|
パトリック・ティムシット/
レティシア・カスタ/
ヴァンサン・エルバズ/
カトリーヌ・ムーシェ/
イザベル・スパド /
ベランジェール・アロー/
パトリック・フロエルシャイム/
マニュエル・ボネ/
パスカル・パルマンティエ/
ドロレス・シャブラン/
キャロル・エステール/
フローランス・ジェアンティ/
イザベル・ル・ヌーベル/
ソフィール・テリエ/
セリーヌ・サミー
|
監督：パトリス・ルコント
製作：フィリップ・カルカッソンヌ
脚本：セルジュ・フリードマン
撮影：エドゥアルド・セラ
美術：イヴァン・モシオン
衣装：クリスチャン・ガスク
|
data |
アンナ・ガリエナ、ジュリエット・ビノシュ、ヴァネッサ・パラディなどのルコントの作品で主演してきた女優たち。彼女たちは最高に美しく、素晴らしい表情を見せてきた。今回の作品で主演のマリオンを演じるのはレティシア・カスタ。引退したイヴ・サンローランの最期のミューズとして知られ、数々のブランドのコレクションやモード誌の表紙を飾ってきたスーパー･モデルである。本格的な主演映画となる本作で彼女はマリオンの無垢さ、美しさを見事に表現している。もちろん、プチ・ルイを演じるパトリック・ティムシットを始めとする俳優たちも素晴らしい。この素晴らしい俳優陣に過去のルコントの作品に関わってきたスタッフが結集し、１９４０年代のパリの空気を見事に甦らせている。
個人的には、はじめに映像の美しさと女性の美しさに捉えられた作品。ルコントは本当に女性を美しく撮る。こんなに女性を美しく取る人はいるのかというくらいに美しく。そして、話に魅了されていく。何度聞いても不思議な楽しくも悲しい話。こういうクラシックな雰囲気の映画を撮る人も少なくなったなと思う。この美しさをぜひ劇場でご覧下さい。
