどこかで観て欲しいと思う。個人的に今後の活躍も大いに期待している彼女たちなのだが、早くもそのうちのひとりの新作が届いた。それが荻上直子監督の新作『恋は五・七・五!』である。
写真をクリックすると拡大写真が表示されます
>>拡大写真  
 『バーバー吉野』では閉鎖的な田舎町に東京という都会からの転校生がやって来て、ちょっとした意識革命を起こすという物語をユーモラスに描いていた荻上直子監督だが、今回の作品で彼女が選んだテーマは作品タイトルからも分かるように“五・七・五”の俳句である。俳句で映画とはどういうことなのだろうか。そう思ったのは僕だけでなく、監督自身も俳句で映画なんて撮れるのかと思ったらしい。荻上監督は「とても難しい企画でした。まず、動きがない。そして、勝ち負けが抽象的。」と語っている。プロデューサーから、“俳句をテーマにした青春映画”という企画を打診された時点で持っていた疑問符、俳句なんてという理解不能の気持ちはずっと解消されることがなく、実際にこの作品『恋は五・七・五!』でもクライマックスとなる毎年、夏に愛媛県松山市で開催される高校生の俳句大会“俳句甲子園”のドキュメントをテレビで見て、質の高さに感心しても、高校生と俳句が実感として結びつかなかったという。それでもこの作品の監督(&脚本)を引き受けたのは、いわゆる青春ものをやってみたかったからだという。脚本の基盤になったのは、監督自身が書き上げていたウクレレをテーマにした青春ものの脚本。そのウクレレを俳句に替えることで脚本を新たに書き上げていったという。
 物語の舞台は統廃合にゆれる高校。甲子園の夢も破れ、それでも何とか学校の名前を残したいと考える校長は“漫画甲子園”など様々なイベントに出場することを考え、気弱な国語教師に“俳句甲子園”への出場を命令する。国語教師は自分が顧問をしている写真部を俳句部に変更し、そこのたったひとりの男子部員、周囲になじまない帰国子女の女の子、チアリーダー部を首になった太目の女の子、万年補欠で俳句が趣味の野球部員、ウクレレ好きの女の子という全く俳句に関心のない素人ばかりで“俳句甲子園”の優勝を目指すことになるのだがという物語のこの作品、教師も含めそれぞれにコンプレックスを抱えた主人公たちが、楽しみ、時に苦しみながら目標に向かっていく監督の目指した“いわゆる青春映画”という笑いあり、感動ありの作品に仕上がっている。
 出演者には「爽健美茶」のCMで注目された関めぐみ、舞台で活躍する小林きな子、CMやTVドラマを中心に活躍する蓮沼茜、TVドラマを中心に活躍する橋爪遼、『GO』、『ボクの、おじさん』の細山田隆人というフレッシュな役者たちと、杉本哲太、柄本明、高岡早紀、もたいまさこ、嶋田久作らの実力派俳優たちが集っている。
写真をクリックすると拡大写真が表示されます
>>拡大写真  
 俳句=爺臭いとまでは思わないが、若者がのめりこむようなものでもないのは確か。だから、ここで取上げられている“俳句甲子園”なるものとその競技の方法には驚いてしまった。確かにこれを実際に見たら映画になるのかなと思うはずだし、引いてしまうかもしれない。でも、荻上監督は登場人物たちのキャラクターを明確にすることで、この決戦の場に劇画的な面白さと熱さを持ち込んでいる。その決戦の山場は高校生らしさのかけらもないスーパー俳句軍団的な学校との戦いである(散々馬鹿にされ続けた主人公たちは一矢報いることが出来るのかどうかは映画を観てのお楽しみ)。それ以外にも恋、友情、障害という青春映画には欠かせない要素、『バーバー吉野』でも感じさせてくれた荻上監督らしいオフビート的笑いも満載である。“いわゆる青春映画”を目指したというこの作品は『バーバー吉野』と違うのは当然だが、キャラクター作りとしっかりとしたストーリー展開はこの監督の持つセンスの良さだなということを改めて感じさせてくれる。この作品は笑いながら、ちょっと感動してしまう俳句スポ根作品と言っていいのだろう。荻上監督のセンスはもちろん、登場した若手俳優にほれ込み、最高に楽しめた作品です。ぜひ、劇場に足を運んでください。   

ストーリー
「俳句なんて興味もない高校生。目指すは“俳句甲子園”の優勝」
写真をクリックすると拡大写真が表示されます
>>拡大写真  
 2年後の統廃合に揺れる松尾高校。校長はなんとかこの高校の名を歴史に刻みたいと考えているのだが、甲子園を目指した野球は土壇場でさよなら負け。次なる手立てとして、校長は様々な全国大会に出場することを教師に指示する。気弱な国語教師 高山マスオは“俳句甲子園”への出場を請け負わざる得なくなった。
 高山は顧問をしている写真部を俳句部に急遽変更、唯一の写真部員であった土山は強制的に俳句部に入ることになる。その他の集った面々は、太目の体型からチアリーダー部をクビになったマコ、万年補欠の野球部員で伊藤園のお茶に自分の俳句が掲載されることが夢の山岸、帰国子女で漢字が書けないことから、漢字ドリルか俳句かの選択を迫られ、俳句を選んだ高山治子、その高山に憧れるウクレレが大好きな女の子Pちゃんだった。実は土山は高山に恋し、土山はマコに恋されていたのだがそんなことは当人以外知る由もなかった。そして山岸を除いては俳句に全く無知な面々は、嫌々ながらも俳句大会を目指すことになるのだが。
movilog
ピックアップムービー
サーチ
DVD比較はベストプライス


リンク
メールマガジン登録
神雕侠侶オフィシャルウェブサイト
ベクター・メディカルテック・ジャパン
*giggle
本サイトをご覧になりるにはFlashPlayerが必要です。 IE5.0以上推奨 画面サイズ推奨800×600以上 お問い合わせ先