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『家宝』
2002年/ポルトガル・フランス/132分/35mm/
カラー/ヴィスタサイズ/ドルビーSRD
配給:アルシネテラン
オフィシャルサイト

キャスト スタッフ データ
レオノール・バルダック
レオノール・シルヴェイラ
リカルド・トレパ
イヴォ・カネラシュ
イザベル・ルト
ルイーシュ・ミゲル・シントラ
監督・脚色・脚本・台詞:
    マノエル・ド・オリヴェイラ
製作:パウロ・ブランコ
撮影:レナート・ベルタ
音楽:パガニーニ《24のカプリース》
    (演奏:シュロモ・ミンツ)
原作:アグシティナ・ベッサ=ルイーシ
※2002年カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品作品

イントロダクション
「ポルトガルの巨匠マノエル・ド・オリヴェイラの悪と美が同居した新作」
 1930年代から現在まで、何度か映画界を離れることはあったものの、映画を撮り続けているポルトガルの巨匠マノエル・ド・オリヴェイラ。現在、94歳になる彼の『家路』に続く最新作がこの『家宝』である。前作が老俳優が両親を失った孫と暮らすことにより、自分の老いという現実に向き合っていくという淡々としながらも、味わい深い作品であったのに対し、今回の作品は小さな村の裕福な一族に嫁いだ女性のファム・ファータル的な美と悪が織り成す物語となっている。
 原作は監督の友人であり、想像力の源でもある現代ポルトガルを代表する女流作家アグシティナ・ベッサ=ルイーシュ。オリヴェイラ監督の代表作である『アブラハム渓谷』も彼女の作品を映画化したものである。主役の美しいファム・ファータル的女性 カミーラを演じるレオノール・バルダックは彼女の孫娘であり、オリヴェイラ作品には欠かせぬ存在となるであろう女優である。もう1人の妖艶な女性 ヴァネッサは、オリヴェイラ監督作品のミューズというべき存在のレオンール・シルヴェイラが演じている。その他の面々もオリヴェイラ映画に欠かせぬ常連たちが集結している。
 ポルトガル北部の田園、渓谷の風景や光の明暗を捉えた美しい映像と、女性のファッションや、非常に効果的に使用されるパガニーニの奏でる《24のカプリース》ソロヴァイオリンの調べにより、展開していく、1人の女性に翻弄される男たちと家族の物語。オリヴェイラ監督のもうひとつのマスターピースとも呼ばれるこの作品を劇場でご覧ください。

ストーリー
「1人の美しき女性に奔放されていく男たちと女たち。」
 川を見渡せるカフェで男たちがある一族について噂話をしている。女が村はずれにある聖堂へと1人で入っていく。その聖堂は“聖母マリア荘”と呼ばれ、ある良家に代々受け継がれてきた由緒あるものである。
 その聖堂を受け継ぐ良家に生まれたアントニオ。彼は両親と離れて暮らしているため、この家を切り盛りするセルサに育てられてきた。セルサにはジョゼという息子がいる。アントニオとジョゼは幼い頃から一緒に遊ぶ兄弟のような存在であった。比較的内向的で育ちの良さを感じさせるアントニオに対し、“青い雄牛”とも呼ばれるジョゼは奔放な性格で、今はヴァネッサというバーや娼館を経営する妖艶な女性と裏の商売に手を染めていた。そのヴァネッサはアントニオと恋人のような関係を持っていた。
 村にはカミーラという未婚の美しい女性がいる。彼女はアントニオやジョゼの幼馴染であり、ジョゼが密かに心を寄せている女性だ。彼女のことを気に入っていたセルサは、アントニオの結婚相手にふさわしいのは彼女だと思い、アントニオや彼の両親を説得し、2人を結婚へと結びつける。その結婚は大富豪に嫁入りするカミーラや彼女の家にとっても、彼女を迎えるアントニオや彼の家にとっても素晴らしいことのように思えた。しかし、それはカミーラと、彼女に密かに心を寄せ続けたジョゼ、夫であるアントニオ、彼の家に出入りするヴァネッサという4人の関係を微妙に狂わせ、結果的に大きく転回させていく出来事の始まりであった。
(C)Madragoa Filmes, Gemini Films, 2002
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