ホーム ライブラリー コラム プレゼント トレイラー ショップ 掲示板 会社概要
公開劇場一覧を別ブラウザで開きます。 前のページに戻ります
『Jam Films』
2002年/日本/109分/ヴィスタサイズ/DTSステレオ
配給:アミューズ・ピクチャーズ

キャスト スタッフ データ
北村一輝/ 魚谷佳苗
山崎まさよし/ 篠原涼子
大沢たかお/ 角田ともみ
吉本多香美 / 佐々木蔵之助
秋山菜津子 / 妻夫木聡
綾瀬はるか / 広末涼子
監督:
飯田譲治/ 岩井俊二
北村龍平 / 篠原哲雄
堤幸彦/ 望月六郎
行定勲
※2002年東京国際映画祭特別招待作品

イントロダクション
「スタイルの固まってない監督がいいと思った。やっぱり柔軟でないと、短編なんておもしろがってやってくれないから」とプロデューサーの河井信哉は語る。7人の監督によるコンピレーション・フィルム『Jam Films』の参加陣は、実力派&個性派ばかり、アクション系からドラマ系まで、今、日本でいちばんイキのいい監督たちが結集し、それぞれの映像パフォーマンスを披露している。監督陣ばかりではない。それぞれの作品のなかでも、監督と俳優による豪華コラボレーションが実現。飯田譲治×大沢たかお、岩井俊二×広末涼子、北村龍平×魚谷佳苗、篠原哲雄×山崎まさよし、堤幸彦×佐々木蔵之介、望月六郎×吉本多香美、そして行定勲×妻夫木聡。監督みずからの希望に応える形で、人気と実力を兼ね備えた俳優がこぞって出演している。このプロジェクトは、河井信哉プロデューサーの“日本映画でもエンターテイメント性に富んだショート・フィルムができないものか”という思いからスタートした。そして、この提案に興味を示さない監督はいなかったというほど、それぞれの監督たちは意欲的に、この新たな試みに取り組むこととなった。長編に比べると、短編映画は“瞬間芸”に近い。一瞬に込められたクリエイティビティは、だからこそ、その濃度は高い。つまり、長編のひとコマを抜き出すといったダイジェスト的なものではなく、映画そのものの醍醐味が10数分という短い時間に凝縮されているということ。当代きっての監督たちの“芸”が7本集まれば、それはまさに見どころの連続である。

ストーリー
7監督の競作ということなのだが、特に統一テーマというものはなく、雑多な感じに集った作品群というイメージを持ちがちだがそんなことはない。みなさん、職人だからだろうか、話にオチをつけて笑わせようという作品が多いかなと感じる。別にそれが悪いんじゃなくて、そのような気分にさせるのがプロということだろう。お笑い芸人がトーク番組でもボケとかツッコミを演じているのと同じことである。この7作品の中で個人的に一番好きなのは(たぶん観客も一番笑えると思う)堤幸彦監督作の『HIJIKI』である。監督は“貧乏コント”だと言ってたがまさにその通り。何かの犯人が逃げ込んだアパートの一室は薄幸な女性たちが一緒に住んでいる部屋。みんな、犯人に同情してくれて食事を出してくれる。が、それはひじき山盛りだけ。シチュエーションもさることながら会話や行動の間のとり方が絶妙でホント、コメディドラマの舞台を見てるようだった。主演の佐々木蔵之助のトボけた味もグッド!2番めに好きだったのは『ARITA』。人の名前みたいなタイトルだがこれは少女(広末涼子)のノートに現れる奇妙な生き物の名。このARITAの動きがよくできていて、新しもの好きの岩井俊二監督らしい作品に仕上がっている。ファンタジックなお話だけど、ちょっと残酷なところもあって、あら面白いわね、と思わせる作品である。3番めは迷うところだが、あくまで個人的な趣味ということで『コールドスリープ』。冷凍睡眠から目覚めたら、目的地とは思えない惑星に来てしまっていた。果たして、どんな理由でここに連れてこられたのか…。主演ではないけれど、最後のほうで筒井康隆が出演していて、彼のしゃべりっぷりが面白い。演技の上手い下手を超越した楽しさである。その他は見てのお楽しみだけど、それも甲乙つけがたく、あとは好みの問題だと思う。色とりどりの7作品なので、どれかはあなたの心にひっかかるはずである。
(C)2002 SEGA/AMUSE
movilog
ピックアップムービー
サーチ
DVD比較はベストプライス


リンク
メールマガジン登録
神雕侠侶オフィシャルウェブサイト
ベクター・メディカルテック・ジャパン
*giggle
本サイトをご覧になりるにはFlashPlayerが必要です。 IE5.0以上推奨 画面サイズ推奨800×600以上 お問い合わせ先