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『岸辺のふたり』

配給:クレストインターナショナル
オフィシャルサイト:
http://www.crest-inter.co.jp/kishibe/


キャスト スタッフ データ

原題
『Father and Daughter』
『The Monk and the Fish』
『Tom Sweep』

監督:マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット 『岸辺のふたり』
2000/イギリス、オランダ/35o/カラー/1:1.17/ドルビーSR/8分

『お坊さんと魚』
1994/35o/カラー/6分20秒

『掃除屋トム』
1992/35o/カラー/2分30秒


イントロダクション
「口コミでDVDがベストセラーとなっていた8分間の感動作『岸辺のふたり』が遂に劇場公開」
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  口コミで作品の良さが伝わり、外資系のレコード・ショップを中心にベストセラーとなっていたアニメーション作品があるのをご存知の方はいるだろうか。アニメーションといっても子供向きのものではなく、大人のためのもの。全盛のCGを使ったものではなく、線画のようなシンプルなタッチで描かれたもの。台詞はなく、音楽だけ。しかもわずか8分間の作品。その作品『岸辺のふたり』がなんと劇場公開されることになった。
 アニメーション、アニメといって思い出すものといえば、ディズニー、宮崎駿の作品やTVで放映されている連続アニメが一般的であろう。でも、そういった作品とは別に一般的には有名でないかもしれないが、様々な優れたアニメーションがあるということをチェコ・アニメの世界やアカデミー賞にノミネートされたことで大きな話題となった『男山』の山村浩二監督の作品などで知った方も多いと思う。そういった作品のほとんどは数分間の短い作品だがユーモラスだったり、意外な展開があったりと時間以上の深い印象を残してくれる。なぜ、長篇でないのかは、その作品自体が作家自身のほぼ100%手作りであるからで、その数分間を生み出すために、作家は途方もない年月を費やしている。この『岸辺のふたり』もそういった作品のひとつであり、2001年米国アカデミー賞短編アニメーション賞、英国アカデミー賞短編アニメーション賞をはじめ、数え切れないほどの賞を受賞してきた作品である。
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 この作品を監督したのはオランダ出身のアニメーション作家マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット。アニメーションの勉強をし、コマーシャルの分野で活躍してきた彼が念願のアニメーション作品『掃除屋トム』を完成させたのは1992年、40歳を間近に迎えてだった。それ以降、1994年に『お坊さんと魚』を発表し、米国アカデミー賞短編アニメーション賞にノミネートされるなど高い評価を獲得し、200年にこの作品『岸辺のふたり』を完成させている。学校の卒業制作として作成した『interviiew』という作品もあるが、実質的なアニメーション映画作品はほぼ10年間でわずか3本という寡作の作家であるが、数分間のためにそれだけのこだわりをもって、作品を生み出していると捉えることも出来るはずだ。
 今回、劇場公開される『岸辺のふたり』は8分間のタイトル作に加え、3分間の『掃除屋トム』、6分間の『お坊さんと魚』も上映される。合計しても僅か17分。『岸辺のふたり』は2回上映されるというので、これを足しても25分。インターミッションを入れても30分にも満たないという前代未聞のロードーショーである。これでお金を取るなんてと思う人もいるかもしれない(¥800という低料金だが)。でも、当たり前だけど、作品の感動は長さで計るものではない。それに(朝、夕の)30分なら、いい暇つぶしになるかもしれないじゃない。
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 僕自身がこの作品を知ったのも口コミだった。確か、去年の夏くらいだったと思う。ある人と色んな話しをしているときにこの作品のことが話題に上ったのだ。「こういう数分間の素晴らしいアニメがあるんだけど、観ましたか」ってね。その時は話に聞いていたぐらいなので、しばらくたって観たところ、本当に素晴らしかった。線画のタッチ、色彩、音楽、そして物語。言葉はないのに圧倒的だった。監督自身はこの作品について「人が一生のあいだに抱き続けた、密やかだけれども強い願いを描いたシンプルな物語です」と語っているが、このシンプルさが個人の色々な気持ちを引き寄せ、年齢とともに様々な想いを抱かせるだろう。8分という短さだから、何度でも繰り返し観ることが出来るし、観るたびに新たな感慨も湧いてくるはずだ。監督の過去の作品である『お坊さんと魚』、『掃除屋トム』、そして『岸辺のふたり』を通して観て感じたことは音楽の使い方のうまさ、音楽と映像のリズミカルな一体感である。スラップスティックな雰囲気の1作目と2作目に対し、センチメンタルな3作目と使われる曲調は違うがどれも本当に心地よい流れをもって進んでいく。そして、どの作品も分かりやすいのだが、明らかに『岸辺のふたり』は作家としての新境地に入ったなと感じさせてくれるのだ。作品のファンの方はもちろん、未体験の方もぜひ、劇場に足を運んでください。   

ストーリー
「公開される作品のストーリー」
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 川べりを自転車で走る父と娘。自転車を降り、ボートにひとり乗った父親は戻ってくることがなかった。歳月が流れていく中、娘は父がいなくなった岸辺を訪ね続けるという『岸辺のふたり』。
 池に魚を見つけたお坊さん。どうしても魚が捕まえたくてああでもない、こうでもないとあの手この手の策を弄するがという『お坊さんと魚』。
 掃除屋のトム。自分が管理するゴミ箱にちゃんとゴミを捨ててくれない人々にトムはイライラしてという『掃除屋トム』。
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