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『アイリス』
IRIS
2001年/イギリス/1時間31分/カラー/
ヴィスタサイズ/ドルビー・デジタル
配給:松竹

キャスト スタッフ データ
ジュディ・デンチ
ジム・ブロードベント
ケイト・ウィンスレット
ヒュー・ボナヴィル
ペネロープ・ウィルトン
サミュエル・ウェスト
ティモシー・ウェスト
エレノア・ブロン
監督・脚本:
リチャード・エア
製作:
ロバート・フォックス
スコット・ルーディン
脚本:チャールズ・ウッド
撮影:ロジャー・プラット
音楽:ジェームズ・ホーナー
衣装:ルース・マイヤーズ
※2002年アカデミー賞助演男優賞(ジム・ブロードベント)受賞/ ※2002年英国アカデミー賞主演女優賞(ジュディ・デンチ)受賞/ ※2002年ゴールデン・グローブ賞助演男優賞(ジム・ブロードベント)受賞/ ※2002年バラエティ誌ショービジネス賞最優秀映画女優賞(ジュディ・デンチ)受賞 / ※2002年イヴニング・スタンダード・英国映画賞最優秀女優賞(ケイト・ウィンスレット)受賞/ ※2002年ベルリン国際映画祭ニュータレント賞(ヒュー・ボナヴィル)受賞 / ※2001年ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞助演男優賞(ジム・ブロードベント)受賞/ ※2001年LA批評家連盟賞助演男優賞(ジム・ブロードベント)受賞/助演女優賞(ケイト・ウィンスレット)受賞/ ※2001年ロンドン批評家協会賞主演女優賞(ジュディ・デンチ)受賞

イントロダクション
「本質的に『アイリス』は、愛の形と、愛が変貌したり愛が永遠に続いたりすることについてのストーリーなのです」リチャード・エア監督は言う。主人公は「イギリスで最も素晴らしい女性」と形容される実在した作家で哲学者のアイリス・マードックと、その夫で同じく作家であり、文芸評論家のジョン・ヘイリー。ションがアイリスについて綴り、イギリスでベストセラーになっている原作を元に監督のリチャード・エアとチャールズ・ウッドが脚本を書き上げた。アイリスは、作家としても一流だったが、自由を愛し既成概念に捕われない並外れたパーソナリティの持ち主で、イギリス女性のアイコン的存在でもあった。描かれるのは、アイリスとジョンの共に過ごした40年間。1950年代、二人はオックスフォード大学で出会う。一目でアイリスの全てに恋をしたジョンは、ひたすら彼女を追い求める。恋愛経験豊富なアイリスは、複数の恋人と付き合いながら、ジョンの純粋さに惹かれ始める。やがて本当の自分を理解してくれるのはジョンだけだと気づいて彼と結婚、その後は次々と小説を発表し、文学界の寵児となる。そして現在。歳月を経て、二人の愛は穏やかに深まっていたが、ある日、アイリスにアルツハイマー病という運命が降りかかる。現在と若き日のアイリスを、本作で多くの映画祭の女優賞に各々ノミネートされたシュディ・デンチと『タイタニック』のケイト・ウィンスレットが演じわける。ジョンもまた、現在と若き日を『ムーラン・ルージュ』のジム・ブロードベントと、『ノッティングヒルの恋人』のヒュー・ボナヴィルが演じわけている。監督は、自ら脚本も担当したイギリス演劇界の重鎮、リチャード・エア。ロイヤル・ナショナル・シアターの芸術監督を務め、「三文オペラ」「リチャード三世」「ハムレット」などの舞台で、数々の賞を受賞している。

ストーリー
長年付き添った伴侶が不治の病になったらどういう気持ちだろう?自分も老いている。でも、伴侶の面倒も見なければいけない。嫌になってしまうこともあると思う。この作品はそういう部分も描いている。看病することの大変さは映画ごときでは本当にはつかえめないのかもしれないけど、わずかな取っ掛かりだけでもこの映画は体験させてくれる。しかし、だからと言って暗いだけの映画ではない。若い頃の出会った時と、現在の老いた夫婦を交互に見せていくこの作品の手法は、若くても年老いても彼らが同じ気持ちで接しているのであることを伝えてくれる。アルツハイマーはやっかいな病かもしれないけど、彼らは幸せだっただろうと思う。人生をまっとうしたと思わせてくれる。監督やキャスト陣も同じように作品作りにまっとうしている。言葉を職業とするアイリスが言葉を忘れ、言葉を学習していく様は因果な情景であるし、ジュディ・デンチ、ジム・ブロードベント、ケイト・ウィンスレット、ヒュー・ボナヴィルの老いた時と若い時の2人を演じた彼らの演技には本当に圧倒される。老アイリスを演じたジュディ・デンチはもとより、老ジョンのジム・ブロードベントもアカデミー賞助演男優賞受賞であるので今更言うまでもない。若い時の2人、アイリスのケイト・ウィンスレットも自由奔放な彼女の瑞々しさをストレートに演じている。筆者としては若い頃のジョン役のヒュー・ボナヴィルが好みである。勉強しか知らない彼がアイリスに一目惚れして、彼女とつきあおうとしていく演技は誰もが経験した甘酸っぱい日々を思い起こさせてくれる。誰もが経験しなければいけない老いの問題はあるが、若い頃のことを支えに生きていくという、この作品のテーマの1つも上手く表しているのだ。
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